ゲームPCラボhttps://gamepc-lab.jp初心者向けゲーミングPC紹介サイトSun, 13 Jul 2025 09:24:45 +0000jahourly1https://gamepc-lab.jp/wp-content/uploads/2024/06/fabicon-150x150.pngゲームPCラボhttps://gamepc-lab.jp3232 PC版NIKKEおすすめゲーミングPC5選!サクサク動く推奨スペックの目安も解説https://gamepc-lab.jp/nikke-suisyo/Sun, 13 Jul 2025 09:24:43 +0000https://gamepc-lab.jp/?p=7284

今年いよいよ3周年を迎える「勝利の女神:NIKKE」。 開発元が同じ「ステラーブレイド」の好調を受けてNIKKEもますます盛り上がりを見せています。これまでのソシャゲにはなかった新たな性癖を開拓することでも有名な本作です ... ]]>

今年いよいよ3周年を迎える「勝利の女神:NIKKE」。

開発元が同じ「ステラーブレイド」の好調を受けてNIKKEもますます盛り上がりを見せています。これまでのソシャゲにはなかった新たな性癖を開拓することでも有名な本作ですが、実はスマホだけではなく大画面で綺麗な映像を楽しめるPC版も存在します。

今回はそんなNIKKEに関して、PC版で遊ぶのにおすすめのゲーミングPCとサクサク動かせるであろう推奨スペックを紹介していきます。

私がこの記事を書いています!

ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

勝利の女神:NIKKEとは?

タイトル勝利の女神:NIKKE
ジャンル背中で魅せるガンガールRPG
サービス開始日2022年11月4日
開発元SHIFT UP
価格基本無料

『勝利の女神:NIKKE』は未知の生命体「ラプチャー」に占拠されたポストアポカリプスの世界を舞台としたガンシューティングRPG。指揮官となったプレイヤーは、人形ヒューマノイドである「ニケ」を率いてラプチャーからの地上奪還を目指します。

肉感のあるキャラクターデザインが多いため一見ただのお色気ゲーに見えがちですが、NIKKEの一番の魅力はそのもったりとした硬派で重厚なストーリー。「ラプチャー」「ニケ」「人類」のそれぞれの思惑が複雑に絡み合い、常にどこかでふわふわと「猜疑心」が漂っている、そんな世界を舞台に物語は展開されていきます。

記念すべき周年イベントでも容赦なく叩き込まれる鬱展開の数々
展開がつらすぎて泣かされることもよくあります

NIKKEは広告戦略がセクシーに寄っているため、どうしても露出度の高いキャラを眺めながら遊ぶようなイメージを持たれがち⋯⋯(部分的にはそう)。ただ、実際のNIKKEの世界は、「裏切り」「犠牲」「贖罪」というような悲劇性の高いワードがあまりにも似合う世界で、その物語は決して愉快な冒険譚でもなく、ましてや全員で肩を組んで戦う綺麗な奪還譚でもありません。

どこまで行ってもあまりにも人間くささがつきまとい続けるこの奇妙なポストアポカリプスがどのような結末に向かっていくのか、今後が非常に楽しみな作品のひとつです。

KUL
KUL

ちなみに「NIKKE」は、これまで数多のソシャゲを投げ捨ててきた飽き性の私が2年前くらいからずっとハマってるソシャゲでもあります。常に全人類プレイしてくれないかな〜〜〜と思ってます。全人類プレイしてあと100年くらいサービス存続してくれたのむ。

PC版のDLはこちら!

NIKKE

勝利の女神:NIKKEを遊ぶ

NIKKE(メガニケ)の公式推奨スペックについて

ここからは「NIKKE:勝利の女神」の推奨スペックについて紹介します。

ゲームPCラボでは各ゲームの推奨スペックについて「公式サイト推奨スペック」「ゲームPCラボ推奨スペック」の2つを紹介しています。

なぜ2つの推奨スペックがあるのか気になった方がいるかもしれません。

実はこれは推奨スペックがそれぞれのPCの常駐プログラム(ウイルス対策ソフトなど)まで想定していないことがあるためで、実際に不自由なく快適に遊べる「本当の推奨スペック」は公式の推奨スペックよりももう少し上であることがしばしばあります。

KUL
KUL

ゲームのレビューで「スペックを満たしてるのに重い」というような意見を見たことはありませんか?それはおそらくこの「本当の推奨スペック」でないことが要因です。

そういったことも踏まえて、当サイトでは独自の「ゲームPCラボ推奨スペック」を設定して公式サイトの指標とは異なるものも紹介することにしています。

これを超えていないと問題があるというわけではありませんが、特に新しくPCの購入を考えている方はこのスペックを超えたものを買ったほうが無難かと思います。

ちなみに、必要スペック(必要動作環境)推奨スペック(推奨動作環境)の違いについてはご存じでしょうか。

ちょっと不安かも、という方はぜひ下記の記事もご覧ください!

公式サイト推奨スペック

公式サイトによると推奨スペックは下記の通りです。

OSWindows 10 64 bit
CPUIntel Core i5
GPUNVIDIA GeForce GTX 1650 6GB SUPER
物理メモリ8GB以上
ストレージ20GB以上

意外とそれなりのスペックが必要にはなってきます。NIKKEのグラフィックは原神のような3DではなくLive2Dがメインとなるのですが、そこらへんの3Dゲームよりも推奨スペックは高め。

明言は避けますが、負荷が強めなのはおそらくキャラクターの色々な箇所が揺れるため。動作を軽くするために特定部位モーフィング」「物理効果」をオフにする設定項目があるくらいなので、「揺らす」のにある程度のパワーが必要なようです。

ただ、これはあくまでも推奨スペックなので、画質・設定を落とすことでおそらくこれ以下のGTX10シリーズでも問題なく動かすことはできるのではないかと思います。

KUL
KUL

ちなみにスマホ版も結構負荷高め⋯⋯。普段軽めの日課はスマホ版でこなしてますが設定を結構落としてもすぐにスマホがアチアチになります。

ゲームPCラボ推奨スペック

公式情報を踏まえた上で、これからゲーミングPCを購入する方に向けたおすすめの推奨スペックが下記の通りです。

OSWindows® 11, 64bit
CPUCore i5-11500以上
Ryzen 5 4500 以上
GPUGeForce RTX 4060
GeForce RTX 5060
(GeForce RTX2060)
Ryzen RX 7600
物理メモリ16GB
ストレージ30GB以上の空き容量のあるSSD

現在の主流価格帯のゲーミングPCというイメージです。金額で言うと、販売価格で10〜16万円くらいの価格帯に多いスペックです。

これくらいのスペックがあれば、設定を落とさずに揺れモノもしっかり揺れる設定で余裕で遊べます。もちろんフレームレートは60fps! なお、括弧書きでGeForce RTX2060を併記していますが、これは確実に実機確認ができているためです。私が以前使っていたPCに搭載されていたグラボですが、これで問題なくずっとプレイできていました。

2025年7月現在、新たにRTX2060搭載モデルを購入する意味というのはほとんどありませんが、一応参考までに書き残しておきます。

KUL
KUL

なお、ここ最近の超低価格モデルにはRTX3050が採用されることが多いですが、RTX3050はやや性能が足りない可能性があるので非推奨です。

NIKKE(メガニケ)におすすめのゲーミングPC5選

ここからは推奨スペックを踏まえて、ランキング形式でおすすめのゲーミングPCを紹介していきます。

基本的には10万円台のPCを選んでおけば問題なく遊べるので、PCゲームにしては参入しやすい部類です。ただ、今後他のPCゲームも遊んでいきたいという人はもう少し上のスペックのものを選んでおくと良いかも。

最近は負荷の高いゲームもちらほら出てきているので、急にモンハンワイルズのようにとんでもない推奨スペックが出てきても慌てずに対応しやすくなります。

順位製品名購入リンク参考価格(税込)CPUグラフィックメモリストレージCPUクーラーカスタマイズ
Lightning-G AV7XB公式サイト122,980円Ryzen 7 5700XRTX 5060 8GB16GB500GB SSD空冷
NEXTGEAR JG-A7A6X公式サイト159,800円Ryzen 7 5700XRadeon RX 9060 XT 16GB16GB1TB SSD水冷
GALLERIA XA7R-78XT公式サイト234,980円Ryzen 7 7700Radeon RX 7800 XT 16GB32GB1TB SSD空冷
S2-144FB56Ti16公式サイト219,800円Core i5-14400FRTX 5060 Ti 16GB32GB1TB SSD空冷
NEXTGEAR
JG-A7G6T(5点セット)
公式サイト222,800円Ryzen 7 5700XRTX 5060 Ti 16GB16GB1TB SSD水冷
※参考価格は公式サイトを参照しています(2025年7月現在の価格)
順位製品名購入リンク参考価格(税込)CPUグラフィックメモリストレージCPUクーラーカスタマイズ
Lightning-G AV7XB公式サイト122,980円Ryzen 7 5700XRTX 5060 8GB16GB500GB SSD空冷
NEXTGEAR JG-A7A6X公式サイト159,800円Ryzen 7 5700XRadeon RX 9060 XT 16GB16GB1TB SSD水冷
S2-144FB56Ti16公式サイト219,800円Core i5-14400FRTX 5060 Ti 16GB32GB1TB SSD空冷
NEXTGEAR
JG-A7G6T(5点セット)
公式サイト222,800円Ryzen 7 5700XRTX 5060 Ti 16GB16GB1TB SSD水冷
GALLERIA XA7R-78XT公式サイト234,980円Ryzen 7 7700Radeon RX 7800 XT 16GB32GB1TB SSD空冷
※参考価格は公式サイトを参照しています(2025年7月現在の価格)

Lightning-G AV7XB(122,980円)

【Lightning-G AV7XB】の評価

Lightning-G AV7XBの評価
CPURyzen 7 5700X
グラフィックRTX 5060 8GB
メモリ16GB
ストレージ500GB SSD
参考価格
(公式サイト)
122,980円
分割払いの目安
(42回分割)
約3,000円 / 月
分割払いについて
Lightning-G AV7XB 5700X搭載の性能

ドスパラ公式サイトで見る

KUL
KUL

手頃な価格&堅実な性能! なるべく費用を抑えたいならこれ!

最近おすすめのゲーミングPCを紹介するとなるとこのモデルばかり推してしまうのですが、それくらい「安くて良いのが欲しいならこれ買っとけ」というモデルです。予算15万円以内で手頃な価格と性能を両立したPCを選ぶなら、間違いなくこれが候補に上がってきます。

CPUはAMD製の「Ryzen 7 5700X」を採用。第一線の最新CPUと比べると性能はまずますといったところですが、PCゲーム用途としてはまずまずどころか十分すぎる性能です。比較的動作が重めの「モンハンワイルズ」や「Mecha Break」などのゲームの推奨スペックも満たしており、古いゲームから最新のゲームまでこの1台で幅広く対応することが可能、とにかくコスパに優れたCPUです。

一方、GPUにはNVIDIAの新世代GPU「RTX5060」を搭載、これは前世代のGPUで言うと「RTX4060Ti」くらいの性能にあたります。「RTX4060Ti搭載モデル」は2024年末頃まで10万円後半〜20万円が金額の相場で、ゲーミングPCの中でも「比較的手に取りやすく性能もちょうど良いGPU」という位置付けにいました。

2025年7月現在はその位置に「RTX5060搭載モデル」が座っている印象です。同等の「ちょうど良い性能」にも関わらず、かなり手頃な価格帯にまで金額が下がってきているため、なるべく費用を抑えてゲーミングPCデビューをしたい方にとって、優れた選択肢のひとつとなりました。

「金額の安さ」と、金額に対して得られる性能の「コスパ」を求める人に一番おすすめのモデルです。

NEXTGEAR JG-A7A6X(159,980円)

【NEXTGEAR JG-A7A6X】の評価

NEXTGEAR JG-A7A6Xの評価
CPURyzen 7 5700X
グラフィックRadeon RX 9060 XT 16GB
メモリ16GB
ストレージ1TB SSD
参考価格
(マウス公式サイト)
159,800円
分割払いの目安
(24回分割)
約6,000円 / 月
分割手数料無料
NEXTGEAR JG-A7A6Xの性能
KUL
KUL

有名VTuberにも紹介された高コスパモデル!

2位はマウスコンピューターの「NEXTGEAR JG-A7A6X」!

このモデルはにじさんじライバーの社築さん、倉持めるとさん、椎名唯華さんが配信上で紹介したモデル(YouTubeへ)です。配信内でも、珍しくコメント欄の有識者も含めて「安い」と話題になったPCで、実際に16万円前後という金額で得られるスペックとしてはかなり高いものとなっています。2位のPCに負けず劣らず、フルHDからWQHD解像度まで広く対応できるスペックが備わっています。

さらに2025年7月31日までに限り、メモリが無料で16GB→32GBへ増量されるキャンペーンも開催中。そのコスパの良さに拍車がかかっています。

詳細は本モデルをレビューした記事がありますのでぜひそちらをご覧ください!

GALLERIA XA7R-78XT 7700搭載(234,980円)

【GALLERIA XA7R-78XT】の評価

GALLERIA XA7R-78XTの評価
CPURyzen 7 7700
グラフィックRadeon RX 7800 XT 16GB
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD
参考価格
(公式サイト)
234,980円
分割払いの目安
(48回分割)
約4,900円 / 月
分割払いについて
GALLERIA XA7R-78XT 7700搭載の性能

ドスパラ公式サイトで見る

KUL
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NIKKE以外にもがっつりゲームをしたい方はこのモデル!

今回のおすすめPC5台の中では最もゲーミング性能の高いモデル。

一般的なフルHD(1980×1080px)解像度はもちろん、さらに上のWQHD(2560×1440px)解像度でもしっかり働くことのできる性能を持っています。解像度とは、簡単に言うと画面内にどれだけの数のピクセルが埋め込まれているかという基準のこと。解像度が高ければ高いほどきめ細やかな映像表現が可能になるため、綺麗な映像を楽しむことができるようになります。

参考までに、私もこの「GALLERIA XA7R-78XT」よりも少し性能の劣るPCを使っていますが、NIKKEはもちろん、基本的にどんなゲームでもWQHDで問題なく遊べています。それこそフルHDなら今のところほとんどどんなゲームでも最高画質・高フレームレートというイメージ。

コスパも良いモデルですが、性能が良いぶん金額は20万円超え。他のモデルと比べると少しお高めです。PC単体のコスパなら非常に高いですが、NIKKEのためのゲーミングPCとして考えると少しコスパは落ちるので評価は★4、おすすめ順位も3位となりました。

他のゲームもがっつり遊んでいきたいという人には強くおすすめできる1台です。

S2-144FB56Ti16(219,800円)

【S2-144FB56Ti16】の評価

S2-144FB56Ti16の評価
CPUCore i5-14400F
グラフィックRTX 5060 Ti 16GB
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD
参考価格
(公式サイト)
219,800円
分割払いの目安
(36回分割)
約6,100円 / 月
分割手数料無料
S2-144FB56Ti16の性能

STORM公式サイトで見る

KUL
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ゲーミングPCらしいビジュアルを求める方はこのモデルもアリ!

4位はSTORMの「S2-144FB56Ti16」

GPUには「RTX5060Ti 16GB」を採用。大容量のVRAMを搭載しており、WQHD解像度でも一定のフレームレートを保つことができるため、重いゲームを綺麗な映像で楽しみたいという方におすすめ。もちろんNIKKEであれば何の問題もなく快適に遊べるような性能です。

このモデルの特徴は、ゲーミングPCらしいピラーレスケースを用いたこのビジュアル。ケースファンにLEDも搭載しているため、LEDスイッチを押すことでPC内部の光の色を変更することも可能です。せっかくだからゲーミングPCらしさが欲しい方は検討の余地あり。

細かいパーツの性能もコスパも全体的に悪くない仕上がりになっているのですが、2位や3位のモデルと比べるとどうしても少し見劣りしてしまうのが難点。

NEXTGEAR JG-A7G6T(スターター5点セット)(222,800円)

【NEXTGEAR JG-A7G6T(スターター5点セット)】の評価

NEXTGEAR JG-A7G6T(5点セット)の評価
CPURyzen 7 5700X
グラフィックRTX 5060 Ti 16GB
メモリ16GB
ストレージ1TB SSD
参考価格
(公式サイト)
222,800円
分割払いの目安
(24回目安)
約9,200円 / 月
分割手数料無料
【NEXTGEAR JG-A7G6T(スターター5点セット)】の性能

マウス公式サイトで見る

KUL
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PCに必要な周辺機器がまとめて買える一式セット!

今回はじめてゲーミングPCを買う方や、周辺機器の買い替えも検討している方はマウスコンピューターのこの一式セットもおすすめ。

事務用PCとは違い、基本的にゲーミングPCを買っても本体以外の機器は付いてきません。モニターはもちろん、マウスやキーボードなども別で購入する必要があります。費用の目安は最低でも15,000円程度。本体とは別に一定の予算は確保しておかなければいけません。

このモデルは、そんな面倒な予算管理をしなくても済む一式セットのモデルです。本体の他にフルHDモニター、ゲーミングマウス、ゲーミングキーボード、ヘッドセットが付属したモデルで、これを買うだけでゲームが遊べる環境を一通り揃えることができます。

またマウスコンピューターは標準で3年間の修理保証が付いているのも嬉しいポイントのひとつ。PC初心者の方でも安心して買うことができるモデルです。

ゲーミングPCを安く購入するには

BTOメーカー各社は定期的にセールを行っているので、そのタイミングで割引されている商品、あるいは配布されるクーポンを使って購入するのが一番お得です。

特にドスパラやマウスコンピューター、ツクモは常に何かしらのセールを行っているため、そのタイミングでお得なモデルの中から選んで購入するというのもアリ。

ゲームPCラボでは各社のセール情報を定期的にまとめているので、よかったらぜひ下記の記事を覗いて見てください!

【初心者向け】ゲーミングPCを選ぶときの注意点

おすすめのゲーミングPCをいくつか紹介しましたが、初心者の方がゲーミングPCを選ぶ際に注意した方が良い点がいくつかあるためこちらも紹介します。

専門的な話をすればパーツの組み合わせなど色々な点があるのですが、今はおおむねどの通販サイトでも最低限のラインは満たしたものが販売されています。

ここでは、ゲーミングPC初心者の方に向けてまず抑えておくべき注意点として下記3点を紹介します。

ゲーミングPCを選ぶときの注意点3点
  • できるだけノート型ではなくデスクトップ型にする
  • 自分が必要としているスペックを把握する
  • 何年後に買い替えるかを想定する

とにかく「その機能は必要なのか?」あるいはその逆で「その機能は本当になくても大丈夫なのか?」ということをよく検討するようにしましょう。

より詳しくは下記のページでも詳細を解説しています。よろしければぜひご覧ください。

【初心者向け】ゲーミングPC購入時のカスタマイズについて

ドスパラやマウスでは、購入直前にパーツの増設やアップグレードを行うカスタマイズが可能です。

もちろん本体購入後に自分で安いパーツをPCに組み込むことも可能ですが、慣れないうちは店舗側で組み込んでくれる事前カスタマイズを利用することをおすすめします。

特に物理メモリやストレージなどは後で不足すると困ってしまうので、事前によく検討するようにしましょう。

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NEXTGEAR JG-A7A6Xの評価・レビュー!にじさんじライバーにも紹介されたマウスPCを解説!https://gamepc-lab.jp/jg-a7a6x/Thu, 10 Jul 2025 12:46:37 +0000https://gamepc-lab.jp/?p=7299

今回紹介するのは、マウスコンピューターのゲーミングブランド「NEXTGEAR」シリーズのエントリーモデル「NEXTGEAR JG-A7A6X」です。 7月9日のYouTubeライブにてにじさんじライバーの社築さん、倉持め ... ]]>

今回紹介するのは、マウスコンピューターのゲーミングブランド「NEXTGEAR」シリーズのエントリーモデル「NEXTGEAR JG-A7A6X」です。

7月9日のYouTubeライブにてにじさんじライバーの社築さん、倉持めるとさん、椎名唯華さんが紹介した本モデル。番組内でも「(この金額で)この性能が組めるのかと驚き」(社築さん)と言及があったように、かなりお手頃な構成に仕上がっています。

とはいえ、YouTubeライブはどこまでいっても「案件配信」、本当のコスパはどうなの?と気になっている方も多いかと思います。

今回はそんな「NEXTGEAR JG-A7A6X」について紹介・解説を行っていきます!

私がこの記事を書いています!

ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

NEXTGEAR JG-A7A6Xの性能

【NEXTGEAR JG-A7A6X】のスペック・評価

NEXTGEAR JG-A7A6Xの評価

公式サイトはこちら

CPUAMD Ryzen 7 5700X
(3.4GHz-4.6GHz/8コア/16スレッド)
GPUAMD RADEON™ RX 9060 XT
(16GB GDDR6)
メモリ16GB
(8GBx2, DDR4-3200)
※2025/7/31/10:59までは32GB
ストレージ1TB SSD
 (NVMe Gen4)
チップセットAMD B550 チップセット
電源750W
(80PLUS BRONZE)
CPUクーラー水冷式
240mmラジエーター
本体サイズ
(幅/奥行/高さ)
約220mm×424mm×410mm
本体重量(計測中)
本体価格
(税込)
159,800円
NEXTGEAR JG-A7A6X基本スペック
NEXTGEAR JG-A7A6Xのメリット
  • この価格帯では珍しい簡易水冷を標準搭載したモデル
  • 10万円半ばのモデルとしては破格かつ強力なGPUを搭載
  • 期間限定だが32GBメモリへの無料増量でさらにコスパUP!
  • 他の大手メーカーよりも圧倒的に長い3年間の修理保証
NEXTGEAR JG-A7A6Xのデメリット
  • 標準カスタムだとPC内部は光らない
  • 水冷式クーラーはパーツ寿命を念頭に入れておく必要がある
  • CPUそのものの性能は少し控えめ

YouTubeライブ上での評価

KUL
KUL

どんな感想が述べられていたかは実際に見てもらうのが早いかも。まだチェックしていない方はぜひ一度ご覧ください。

ゲームPCラボライターの評価

KUL
KUL

昨年私が20万で買ったPCよりも性能が良いです⋯

とにかく注目すべきは、配信上でも言及されていた「Radeon RX 9060 XT」。「RTX4070」相当のパワーを持ち、素の性能がしっかり高いだけでなく、VRAMも大容量の16GBを搭載しているのが特徴です。16万円弱のゲーミングPCにこんな贅沢なものを積むんじゃない⋯。

7月末までは期間限定でメモリが32GBに増量されているのもポイント。他のメーカーにも、似たようなスペックでメモリ16GB、ストレージ500GBというモデルは多くありますが、それぞれ32GB・1TBをしっかり積んでいてかつ16万円を切るというモデルはほとんどなく、かなり衝撃的。

ちなみに元のメモリ16GBの状態でもコスパは比較的良好です。メモリの増設は16GB→32GB(DDR4-3200)で14,300円が目安の金額となりますが、カスタマイズ金額を合わせても本体価格は17万円程度に収まります。バランス整えてもこの金額はかなり安い。

ちなみに参考までに私は昨年似たような性能のモデル(↓の関連記事で紹介しています)を20万円で買っています。

私のPCよりもCPUの性能も良くVRAM容量も4GB大きく、トドメに簡易水冷も搭載、NEXTGEARシリーズなので見た目もしっかりスタイリッシュ⋯⋯それなのに金額は安めときて、強い敗北感を味わいました。

KUL
KUL

にじさんじライバーさんたちの紹介配信でパーツ構成と価格が出てきた瞬間に「やったなマウスコンピューター」と思いました。

配信上で社さんが言及していたことはまさにその通りで、この金額でこのスペックのPCが買えるようになったのかと普段からゲーミングPCの情報に触れている私ですら少し驚いています。

案件配信となると「多少リップサービスも含まれてるんじゃないの?」と思った方もいるかと思いますが、このモデルに関しては正直私もかなり推せる一台となっています。

NEXTGEAR JG-A7A6Xで注目すべきパーツ

「NEXTGEAR JG-A7A6X」の構成の中から特徴的なものをピックアップして紹介します。

 【GPU】Radeon RX 9060 XT 16GB

KUL
KUL

一般的なフルHD解像度なら困る場面はほぼなし!

多くのPCゲームの推奨スペックを大幅に超えたスペックを持つGPUです。近年「RTX2060」〜「RTX3060」あたりのスペックを推奨スペックとして提示するゲームが増えてきましたが、「Radeon RX 9060 XT」の前ではこのスペック値は無意味。これらのGPUの2倍以上のベンチマークスコアを叩き出しているため、スペック不足でゲームが動かせないという場面に出くわすことはあまりないかと思います。

参考までに、私は同等の性能の「RTX4070」を搭載したモデルでPCゲームを遊んでいますが、一般的なフルHD解像度はもちろん、さらに負荷のかかるWQHD解像度であっても「ゲーム画面がカクカクになって困った⋯」というようなケースはほとんどありません。

最近はこの価格帯のPCだと「Radeon RX 9060 XT」よりも格下の「RTX4060Ti」か「RTX5060」あたりがGPUに採用されるケースが多め。一方で、「Radeon RX 9060 XT」と同じような性能のGPUが搭載されたモデルとなると、金額が20万円を超えてくることもザラにあります。

10万円半ばで得られるゲーミング性能としてはやはり他のモデルと比べて頭一つ抜けており、非常にコスパの高いモデルだと言えます。

【メモリ】32GB (DDR4-3200) ※期間限定

KUL
KUL

10万円台でGPU性能とメモリ32GBを両立したモデルはレア

7月31日までの期間限定ではありますが、メモリが16GBから32GBへ無料で増設されています。この無料増設が、コスパの良さにさらに拍車をかけています。

通常であれば14,300円(税込)がかかるカスタマイズが無料というだけでもお得感がありますが、そもそも10万円台半ばで、このGPU性能で、ストレージも1TB付いていて、メモリも32GBというパーツ構成は正直かなりトンデモです。

特に本モデルはGPUの性能が比較的高めなので、他の10万円台モデルと比べて32GBへのメモリ増量の恩恵もかなり大きめ。追加料金をかけてカスタマイズする必要もなく、より幅広いゲームへ対応することができるようになります。

期間限定なのが惜しいとこですが、期間終了後でも増設カスタマイズ自体はおすすめです。追加料金はかかってしまいますが検討の余地は十分にあります。

【CPU】AMD Ryzen 7 5700X

KUL
KUL

配信中に「CPUは少し弱め」と言われていたもののそこまで悪くないCPUです。

配信中にもコメント欄で「CPUはグレード低い」というような指摘が入っていましたが、確かに数少ない難点を上げるとすればこのCPUの「Ryzen 7 5700X」でしょうか。

どうしてもコストを下げるためにCPUのグレードで調整したようにも見えてしまいますが、ただこの「Ryzen 7 5700X」も決してGPUの「Radeon RX 9060 XT 16GB」に対して性能が低すぎるというわけでもありません。ボトルネック(今回の場合は「CPUの性能が低すぎてGPUの性能を引き出しきれなくなる現象」のこと)が起こるほどのギャップでもなく、PCゲームの推奨スペックに引っかかって遊べないというケースもほとんどありません。

価格帯から逆算する、まっとうに妥当なラインのCPUが搭載されているという印象です。

もちろんハイスペックモデルに搭載されるようなCPUの「Ryzen 7 7800X3D」や「Core i7-14700F」と比べれば性能は劣ります。ただ、普通のPCゲーマーがそこまでハイスペックなCPUを必要となるケースはほとんどないという点にも目を向ける必要があります。

たとえるなら、プラス10万円を出して「全力の30%のパワーでゲームを動かせるPC」を買うか、今の価格で「全力の50%のパワーでゲームを動かせるPC」を買うかというようなイメージです。余力を持つのはPCの寿命にとっても大事なことですが、余力を過剰に持ちすぎるのも考えものです。

ちなみにこの「NEXTGEAR JG-A7A6X」も普通にフルHDでゲームを遊ぶ分には十分オーバースペック気味なPCです。「VTuber配信をしたい」とかであればまた話は変わりますが、「PCゲームが快適に遊べるPCがほしい」くらいであればしっかりとその期待に応えてくれる性能にはなっています。

NEXTGEAR JG-A7A6Xのおすすめカスタマイズ

「NEXTGEAR JG-A7A6X」をより使いやすくするためのカスタマイズを紹介します。

マウスコンピューターは、購入ページでパーツの換装や増設をはじめとする「カスタマイズ」が行えます。自分でPCケースを開けてパーツをいじる必要などもなく、すべて搭載・調整された状態で手元に届くので、初心者の方でも安心して利用することができます。

基本的には必要なし。使い勝手を上げたいなら検討の余地あり

メモリも増えているので、基本的にはそのままでも十分に使っていける性能となっています。

そんな中であえておすすめするなら、ストレージのカスタマイズでしょうか。あとはPCを光らせたいならPCケースをカスタマイズするのもアリ。

①ストレージ②PCケース
カスタマイズ前1TB SSD
(NVMe Gen4)
強化ガラスサイドパネル
カスタマイズ後2TB SSD
(NVMe Gen4)
各種LEDケースファン
カスタマイズ
おすすめ度

それぞれ、ストレージは1TB→2TBが+25,300円、ケースの変更は+5,000円で変更可能です。

KUL
KUL

もともと安さがウリのモデルなので、あまりカスタマイズしすぎるとせっかくのメリットがなくなってしまうのが悩みどころ⋯。

【ストレージ】1TB SSD→2TB SSD

1TBでも十分なサイズですが、2TBあるとより多くのゲームがインストールできるようになったりなど、使い勝手はだいぶ上がります。

ただ、追加料金は1TB→2TBへの増設で+25,300円と結構高め。マウスは他社よりもストレージのカスタマイズ費用が高いので、なかなか気軽に増設を勧めにくいのが難点⋯。単純にもう1台1TBを追加するようなカスタマイズもないので、自分で増設ができる人は自分で買って付けた方がだいぶお得です。

KUL
KUL

ちなみに外付けSSDもカスタマイズで選択できますが、外付けならなおさら自分で選んで買ったほうが安いかも⋯⋯

【ケース】LEDなし→ 各種LEDケースファン

販売ページを見る限りでもやはり標準カスタムだとPCケース内部は光らないようです。配信上に映っていた中が光るタイプが欲しい方は別途カスタマイズする必要があります

赤もしくは青のLEDファンにカスタマイズする場合は+5,500円、より見栄えを重視したい方は+9,900円でカラフルに光るRGBファンにもカスタマイズ可能です。

KUL
KUL

ここは完全に「好み」です。「光るとカッコいいから好き!」という人もいれば、「眩しいから光るな大人しくしてろ」派もいます。

その他のカスタマイズはお好みで

今回のモデルに関しては必須級のカスタマイズはありませんが、もしこだわりがあればその他にもカスタマイズを追加してOK。

他のパーツのカスタマイズについては下記記事でも解説しているので、もっと知りたい方はぜひご覧ください。

最後に

今回はマウスコンピューターのゲーミングPC「NEXTGEAR JG-A7A6X」についてご紹介しました。

配信で見て、ライバーの方々と同じ「安くない?」と思ってから改めて詳しく見てみましたが、やっぱりどうみてもコスパは高め。AMD製のパーツで揃えているので安いというのもあるかもしれませんが、実質的なコラボ商品ということもあってマウスコンピューター側も頑張っているという印象です。

期間限定のメモリ増量期間はもちろん、増量していなくてもコスパは悪くない良いモデルです。ぜひ今回の内容も検討の参考にしていただければと思います。

ゲームPCラボでは他にも様々なゲーミングPCを紹介していますので、興味のある方はぜひ他の記事もご覧いただけますと幸いです。

あなたのゲームライフがより良いものになることを願っています!

その他のゲームPCラボおすすめモデルの紹介

CPUにはハイクラスモデルにも搭載される「Core i7-14700F」、グラフィックボードにはWQHDでも満足に遊べるRadeon RX 7800 XT 16GB」を搭載したモデル。モンハンワイルズをしっかりと楽しみ切りたい方におすすめです。

CPUには「Ryzen 7 5700X」、グラフィックスにはベーシックなRadeon RX 7600 8GB」を搭載したモデル。

ゲーマーにはうれしい1TB SSD搭載で、色々なPCゲームを遊ぶ方でも安心!価格も約18万円と、はじめてのゲーミングPCにおすすめの一台です。

PC本体とゲームに必要な周辺機器を合わせた計5点セットのモデル。周辺機器を揃えるとなると安くてもPC本体の他に2~3万円程度が追加でかかりますが、それらが全部いっぺんに揃います!

CPUには「Core i5-14400F、グラフィックスには新世代GPUGeForce RTX 5060 Ti 16GB」を搭載。最新の3Dゲームも十分に遊べるおすすめの一台です。

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P5Xの推奨スペック・おすすめゲーミングPC5選!ペルソナ5: The Phantom Xがサクサク動くスペックとは?https://gamepc-lab.jp/p5x-suisyo/Mon, 07 Jul 2025 04:16:57 +0000https://gamepc-lab.jp/?p=7266

ペルソナシリーズ初のソーシャルゲーム「ペルソナ5: The Phantom X」! 中国で先行リリースしていた本作ですが、いよいよ日本でも正式リリースされました。ペルソナ3のリメイクも売行好調、ペルソナ4のリメイクも新た ... ]]>

ペルソナシリーズ初のソーシャルゲーム「ペルソナ5: The Phantom X」!

中国で先行リリースしていた本作ですが、いよいよ日本でも正式リリースされました。ペルソナ3のリメイクも売行好調、ペルソナ4のリメイクも新たに発表され、ますます勢いづくペルソナシリーズ。

今回はそんなペルソナ5: The Phantom X(P5X)の推奨スペックとおすすめゲーミングPCについて紹介・解説していきます。

私がこの記事を書いています!

ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

ペルソナ5: The Phantom X(P5X)とは?

タイトルペルソナ5:The Phantom X
ジャンルオンラインRPG
サービス開始日2025年6月26日
開発元パーフェクトワールド
(監修:セガ、アトラス)
価格基本無料

「ペルソナ5:The Phantom X」(P5X)は世界中で大ヒットを飛ばしたペルソナシリーズの続編かつシリーズ初のソーシャルゲームタイトルです。

本作は、主人公の「ジョーカー」が率いる心の怪盗団が中心となっていた「ペルソナ5」とは少し異なる、パラレルワールド的な世界が舞台。ジョーカーたちもプレイアブルキャラクターとして登場するものの、正式な主人公は本作から新たに登場するキャラクターとなっています。

ペルソナシリーズならではのターン制バトルや好感度システムにあたる「コープ」ペルソナの合体、ペルソナ5にもあった「ワイヤーアクション」「カバーアクション」「メメントス」など多くのシステムは本作にも引き継がれています。一方で、ソシャゲならではのガチャシステムも搭載。ガチャからは主にプレイアブルキャラクターや武器が排出されるシステムとなっています。

新しい視点から描かれる「ペルソナ5」の世界がこれからどのように展開されてくのか注目です。

KUL
KUL

ちなみに私も前作の「P5R」は120時間くらいがっつり遊んだ超好きゲーです。楽しすぎて、ゲーム内で冬になって終わりが見えてきたあたりから「終わらないでくれ」とずっと思ってた⋯

ペルソナ5: The Phantom Xの公式推奨スペックについて

ここからは「ペルソナ5: The Phantom X」の推奨スペックについて紹介します。

ゲームPCラボでは各ゲームの推奨スペックについて「公式サイト推奨スペック」「ゲームPCラボ推奨スペック」の2つを紹介しています。

なぜ2つの推奨スペックがあるのか気になった方がいるかもしれません。

実はこれは推奨スペックがそれぞれのPCの常駐プログラム(ウイルス対策ソフトなど)まで想定していないことがあるためで、実際に不自由なく快適に遊べる「本当の推奨スペック」は公式の推奨スペックよりももう少し上であることがしばしばあります。

KUL
KUL

ゲームのレビューで「スペックを満たしてるのに重い」というような意見を見たことはありませんか?それはおそらくこの「本当の推奨スペック」でないことが要因です。

そういったことも踏まえて、当サイトでは独自の「ゲームPCラボ推奨スペック」を設定して公式サイトの指標とは異なるものも紹介することにしています。

これを超えていないと問題があるというわけではありませんが、特に新しくPCの購入を考えている方はこのスペックを超えたものを買ったほうが無難かと思います。

ちなみに、必要スペック(必要動作環境)推奨スペック(推奨動作環境)の違いについてはご存じでしょうか。

ちょっと不安かも、という方はぜひ下記の記事もご覧ください!

公式サイト推奨スペック

公式サイトによると推奨スペックは下記の通りです。

OSWindows® 11 64 bit
CPUIntel® Core™i5-8500
GPUNVIDIA® Geforce® GTX 1060 6GB
物理メモリ16GB以上
ストレージ70GB以上(必要環境)

これだけを見ると最近のゲームの中では結構軽めのゲームという印象です。

さすがにGTX10シリーズには乗って来ているものの、3Dのフィールドをある程度自由に歩き回れる新作ゲームとしては意外と軽い気がします。ただ、「P5R」よりも推奨スペックは高いので、前作で画質を落としてプレイしていた方は要注意、「P5X」を動かすのは少し大変かもしれません。ただ、画質やフレームレートを犠牲にすれば少し古いPCの内蔵GPUでも動かせるレベルなので、まずはいったん試してみるのもアリ。

似たような推奨スペックのゲームとしては「原神」「VALORANT」などが挙げられます。このあたりのゲームがサクサク動いているPCであれば買い替えの必要もなく「P5X」も遊べそうです。

KUL
KUL

あとはストレージの必要容量が少し多めなのも注意です。リリース段階で70GBあるのでアプデを経て将来的にもっと必要になる可能性があります。

ゲームPCラボ推奨スペック

公式情報を踏まえた上で、これからゲーミングPCを購入する方に向けたおすすめの推奨スペックが下記の通りです。

OSWindows® 11, 64bit
CPUCore i5-11500以上
Ryzen 5 4500 以上
GPUGeForce RTX 3050
Ryzen RX 7600
物理メモリ16GB
ストレージ100GB以上の空き容量のあるSSD

新品のゲーミングPCのエントリーモデルくらいに設定しました。

だいぶ余裕があるので、ゲーム内の画質・解像度を高めに設定しても120FPS付近を狙えると思います。

厳密にはRTX2060程度でも十分な余裕はありますが、わざわざRTX2060搭載モデルを新しく買う必要がないこと、他のPCゲームもある程度は遊べるラインを確保しておいたほうが良いことなども考慮してこのあたりのラインとしています。

KUL
KUL

そもそもRTX20シリーズ搭載モデルを買うとなったらもう中古かメルカリくらいしかないとは思いますが、正直わざわざリスクを取って中古で探して買うようなものでもないです⋯。

ペルソナ5: The Phantom XにおすすめのゲーミングPC5選

ここからは推奨スペックを踏まえて、ランキング形式でおすすめのゲーミングPCを紹介していきます。

P5Xを遊ぶだけなら、10万円前後のPCでも十分OK! とにかく安さを求めるなら5位の「Lightning-G AT5W」がおすすめです。一方、他の最新のゲームも高画質でしっかり遊べる性能を求める方は、2位の「GALLERIA XA7R-R56T」がおすすめ。

おすすめのモデルは「他にどんなゲームで遊びたいのか」によってアリナシが変わってきます。少し幅広めにおすすめモデルを集めてみましたので、色んなゲームに手を出してみたいという方はぜひ1〜4位のモデルも検討してみていただければと思います。

順位製品名購入リンク参考価格(税込)CPUGPUメモリストレージCPUクーラーカスタマイズ
Lightning-G AV7XB公式サイト139,980円Ryzen 7 5700XRTX 5060 8GB16GB500GB SSD空冷
GALLERIA XA7R-R56T公式サイト209,980円Ryzen 7 7700RTX 5060 Ti 8GB32GB1TB SSD空冷
Lightning-G AV-Ti5W公式サイト164,980円Ryzen 5 7500FRTX 5060 Ti 8GB16GB500B SSD空冷
NEXTGEAR JG-A5G60公式サイト129,800円Ryzen 5 4500RTX 5060 8GB16GB1TB SSD空冷
Lightning-G AT5W公式サイト89,980円Ryzen 5 4500RTX 3050 6GB16GB500GB SSD空冷
※参考価格は公式サイトを参照しています(2025年7月時点の価格)
順位製品名購入リンク参考価格(税込)CPUGPUメモリストレージCPUクーラーカスタマイズ
Lightning-G AT5W公式サイト89,980円Ryzen 5 4500RTX 3050 6GB16GB500GB SSD空冷
NEXTGEAR JG-A5G60公式サイト129,800円Ryzen 5 4500RTX 5060 8GB16GB1TB SSD空冷
Lightning-G AV7XB公式サイト139,980円Ryzen 7 5700XRTX 5060 8GB16GB500GB SSD空冷
Lightning-G AV-Ti5W公式サイト164,980円Ryzen 5 7500FRTX 5060 Ti 8GB16GB500B SSD空冷
GALLERIA XA7R-R56T公式サイト209,980円Ryzen 7 7700RTX 5060 Ti 8GB32GB1TB SSD空冷
※参考価格は公式サイトを参照しています(2025年7月時点の価格)

Lightning-G AV7XB(139,980円)

【Lightning-G AV7XB】の評価

Lightning-G AV7XBの評価
CPURyzen 7 5700X
グラフィックRTX 5060 8GB
メモリ16GB
ストレージ500GB SSD
参考価格
(公式サイト)
122,980円
分割払いの目安
(42回分割)
約3,000円 / 月
分割払いについて
Lightning-G AV7XB 5700X搭載の性能

ドスパラ公式サイトで見る

KUL
KUL

RTX5060搭載!コスパの高い良モデル!

CPUにはコスパの高いAMD製の「Ryzen7 5700X」、グラボにはNVIDIAの「RTX5060 8GB」を搭載したモデル。「RTX5060」は従来の「RTX4060Ti」に相当する性能を持っているため、一般的なフルHD解像度でゲームを遊ぶ分にはさほど困ることは少ないかと思います

また、RTX4060Ti搭載モデルは2024年頃は10万円後半~20万円あたりを推移していたミドルクラスPC。そのあたりの性能と同等のものが15万円未満で購入できるという点からも、金額に対するコストパフォーマンスはなかなか高めです。

ただ、ドスパラ製品の低価格帯モデルにありがちですが、ストレージが500GB SSDなのは明確なデメリット。ストレージは50~60GB程度がシステムデータで占有されてしまうので、実際に使える容量はさらに少なくなります。

ゲームを数本インストールしただけで容量がすぐにいっぱいになってしまうため、ストレージに関しては最低でも500GB→1TBへの増設カスタマイズをしておくのがおすすめです。

なお、カスタマイズを選択するとポップアップが出てきて「復旧サービス」への加入を勧められますが、よほど不安でなければ加入しなくても問題ありません。SSDはそこまで頻繁に壊れるものではなく、もし壊れたとしても壊れたその時に復旧してくれる業者を探せばそれで事足ります。

GALLERIA XA7R-R56T(209,980円)

【GALLERIA XA7R-R56T】の評価

GALLERIA XA7R-R56Tの評価
CPURyzen 7 7700
グラフィックRTX 5060 Ti 8GB
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD
参考価格
(公式サイト)
209,980円
分割払いの目安
(48回分割)
約4,400円 / 月
分割払いについて
GALLERIA XA7R-R56T 7700搭載の性能

ドスパラ公式サイトで見る

KUL
KUL

とにかくPCゲームを楽しみ尽くしたい方向け!

今回紹介する5台の中では最も性能の高いゲーミングPCです。

GPUに「RTX5060Ti 8GB」を採用しつつ、メモリは32GB、ストレージも1TBとまんべんなくバランスの取れたパーツ構成となっています。ほとんどのゲームの推奨スペックを大きく上回っているため、比較的動作の重いゲームであってもフレームレートを維持しつつ最高画質で遊べるようなスペックに仕上がっています。

その分、金額は20万円前後と他のモデルと比べて少し高め。P5Xをプレイする用途だけではオーバースペックですが、これを機に最新の3Dゲームもがっつり遊んでいきたいという方には非常におすすめできるモデルです。

Lightning-G AV-Ti5W(164,980円)

【Lightning-G AV-Ti5W】の評価

Lightning-G AV-Ti5Wの評価
CPURyzen 5 7500F
グラフィックRTX 5060 Ti 8GB
メモリ16GB
ストレージ500GB SSD
参考価格
(公式サイト)
164,980円
分割払いの目安
(48回分割)
約3,500円 / 月
分割払いについて
Lightning-G AV-Ti5W搭載の性能

ドスパラ公式サイトで見る

KUL
KUL

コンパクトさと性能を両立したモデル!

GPUは2位の「GALLERIA XA7R-R56T」と同じ「RTX5060 Ti 8GB」を搭載していますが、こちらは価格が少し抑えめのモデル。

ゲーミング性能としては申し分ないラインを維持しつつも、CPU・メモリ・ストレージの容量をそれぞれ下げることで価格をかなり安めに仕上げています。なお、メモリはほとんどのゲームが「16GB以上推奨」となっているため16GBでも特に問題ありませんが、ストレージの容量も小さくなっているのは少し痛い…。予算に余裕があれば1TBへの増量カスタマイズもおすすめです。

ちなみに「Lightning-G」シリーズは本体サイズが一般的なゲーミングPCよりも少しコンパクトなのも特徴のひとつ。あまり大きいPCを卓上に置きたくない方なども「Lightning-G」シリーズはアリです。

NEXTGEAR JG-A5G60(129,800円)

【NEXTGEAR JG-A5G60】の評価

NEXTGEAR JG-A5G60の評価
CPURyzen 5 4500
グラフィックRTX 5060 8GB
メモリ16GB
ストレージ1TB SSD
参考価格
(マウス公式サイト)
129,800円
分割払いの目安
(24回分割)
約5,400円 / 月
分割手数料無料
NEXTGEAR JG-A5G60 の性能

マウス公式サイトで見る

KUL
KUL

しっかり1TB SSDを搭載したバランス型モデル!

P5X向けならマウスコンピューターの「NEXTGEAR JG-A5G60」もおすすめ。

CPUにはエントリーモデル向けの「Ryzen 5 4500」を採用している一方で、GPUにはしっかりと「RTX5060」を搭載しています。金額は1位の「Lightning-G AV7XB」に近いですが、こちらはストレージが標準で1TB搭載されているのが嬉しいポイント。

また、マウスコンピューターのゲーミングPCは他のBTOメーカーのものよりも保証期間が標準で3年間と長いのも大きなメリットです。カスタマーサポートも年末年始以外は土日問わず対応してくれるため、特にPC初心者でPCの扱いに不安のある方には、マウスコンピューターはアリな選択肢です。

Lightning-G AT5W(89,980円)

【Lightning-G AT5W】の評価

Lightning-G AT5Wの評価
CPURyzen 5 4500
グラフィックRTX 3050 6GB
メモリ16GB
ストレージ500GB SSD
参考価格
(公式サイト)
89,980円
分割払いの目安
(30回分割)
約3,100円 / 月
分割払いについて
Lightning-G AT5Wの性能

ドスパラ公式サイトで見る

KUL
KUL

とにかく安さが魅力!新品のゲーミングPCとしては最安クラス!

とにかく費用を抑えてPCゲームを遊びたいならこのモデルがおすすめ!

少し前までは「安いゲーミングPCは危ないから20万くらいは出すべき」なんて言われていた時代もありますが、モノを選べば10万円未満でも十分に遊べるPCはあります。その代表格のようなモデルがこの「Lightning-G AT5W」です。実際にApexやVALORANTのような軽いゲームであれば、最高画質であっても120fpsは見込めるようなスペックを備えています。

安さの一番大きな理由はグラボに採用されている「RTX3050」。現在主流のRTX40・50シリーズと比べて型落ちのパーツとなるため、かなり価格が安くなっています。

ただ、その代わりに「どんなゲームでも高フレームレート・高画質で快適に遊べる」というような性能ではないため注意が必要です。P5Xや軽めのSteamゲーやFPSであれば問題なく遊べますが、モンハンワイルズのような重量級のゲームを高画質で動かすのは厳しめ。

あくまでも軽めの3Dゲームを中心にカジュアルにゲームを遊んでみたい方や、ゲーミングPCがどんなものなのか試してみたいという方向けのモデルです。

ゲーミングPCを安く購入するには

BTOメーカー各社は定期的にセールを行っているので、そのタイミングで割引されている商品、あるいは配布されるクーポンを使って購入するのが一番お得です。

特にドスパラやマウスコンピューター、ツクモは常に何かしらのセールを行っているため、そのタイミングでお得なモデルの中から選んで購入するというのもアリ。

ゲームPCラボでは各社のセール情報を定期的にまとめているので、よかったらぜひ下記の記事を覗いて見てください!

【初心者向け】ゲーミングPCを選ぶときの注意点

おすすめのゲーミングPCをいくつか紹介しましたが、初心者の方がゲーミングPCを選ぶ際に注意した方が良い点がいくつかあるためこちらも紹介します。

専門的な話をすればパーツの組み合わせなど色々な点があるのですが、今はおおむねどの通販サイトでも最低限のラインは満たしたものが販売されています。

ここでは、ゲーミングPC初心者の方に向けてまず抑えておくべき注意点として下記3点を紹介します。

ゲーミングPCを選ぶときの注意点3点
  • できるだけノート型ではなくデスクトップ型にする
  • 自分が必要としているスペックを把握する
  • 何年後に買い替えるかを想定する

とにかく「その機能は必要なのか?」あるいはその逆で「その機能は本当になくても大丈夫なのか?」ということをよく検討するようにしましょう。

より詳しくは下記のページでも詳細を解説しています。よろしければぜひご覧ください。

【初心者向け】ゲーミングPC購入時のカスタマイズについて

ドスパラやマウスでは、購入直前にパーツの増設やアップグレードを行うカスタマイズが可能です。

もちろん本体購入後に自分で安いパーツをPCに組み込むことも可能ですが、慣れないうちは店舗側で組み込んでくれる事前カスタマイズを利用することをおすすめします。

特に物理メモリやストレージなどは後で不足すると困ってしまうので、事前によく検討するようにしましょう。

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ミニゲーミングPCはコスパが良い?特徴やメリット・デメリット・おすすめモデルを徹底解説https://gamepc-lab.jp/mini-gamingpc/Wed, 02 Jul 2025 02:48:06 +0000https://gamepc-lab.jp/?p=7127

デスクトップPCのように場所を取らず、ノートPCよりも手軽に持ち運ぶことができ、さらにゲームも楽しめるデバイスが「ミニゲーミングPC」です。 近年は性能が大幅に向上したこともあり、ゲーミング用途でミニゲーミングPCを選ぶ ... ]]>

デスクトップPCのように場所を取らず、ノートPCよりも手軽に持ち運ぶことができ、さらにゲームも楽しめるデバイスが「ミニゲーミングPC」です。

近年は性能が大幅に向上したこともあり、ゲーミング用途でミニゲーミングPCを選ぶ人が徐々に増えています。

しかし、実際に調べてみるとミニゲーミングPCには多くの種類があり、性能の違いも分かりづらいのが現状です。また、「ミニゲーミングPCはやめたほうがいい」という声もあり、コストパフォーマンスへの不安を感じる方も少なくありません。

そこで今回は、ミニゲーミングPCのメリット・デメリットや、おすすめの製品をご紹介します。

私がこの記事を書いています!

ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

ミニゲーミングPCとは?

ミニゲーミングPCとは、非常にコンパクトなデスクトップPCのことで、Wi-Fiルーターほどの大きさのものから、手のひらに収まるサイズのものまで、さまざまなバリエーションがあります。

もともとは、デスク周りのスペースを確保するために、大きなモニターとキーボードを使って作業したいビジネス用途で利用されることが多かったミニPCですが、近年はノートPC向けのCPUや高性能なグラフィックカードを搭載したモデルが増え、ゲーミングPCとしての位置付けも徐々に確立しつつあります。

そのコンパクトさから、PCゲーマーのあいだでも密かな人気を集めています。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

ミニPCの中には、ポケットに入るほど小型なものもあります。これでフル3Dゲームを快適にプレイできる時代が来たことに驚かされます。

ミニゲーミングPCのメリット・デメリット

メリット① 圧倒的なコンパクトさで場所を問わずに使える

最大の魅力は、何と言っても圧倒的な省スペース性にあります。サイズが大きいモデルでもWi-Fiルーター程度なので、デスク上に置いても邪魔にならず、作業スペースをすっきりと保てます。

VESA規格に対応したモデルであれば、モニターが同じ規格に対応している場合、PC本体を背面に取り付けることができ、デスクスペースをさらに有効活用できるのも大きな魅力です。

なお、VESA(ベサ)とはVideo Electronics Standards Association」の略称で、映像周辺機器取り付け用のネジ穴に関する国際標準規格を指します。VESA規格対応の製品同士であれば、メーカーが異なっても問題なく取り付けられます。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

モニターとキーボードは別途用意しなければならないため、ノートPCのように外出先で手軽に使うことはできない点には注意が必要です。

メリット② 通常のゲーミングPCに匹敵するパワーを持つものも

超コンパクトながら、ゲーミング性能の高いデスクトップPCに匹敵するパフォーマンスを備えているのも、ミニゲーミングPCの大きな特徴のひとつです。

Apex Legends」や「VALORANT」といった軽めのゲームはもちろん、製品によっては「モンスターハンターワイルズ」のように高いスペックを要求するタイトルも快適に動作します。

ここでいう「快適」とは60FPS以上でプレイできることを指します。つまり、大型のデスクトップPCと同じような滑らかさでゲームを楽しめるのです。また、一部の製品はHDMI2.1に対応しており、4Kや8Kでの映像出力も出来ちゃいます。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

実際に調べてみて、その進化ぶりには驚かされました。ただし、はっきりとしたデメリットも存在します(汗)。

デメリット① コスパが悪く、拡張性がない

デスクトップ型のゲーミングPCと比較すると、ミニゲーミングPCは価格が高いうえに、性能も劣る場合が多く、コストパフォーマンスは正直悪いです。

実際にどの程度コストパフォーマンスに差があるのか、ミニゲーミングPC「GEEKOM AE7」と、同価格帯のデスクトップ型ゲーミングPCを比較してみましょう。

GEEKOM AE7Lightning-G AT5WMagnate-G MTB
Windows 10
参考価格94,800円89,980円109,980円
CPURyzen 9 7940HSRyzen 5 4500Core i5-14400F
グラフィックRadeon 780MGeForce RTX 3050GeForce RTX 3050
メモリ16GB16GB16GB
ストレージ1TB SSD500TB SSD500TB SSD
公式サイト公式サイト公式サイト公式サイト
※参考価格は2025/7/2時点のもの

GEEKOM AE7はCPUやストレージ容量は優秀ですが、ゲーミングの要であるグラフィック性能は内蔵GPUに依存するため、かなり控えめ。「Radeon 780M」はGeForceでたとえるなら「GTX 1650」よりやや劣る程度の性能になります。

「Radeon 780M」と「RTX 3050」では、2倍近い性能差があり、遊べるゲームの種類や快適さにも大きく影響します。また、製品内部にパーツが詰め込まれているため、拡張性が低く、自分好みにカスタマイズできない点も大きなデメリットです。

さらに、ミニゲーミングPCはデスクトップPCほど冷却性能が高くないため、高負荷のゲームや動画編集、3Dレンダリングなどを行うと、パフォーマンスが低下し、PC本体に負荷がかかりダメージを与えるリスクもあります。

このように、ミニゲーミングPCはコストパフォーマンスや拡張性の面で大きなデメリットがあります。「省スペース・コンパクト性を最優先したい!」ということでなければ、10万円~20万円の大型ゲーミングPCを購入した方が、有意義なゲーミングライフを送れるでしょう。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

ミニゲーミングPCは、メモリやストレージ容量の大きさでコストパフォーマンスの低さを補っている印象があります(汗)。

デメリット② 性能がわかりづらい製品も

グラフィックが内蔵GPUの場合、デスクトップ型ゲーミングPCに搭載される独立GPUとは型番が大きく異なります。このため、ゲームメーカーやSteamが公表している動作環境要件を満たしているかどうか判断しづらいという問題も。

インターネットで検索すれば「内蔵GPU(例:Radeon 780M)は独立GPU(例:GTX 1650)相当」といった性能比較情報を見つけることが出来ますが、PCの知識が乏しい初心者ユーザーにとっては、これだけでは不安を解消しきれない要素となっています。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

ドスパラのように、各モデルで人気ゲームをプレイした際のFPS値を具体的に提示してくれると、購入の判断がしやすいのですが……。

おすすめミニゲーミングPC4選

「コスパが悪くてもいいから、超コンパクトでゲームが遊べるPCがほしい!」という方のために、ここからはおすすめのミニゲーミングPCを紹介していきます。

おすすめミニゲーミングPC一覧

順位製品名参考価格
(税込)
CPUグラフィックメモリストレージサイズ
(D×W×H)
AtomMan
G7 Pt
206,980円Ryzen 9 7945HXRadeon RX 7600M XT 8GB32GB1TB SSD268×153×60mm
TOPGRO
T1-Pro
269,999円Core i9-13900HRTX 4060 8GB32GB1TB SSD300×240×40mm
GMKtec
NucBox K11
121,999円Ryzen9 8945HSRadeon 780M64GB1TB SSD125×132×58mm
GEEKOM
A8 Max
94,800円Ryzen9 8945HSRadeon 780M32GB1TB SSD135×132×46mm
※参考価格は2025年7月2日時点の価格
順位製品名参考価格
(税込)
CPUグラフィックメモリストレージサイズ
(D×W×H)
GEEKOM
A8 Max
94,800円Ryzen9 8945HSRadeon 780M32GB1TB SSD135×132×46mm
GMKtec
NucBox K11
121,999円Ryzen9 8945HSRadeon 780M64GB1TB SSD125×132×58mm
AtomMan
G7 Pt
206,980円Ryzen 9 7945HXRadeon RX 7600M XT 8GB32GB1TB SSD268×153×60mm
TOPGRO
T1-Pro
269,999円Core i9-13900HRTX 4060 8GB32GB1TB SSD300×240×40mm
※参考価格は2025年7月2日時点の価格

AtomMan G7 Pt

【AtomMan G7 Pt】の評価

AtomMan G7 Ptの評価
CPURyzen 9 7945HX
グラフィックRadeon RX 7600M XT 8GB
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD
サイズ(D×W×H)268×153×60mm
AtomMan G7 Ptの性能
created by Rinker
AtomMan
¥206,980(2025/07/15 00:11:05時点 Amazon調べ-詳細)
ベル塚ベル
ベル塚ベル

派手なデザインと手堅い性能が特徴のミニゲーミングPC

コンパクトなゲーミングPCの中でもっともおすすめなのは、PC製品の開発・製造・販売を行う海外メーカーMINISFORUMのミニゲーミングPC「AtomMan G7 Pt」です。

本体サイズは268×153×60mmと標準的なWi-Fiルーターより少し大きい程度で、本体にはAtomManの魔方陣のようなロゴが刻まれています。このロゴはLEDライト仕様で、稼働中はランダムに発光し、本格的なゲーミングPCの雰囲気を演出します。

性能面では、CPU「Ryzen 9 7945HX」(内蔵GPU「Radeon 780M」搭載)に加え、独立したGPU「Radeon RX 7600M XT」を搭載しています。これにより「Radeon RX 7600 XT」や「GeForce RTX 4060」に匹敵する処理能力を実現。フルHDやWQHD解像度でさまざまなゲームを快適にプレイ出来ます。

TOPGRO T1-Pro

【TOPGRO T1-Pro】の評価

TOPGRO T1-Proの評価
CPUCore i9-13900H
グラフィックRTX 4060 Laptop 8GB
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD
サイズ(D×W×H)300×240×40mm
TOPGRO T1-Proの性能
created by Rinker
TOPGRO
¥269,999(2025/07/15 00:11:06時点 Amazon調べ-詳細)
ベル塚ベル
ベル塚ベル

「RTX 4060」を搭載した、ギリギリミニなハイパワーゲーミングPC

2位は海外メーカーTOPGROの「T1-Pro」です。

本体は300×240×40mmと、ミニPCのカテゴリーとしては最大級の大きさで、ノートPC並みのサイズ感。正直ミニとは言いがたいですが、それでも一般的なデスクトップPCと比較すると、かなりの省スペース設計に仕上がっています。

最大の強みは人気の高いGPU「GeForce RTX 4060」を搭載している点です。1位の「AtomMan G7 Pt」を上回るグラフィック処理能力に加え、AIでフレームを補間生成し、描画をより滑らかにする「NVIDIA DLSS 3」技術に対応。これにより滑らかで美しい映像を見ながらゲームをプレイすることが出来ます。

Amazonの販売ページでは「黒神話:悟空」や「ウィッチャー3」のパフォーマンステスト動画が公開されており、購入前に実性能を把握できるのもありがたい点です。

GMKtec NucBox K11

【GMKtec NucBox K11】の評価

GMKtec NucBox K11の評価
CPURyzen9 8945HS
グラフィックRadeon 780M
メモリ64GB
ストレージ1TB SSD
サイズ(D×W×H)125×132×58mm
TOPGRO T1-Proの性能
created by Rinker
GMKtec
¥121,999(2025/07/15 00:11:07時点 Amazon調べ-詳細)
ベル塚ベル
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カジュアルにゲームを楽しみたい人向けの超小型モデル

3位にランクインしたのは、PCパーツ及びパソコン関連製品の代理店事業を手がける株式会社リンクスインターナショナルのミニPC「GMKtec NucBox K11」です。

サイズは125×132×58mmと、ほぼ手のひらに乗るほどの大きさです。

ゲーミング性能については、CPU「Ryzen9 8945HS」に内蔵されているGPU「Radeon 780M」によってまかなわれているため、性能はかなり控えめです。

実際に本製品を使用した方のレビューによると、「Apex Legends」は最低画質で100FPS前後、最高画質で55FPS前後。「原神」は最高画質で60FPS、時には55FPS前後まで落ち込むこともあるようです。「ファイナルファンタジーXIV」のベンチマークはやや快適で平均FPSは45前後とのこと。いずれもフルHD解像度での結果になります。

このように、「Apex Legends」程度の軽いゲームであれば快適に遊べますが、ある程度負荷が高くなると快適性が損なわれる印象を受けます。あくまでコンパクトさを重視し、カジュアルにゲームプレイができれば十分という方向けの製品と言えるでしょう。

ちなみにメモリは圧巻の64GBですが、このスペックのPCで活きることはほぼないでしょう(汗)。

GEEKOM A8 Max

【GEEKOM A8 Max】の評価

GEEKOM A8 Maxの評価
CPURyzen9 8945HS
グラフィックRadeon 780M
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD
サイズ(D×W×H)135×132×46mm
GEEKOM A8 Maxの性能
created by Rinker
GEEKOM
¥129,000(2025/07/15 00:11:07時点 Amazon調べ-詳細)
ベル塚ベル
ベル塚ベル

圧倒的な省スペース性を誇る、超お手軽ミニPC

4位は、ミニPCのグローバルブランドGEEKOMから登場した「AE7」。

117×112×49mmという手のひらに収まるほどの超コンパクトボディが魅力の一台です。

CPUには「Ryzen 9 8945HS」を搭載し、内蔵GPU「Radeon 780M」でゲームを動かします。3位で紹介した「GMKtec NucBox K11」の方が全体的なスペックはわずかに上ですが、その性能差はほとんど感じられないでしょう。

実際に本製品でゲームをプレイした方の動画によると、 「Apex Legends」は中画質設定で65FPS、「VALORANT」は最高画質設定で120FPS、「原神」は最高画質設定で60FPS、「Minecraft」は32チャンクで77FPSという結果(いずれもフルHD解像度)でした。

「GMKtec NucBox K11」と同様、省スペース性を最優先しつつ、軽いゲームをカジュアルに楽しみたい方に適したミニPCと言えるでしょう。

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自作PC組立代行はどこがおすすめ?代行のメリット・デメリットと各サービスの特徴を解説https://gamepc-lab.jp/selfpc/Wed, 25 Jun 2025 03:29:14 +0000https://gamepc-lab.jp/?p=7071

自分だけのオリジナルのPCが欲しいけど自作するのは難しそう… 自分でPCを組んでみたいけど周りにPCに詳しい人がいない… そんな自作PCに関するお悩みはありませんか? 自作PCは慣れている人からすればカンタンなものですが ... ]]>

自分だけのオリジナルのPCが欲しいけど自作するのは難しそう…

自分でPCを組んでみたいけど周りにPCに詳しい人がいない…

そんな自作PCに関するお悩みはありませんか?

自作PCは慣れている人からすればカンタンなものですが、初心者の方にとってはなかなかハードルが高いもの。今回はそんな「自作PC」のハードルを大きく下げる「自作PC組立代行サービス」について解説します。ぜひ参考にしていただければと思います!

この記事の執筆者

【監修・執筆者】ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

【共同執筆者】ゲームPCラボ ライター

ベル塚ベル

経歴・想い

ゲーム関連の雑誌・書籍、そしてWebサイトを中心に執筆活動を行うフリーライター。生粋のゲーマーであり、仕事もプライベートもゲーム三昧。

Steamで頻繁にゲームをプレイすることから、ゲーミングPCにも精通しています。その知識と経験を活かし、読者の皆さんがより快適にPCゲームを楽しめるような情報をお届けします。

「自作PC組立代行」とは?

PCの知識がなくても頼める!

 「自作PC組立代行」とは、その名の通り、自作パソコンの組み立てをメーカー・業者が代行してくれるサービスのことです。

 「それってドスパラやSTORMなどの販売サイトで売られているPCとは違うの?」と疑問に思う方もいるかもしれません。補足すると、ゲーミングPCの多くは「BTO PC」と呼ばれています。BTOは「Build To Order」の略で、受注生産を意味します。

 BTO PCは、SSDやメモリなど一定のカスタマイズに対応しているものの、グラフィックボードやCPUといった主要パーツはメーカー側があらかじめ選定しており、カスタマイズの自由度はそれほど高くありません。

 一方、自作PCはすべてのパーツを自分で選べるため、世界に一台だけのオリジナルPCが作れます。ただし、自分で組み立てる場合は、作業の手順を把握していなければならなかったり、完成後もOSやドライバーのインストール、起動確認などをしたりなど、やらなければならないことがたくさんあります。それを補ってくれるのが、今回紹介する自作PC組立代行というわけです。

自作PC組立代行のメリット・デメリット

 まずは、自作PC組立代行を利用するメリットとデメリットを確認しておきましょう。「そもそも利用すべきか悩んでいる」という方も必見です。

【メリット】手間な組立と動作確認を業者が代行

面倒なPCの組立・動作確認まで業者がしっかり担当!

 PCの組み立ては、主にPCケースにCPUやグラフィックボード、SSD、メモリ、CPUクーラーなどのパーツをネジなどで取り付けていく作業です。自作PC経験者の中には、「プラモデルよりも簡単だよ」と言う人もいるくらい、実際にはシンプルな作業のようです(本当に?)。

 シンプルとはいえ、PCケースの構造を把握し、各パーツを適切な位置に取り付けるのは大変だし時間もかかります。そのうえ、静電気や部品破損などでパーツに不具合が生じることも。仮に問題なく組立ができたとしても「起動しない!」というトラブルが起きる可能性もあります。無事に起動できたとしても、OSのインストールや各種設定など、やるべきことがまだ残っており、時間、費用、リスクを考えると、自作はなかなか気軽にはできません

 そのすべてを代行してくれるのが自作PC組立代行サービスです。業者によっては納品後に発生したトラブルに対するアフターケアを用意している場合もあり、自作PCでありながら比較的安心して利用できる点もメリットです。

ベル塚ベル
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調べてみると、手を滑らせてCPUのピンを折ってしまったという声がチラホラ。よくある失敗談のひとつのようです(恐ろしい)。

【デメリット】パーツ選びが大変かつ費用も時間もかかる

自作代行であってもパーツは選ぶ必要があります

 自作PC組立代行は、基本的にパーツを持ち込んで組み立ててもらうため、すべてのパーツを自分で選ぶ必要があります。たとえば、メモリひとつを取ってもメーカーは複数あり、容量もさまざまです。これらの価格や性能をひとつずつチェックし、最適なものを選ぶ必要があります。

 また、予算の都合で特定のパーツを性能の低い安価なものにしてしまうと、ほかの高性能なパーツとの間に性能差(ボトルネック)が発生し、PC全体のパフォーマンスが低下することもあります。このように、パーツを集めるだけでも意外と大変です。

ベル塚ベル
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ドスパラやツクモのように店舗を構えているメーカーなら、店員さんと相談しながらひとつずつ自作PC用パーツを選べます。そのため、パーツ知識がなくても自作PCに挑戦することが可能です。

 当然ですが、組立代行を利用する場合はその分の費用がかかります。一般的な組立費用(動作確認含む)は約20,000円弱です。他店で購入したパーツを持ち込んで組み立てを依頼する場合は、さらに追加費用が発生することもあります。

 手元に届くまで時間がかかるというデメリットもあります。自分で組み立てれば数時間で作業を終えられますが、代行サービスを利用すると、組み立てから発送までに1週間以上かかることが一般的です。作ったPCをすぐに使いたいという人にとっては、かなりストレスを感じてしまうポイントかもしれません。

自作PC組立代行を利用する際に確認すべきポイント

 自作PC組立代行には、さまざまなメーカー・業者があります。各社対応できる内容が異なるため、利用前に確認すべきポイントを押さえておきましょう。

ポイント① 相談窓口

 自分が希望するパーツで本当にPCが作れるのか、不安に感じる方も多いでしょう。こうした不安を解消するためにも、PC組み立てのプロに相談できる窓口が用意されているかをチェックすることが重要です。

 メール、電話、店舗といった複数の相談窓口が用意されている代行サービスがおすすめです。とくに店舗の場合、その場で店員に相談しながらパーツをひとつずつ選べるため、自然とパーツへの理解も深まります。

ベル塚ベル
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PCの用途や予算を伝えると、最適なパーツの提案や、そのまま見積もりを出してもらえる場合もあります。まずは気軽に相談してみましょう。

ポイント② 他店パーツの持ち込みについて

 自作PC組立代行サービスの中には、ドスパラやツクモのように自社でパーツ販売を行っているところもあります。このような場合、他店で購入したパーツを持ち込むと、数万円の持ち込み料が発生するのが一般的です。

ベル塚ベル
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費用を抑えたい場合は、そのメーカー(店舗)で購入したパーツを使って組立代行を依頼するのがおすすめです。

ポイント③ 作業実績

 「お客様から依頼されたこのパーツを使って、こういった自作PCを組み立てました」といった形で、組立代行サービスの実績を写真や動画で公開しているメーカー・業者もあります。

 実際に動作している自作PCのパーツ構成や、完成後のデザインを確認できるのは大きなポイントです。何より、事前に実績を確認できることで、組立代行を依頼する際の安心感にもつながります。

ベル塚ベル
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使用したパーツの型番も詳細に掲載されていることが多いので、それを参考にしてパーツ選びをするのもおすすめです。

ポイント④ 料金

 自作PC組立代行の料金は、組み立てのみで約10,000~16,000円程度、OS導入や起動確認などを含めて約20,000円程度が相場です(パーツの持ち込み料や送料は含まれていません)。

 この相場を大きく上回る場合は、ほかの代行サービスを検討してみるとよいでしょう。

ベル塚ベル
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メーカーによっては、会員登録をすることで料金が割引になる場合もあります。

ポイント⑤ アフターケア

 自作PCは、BTOPCのような手厚い保証がないため、万が一の際に対応してくれるアフターケアの有無が重要なポイントとなります。

 自作PCが故障した場合は、故障したパーツを特定し、そのパーツがメーカー保証の範囲内であれば無料で交換できます。一方、業者に修理を依頼する場合は、故障パーツの取り外しや新しいパーツの取り付けに追加料金がかかることがあります。

 自作PC組立代行のアフターケアサービスに加入しておけば、これらの取り外しや取り付けの作業料金が不要になる場合があります。

ベル塚ベル
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もちろん、パーツの保証が切れていれば、買い直しの費用もかかります。PC本体に保証が付くBTOとは異なり、自作PCは保証面がかなり脆く、アフターケアがあっても不安が残るのは事実です。

おすすめPC組立代行サービス

 ここでは、自作PC組立代行サービスを提供しているメーカー・業者の中から、とくに知名度の高いドスパラ、ツクモ、パソコン工房のサービスを比較し、それぞれの特徴を紹介します。

サービス内容比較表

メーカーツクモドスパラパソコン工房
相談窓口メール
店舗
メール
店舗
店舗
WEB
電話
他店パーツ
持ち込み
要相談33,000円2,000円
(パーツ1点ごと)
作業実績ありありあり
料金(税込)【簡易組立代行】
16,980円
【組立代行】
22,970円
【簡易プラン】
11,200円
【通常プラン】
22,000円
【組立のみ】
10,000円〜
【+OS・ドライバ】
20,000円〜
会員割引ありなしあり
アフターケアなしありなし

ツクモ「PC組立代行サービス」

https://support.tsukumo.co.jp/contents/pc_assembly/

 ツクモの魅力は、通常プランのサービスが充実している点です。PC組み立て後には、OSやドライバーのインストールだけでなく、ハードウェアチェックやOSインストール後の動作確認、ストレステスト、さらにはパーツ同士の相性問題によるパーツ交換対応まで行ってくれるため、安心して自作代行を依頼できます。

 さらに、ツクモモバイル会員であれば組立代行の料金が22,970円から18,370円に割引されるのもうれしいポイントです。

 また、12時間の負荷テストや初期設定、Officeのインストールといった有料オプションが用意されているのも特徴のひとつです。

ベル塚ベル
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自作PC組立代行サービスのページには他店パーツの持ち込み料について記載がありませんが、持ち込みパーツでの依頼にも対応しています。価格は事前に相談や見積もりで確認しましょう。

ドスパラ「自作PC組立代行サービス」

https://www.dospara.co.jp/service/srv_assembling.html

 ドスパラも通常プランで、ケーブル結線や起動確認、BIOS設定、Windowsインストールおよび初期設定、エラーチェック、動作確認など、ツクモに劣らないサービス内容となっています。

 ドスパラの最大の特徴はアフターケアです。1年につき3,000円、最大3年(9,000円)の「自作ケアサービス」に加入すれば、パーツ交換時の組外し・取り付け料金が一切かからなくなります

 例えば、自作ケアサービスに加入していない場合、マザーボードの組外し・取り付けには16,500円、グラフィックボードの場合は11,000円の料金が発生します。こうした点からも、アフターケアが大きなメリットであることがわかります。

ベル塚ベル
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なお、自作ケアサービスは通常プランの組立代行サービス利用者のみ加入可能なので、利用を検討している場合は注意が必要です。

パソコン工房「パソコン組立サービス」

https://pc-support.unitcom.co.jp/support/repair/assembly.php

 パソコン工房は価格の安さが魅力で、月額会員サービス「プラチナITパスポート」に加入していれば、組立のみが5,000円、組立工賃+OS+ドライバー込みで10,000円になります。

 また、自分でPCの組み立てに挑戦したものの失敗してしまった場合に途中から代行してくれる「組立失敗時の代行」(22,000円~)や、1日以内の納品に対応する「組立1日特急サービス」(9,000円~)など、ユニークなオプションも用意されています。

 独自の強みを持つパソコン工房ですが、ツクモやドスパラと比較すると、通常の組立プラン(組立工賃+OS+ドライバー)のサービス内容がやや限定的なのは難点と言えるでしょう。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

自作PCの組み立てに自信がない人でも、「組立失敗時の代行」があるため、安心してチャレンジできるのがうれしいポイントです。

自作PC組立代行を利用する際の流れ

自作PC組立代行サービスを利用する手順について、ドスパラのWEB申し込みを例にご紹介します。

問い合わせ・相談

問い合わせフォームから必要事項を入力して申し込みます。予算、用途、組み立てプランなどを記載しましょう。すでにパーツを購入済み、または決まっている場合は、パーツ名や他店購入パーツの持ち込みであることを明記しておくとスムーズです。

見積もり

申し込み内容をもとに、要望に沿った見積もりが送付されます。パーツ選定がまだの場合は、この段階で担当者がヒアリングを実施し、最適なパーツや構成を提案してくれます。

支払い・パーツの送付

見積もり内容に納得したら、注文および支払い手続きを行いましょう。すでにパーツを持っている場合は、指定された住所に発送します。

組立・動作確認

入金が確認され次第、PCの組み立ておよび動作確認が行われます。パーツの在庫に問題がなければ、7日以内に発送されます。

発送

完成したPCが発送され、後日自宅に届きます。

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AI PCって必要? 生成AIとの関係や仕組み・おすすめモデルなどを紹介!https://gamepc-lab.jp/ai-pc/Wed, 18 Jun 2025 09:45:07 +0000https://gamepc-lab.jp/?p=7024

ChatGPTなどの生成AIがますます身近なものとなっている中、「AI PC」と呼ばれるAI処理が得意なPCが販売されるようになってきました。 「AI処理が得意なPC」という紹介のされ方をすることが多いこの「AI PC」 ... ]]>

ChatGPTなどの生成AIがますます身近なものとなっている中、「AI PC」と呼ばれるAI処理が得意なPCが販売されるようになってきました。

「AI処理が得意なPC」という紹介のされ方をすることが多いこの「AI PC」ですが、いわゆる「生成AI」との関係性や「できること・できないこと」を正しく理解していないと、後悔の残る買い物になってしまうかもしれません。

今回は最近話題になりつつある「AI PC」について解説していきます。おすすめのモデルなども紹介しますので、ぜひPC選びの参考にしてみていただけると幸いです。

私がこの記事を書いています!

ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

そもそもAI PCとは?

AI処理が得意な「NPU」が搭載されたPCのこと

「AI PC」とは一般的にNPUが搭載されているPCのことを指します。

NPUは「Neural Processing Unit(ニューラルプロセッシングユニット)」の略称で、AI処理を専門に行うために設計されたチップのことを指します。2025年現在、NPUはグラフィックボードのように独立したパーツではなく、内蔵GPUのようにCPUのパッケージに内蔵される形でPCに搭載されています。

「ローカル型」のAI処理が得意なPC

AI PCは「ローカル型」のAI処理が得意なPCです。

「ローカル型」とは自分のPC上(ローカル環境)でAI処理を行う形式のことを指します。通信環境を問わずAI処理を扱うことができるため、ネットが繋がらない場面でもAIを活用できるというメリットもあります。

一方で、自分のPC上でAI処理を行うためPCの処理性能が不十分だとAIの能力も制限されてしまうというデメリットも抱えています。

AI PCに搭載されているNPUは、この「ローカル型」を採用しています。

一方で、最近話題の「ChatGPT」「Gemini」「Stable Diffusion」などの大規模生成AIは、主に「クラウド型」を採用しています。

「クラウド型」は自分のPCではなく別の場所にある高性能のクラウドサーバーでAI処理を行う方式のことを指します。AI処理はすべてクラウドサーバーが行うため、性能が低いPCでも高度なAI処理技術を活用することができるのが大きなメリットです。

ただし、外部のサーバーとの連携を行う関係上、ネット環境のある場所でしか使うことができないというデメリットもあります。

「ちょっと優秀なアシスタント」が1人付いてくるようなPC

色々説明しましたが、AI PCは簡単に言うとちょっと優秀なアシスタントが付いてくるPCというイメージです。

注意すべきなのは、あくまでも「ちょっと」という点です。

AI PCに搭載されている「NPU」の技術はまだ発展途上のため、クラウドサーバーほどのAI処理はできません。たとえるなら、「遠方にいる優秀な秘書」(クラウド型)と「身近にいる親切なアシスタント」(ローカル型)という感じでしょうか。

優秀な秘書は、その能力を活かしてやりたいことは大体なんでも手伝ってくれます。ただ、遠方にいるため連絡手段がないと指示ができないというデメリットがあります。

一方で、アシスタントは常に身近にいるので、何かあっても阿吽の呼吸ですぐに手伝ってくれることがメリットです。秘書と比べるとどうしてもできることや能力は限られるのがデメリットですが、外部との連絡が取れない状況でもしっかりとサポートしてくれます。

AI PCができること・苦手なこと

それではここからは実際にAI PCを使うとどんなことができるようになるのか、逆にAI PCは何が苦手で何ができないのかを確認していきましょう。

【できる】カンタンな映像・音声・画像などの編集補助

AI PCを使うことで簡単にできるようになることの例としては下記のようなものが挙げられます。

  • 音声ファイルのノイズ除去
  • 文字起こし
  • 文章・資料の要約
  • 写真の背景ぼかし・色調補正のサポート
  • 音楽のボーカル分離

NPUに対応したソフトが別途必要にはなりますが、これまで人間がCPUやGPUを使って行っていた作業が、NPUによってより低負荷・低電力・効率良く行えるようになりました。

KUL
KUL

「手動だとちょっと面倒だな~」という作業が、AIの力を借りることでより早くより正確に行えるようにもなっています。

【苦手】「生成AI」のように何かをゼロから生み出すこと

一方で、AI PCはゼロから何かを生み出すような大規模な生成はまだ苦手です(2025年6月現在)。

AI PCに搭載されている「NPU」は、CPUやGPUと比べて効率良く作業が行えるのは確かなのですが、とはいえNPU自体の性能はまだ発展途上で決して高くはないという問題があります。

文章生成や画像生成のような高い処理性能が求められるAI作業に関しては、「クラウド型」であれ「ローカル型」であれ、依然として「NPU」ではなく「処理性能の高いGPU」が必要です。

PCの演算能力を示す指標に「TOPS」というものがあります。TOPSは「Tera Operations Per Second」(1秒間に1兆回の演算ができる能力)の略語で、AIを用いた処理を行うにはおおむね下の表のTOPSが必要とされています。

用途必要なTOPS目安
音声アシスタント
顔認識
ノイズ除去
1~5 TOPS
リアルタイム文字起こし
簡単な写真補正
トリミングなど
5~10 TOPS
高度な画像解析
リアルタイム翻訳
画像・映像の自動編集
10~30 TOPS
軽量なチャットボット
小規模な文章生成
20~50 TOPS
画像生成
(Stable Diffusionなど)
80~120 TOPS
大規模な文章生成
(GPT-3と同等以上)
500~1000 TOPS

最近の「NPU」は性能の高いもので「50TOPS」(1秒間に50兆回の演算が可能)程度のものがありますが、上の表を見る限り、それでも軽量なチャットボット程度の処理が限度……。まだまだ「ChatGPT」や「Stable Diffusion」のような生成AIが動かせるほどではないというのが現状です。

このことからも、「NPU」を搭載したAI PCはあくまでも作業補助的な役割を担わせるくらいに留まるということがお分かりかと思います。

KUL
KUL

何度も繰り返しの説明にはなりますが、AI PCは「ネットに繋がなくてもがっつり生成AIが使える!」というようなものではないので注意が必要です。

ちなみに、同じくAI処理に長けている「GPU」はどれくらいの処理能力があるのかというと、下記がだいたいの目安になります。

GPUTOPS目安
RTX 3060約100 TOPS相当
RTX 3090約280 TOPS相当
RTX 4060100~140 TOPS相当
RTX 4080約400 TOPS相当
RTX 4090約 600 TOPS相当

NPUと比べるとやはり処理能力はかなり高め。現在のエントリークラスのゲーミングPCに搭載されているRTX3060RTX4060でさえ、現行のNPUの2倍以上の性能を持っています。

KUL
KUL

本格的にローカル環境で生成AIを動かしたい方にとっては、やっぱりまだNPUではなくGPUがおすすめ。正直なところを言うと、本格的にAIを使いたい人はそもそもAI PCではなくゲーミングPCやクリエイターPCを選ぶべきという感じです。

AI PCが向いているのはこんな用途・こんな人!

さて、ここまで色々と書いてきましたが、結局AI PCが向いているのはどんな人なのでしょうか?

SNS用などでちょっとした動画や画像の編集をしたい

まず一番おすすめなのは、SNSやWEBサイト用に普段からちょっとした編集作業をすることがある方

先ほども説明した通り、AI PCは写真・映像の補正や音声のノイズ除去などのちょっとした作業のサポートが得意分野です。

IllustratorやPhotoshop、Premier Proなどの本格的な編集ソフトを使うほどではないものの、日常的に何かしらの編集作業を行っている方はAI PCの恩恵を受けられる可能性があります。

幸いにもAI PCはグラフィックボードを搭載していないぶん、ゲーミングPCやクリエイターPCほど高額ではないことも多いため、カジュアルにAIのサポートを受けてみたいという方にとってはアリな選択肢です。

仕事で会議の文字起こしや資料の要約などに使いたい

AI PCは仕事用のPCとしてもおすすめです。

会議の文字起こしや資料の要約などの日常業務のちょっとしたサポートは、まさにAI PCの得意分野です。

のちほど紹介しますが、NPUを搭載したノートパソコン型のAI PCも多く販売されているため、リモートワークやWEB会議などが多い方にもおすすめです。

AI PCはこんな人には不向き!

本格的な映像や画像を編集するプロクリエイター

あくまでも補助的なことしかできないので本格的な編集作業のサポートを求めている方には不向きです。

ChatGPTなどの生成AIがクラウドサーバーの高性能な「GPU」を使って処理を行っているように、そもそも現状のAI作業は「NPU」よりも「GPU」の方に高い適性があります。

より高度なAI処理を求めている方はGPUを搭載した「ゲーミングPC」や「クリエイターPC」の方がおすすめです。

KUL
KUL

ちなみに「ゲーミングPC」や「クリエイターPC」を購入する際にわざわざNPUが使えるモデルを選ぶ理由もあまりありません。スペックの高いGPUが搭載されてるならそのGPUでAI処理をした方が圧倒的に早いので、正直わざわざNPUを使う理由がないっすね……

グラフィックボードの搭載されているPCが欲しい

ほとんど繰り返しとなりますが、グラボが搭載されているPCであれば基本的にNPUは必要ありません

前述した通り、GPUの方がAI処理の性能が高いため、わざわざNPU搭載モデルを選んでGPUとNPUを使い分けるメリットがが少ないです。強いて言うなら、NPUにAI処理を行わせた方が消費電力は若干低くなりますが、そもそもNPU搭載モデルの方が金額が高くなりがちなので、このメリットもそこまで大きいかというと微妙なところ⋯。

ただ、これはあくまでも2025年現在のNPUの性能においての話です。将来的にNPUの性能が上がることでGPUとの住み分けがさらに進む可能性もあります。

いまAI PCを買うならこれ!おすすめAI PC厳選3選

MousePro G4-I7U01BK-E

CPUCore Ultra 7 258V
(処理性能:47 TOPS)
グラフィックインテル Arc グラフィックス
メモリ32GB
ストレージ500GB SSD
パネル14インチ液晶
(解像度:3840×2160、60Hz)
重量約0.95kg
参考価格
(公式サイト)
239,800円
MousePro G4-I7U01BK-Eの性能

マウス公式サイトで見る

CPUに「Core Ultra 7 258V」を採用したマウスコンピューターのAI PCです。

NPUは近年のAI PCの中では比較的高めの性能で、処理性能を示す「TOPS」の数値は47 TOPSとなっています。AI PCに求められる「簡単な作業補助」は問題なくこなせる十分なスペックを持っています。

また、Thunderbolt端子とHDMI端子を備えているためそれぞれモニターを繋いで3画面で作業することも可能で、事務作業用のPCとしての適性はかなり高め。

そして本モデルの何よりの魅力はその重量。一般的なノートPCは軽いものでも1.2kg~2kg程度のものが多いですが、「MousePro G4-I7U01BK-E」は約0.95kgとかなり軽く仕上がっています。

持ち運びが非常に容易なので、オフィスや自宅だけにとどまらず、外での作業や仕事が多い方におすすめのモデルです。

なお、映像や画像の編集用途で検討している人はカスタマイズでストレージを1TBに増設しておくと利便性が上がるのでおすすめです。

GALLERIA DL9R-IG-C4A

CPURyzen AI 9 HX 370
(処理性能:50 TOPS)
グラフィックRadeon 890M
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD
パネル14インチ液晶
(解像度:2880×1800、120Hz)
重量約1.5kg
参考価格
(公式サイト)
179,980円
GALLERIA DL9R-IG-C4Aの性能

ドスパラ公式サイトで見る

ハイエンドモバイルCPU「Ryzen AI 9 HX 370」を搭載したドスパラのAI PCです。

「Ryzen AI 9 HX 370」はいま市販されているノートPC向けのCPUとしてはトップクラスの性能を誇り、NPUの処理性能も50 TOPSとAI PCとしてはかなりハイスペック、全体的に処理性能の高さが目立つ仕上がりとなっています。

また、特別性能が高いわけではありませんがGPUに「Radeon 890M」を搭載しているため、グラフィックボードが必要となるソフトウェアを一部扱えるのも嬉しいポイント。

重量は約1.5kgでノートPCとしては標準的な重さ。とにかく性能の高いAI PCが欲しいという方におすすめできるモデルです。

THIRDWAVE F-14LN5LA

CPUCore Ultra 5 226V
(処理性能:40 TOPS)
グラフィックインテル Arc グラフィックス
メモリ16GB
ストレージ500GB SSD
パネル14インチ液晶
(解像度:1920×1200、60Hz)
重量約0.95kg
参考価格
(公式サイト)
169,980円
THIRDWAVE F-14LN5LAの性能

ドスパラ公式サイトで見る

費用を少し抑えつつしっかりとAI PCらしさも感じたい方はこのモデルもおすすめ。

CPUの「Core Ultra 5 226V」はCPUとしての性能も上々、内蔵NPUも40 TOPSの処理性能をもっているためAI PCとしての性能はしっかりと抑えています。こちらのモデルも重量が比較的軽めで1kgを割っているのも嬉しいポイント。

また、本モデルは他のAI PCのノートと比べて比較的金額も安め。ちょっと良い事務用のPCを探している方なんかにもうってつけの製品です。

AI PCに関するよくある質問

AI PCがあると「生成AI」が使えるようになるの?

KUL
KUL

「ローカル型」の生成AIに関しては「NO」です。「クラウド型」はもちろんOK!

AI PCで使えるようになる「AI」は「生成AI」とは少し異なります

AI PCの「AI」はどちらかというと人間の作業の補助をしてくれるアシスタントのようなイメージで、ChatGPTをはじめとするゼロから何かを生み出す生成AIのようなパワーはありません。

ただ、もちろん他のPCと同様に、ChatGPTStableDiffusionなどの公式サイト上にある生成AIなら問題なく使うことができます。あくまでも自分のPC上で生成AIを動かす「ローカル型」は難しいというお話になります。

このあたりの違いはローカル型とクラウド型の違いの説明とも関連するので気になる方はぜひご覧ください。

AI PCを使うとChatGPTとかの生成AIの処理速度は速くなる?

KUL
KUL

基本的に速くなることはないです!

AI PCは「AI処理が速くなる」というような売り出し方をされているため誤解が生じがちですが、AI PCがあってもChatGPTなどの生成AIの処理速度が速くなったりすることは基本的にありません

これに関しても、クラウド型とローカル型の違いが関係しています。

「クラウド型」の生成AIは、あくまでもクラウド上のGPUが処理を担っているため、クラウドの外にある自分のPCが何か影響を及ぼすことはありません。これはAI PCでも超ハイスペックのPCでも、逆に低スペックのPCでも、スマホでも同様です。自分のデバイスの性能がクラウド型生成AIの処理速度に影響を及ぼすことは基本的にありません

では、もう一方の「ローカル型」の生成AIなら速度が速くなるのかというと、そういうわけでもありません。そもそもAI PCではChatGPTのような大規模生成AIをオフライン環境でまともに動かすことはできないため、速度以前の問題となります。AI PCに搭載されているNPUだけでは圧倒的にパワー不足です。

少し語弊はあるかもしれませんが、たとえるなら「AI PC」は自動車のようなものと言えるかもしれません。車を買うことで移動は便利になり、行動範囲も大きく広がります。そして「ローカル型」とは、この自分の車で色々な場所へ移動することを指します。

一方で、「クラウド上のサーバー」は飛行機です。より速く、より遠くまで移動できるようになり、行動範囲は海を超えて広がっていきます。「クラウド型」とは、飛行機のチケットを買って色々な場所へ移動することを指します。

ChatGPTのような「生成AI」は海を超えて移動するようなことです。基本的には飛行機を利用することになりますが、この飛行機が飛ぶ速さには、車のスペックは全く関係ありません。どれだけ性能の良い車(PC)を買ったところで、飛行機(クラウド上のサーバー)のフライト時間(処理時間)は短くなりません。かといって「じゃあせっかく性能の良い車も買ったし、自分で運転して移動するか」といっても、車だけで海を超えて移動するのは難しいですよね。

つまり、そういうことです。AI PCがあっても「飛行機」の速さは変わらないし、単独で海は超えられません。海を超えたい時には、AI PCではなくクラウドサーバーを使いましょう。

ChatGPTのような生成AIをローカル環境で単独で動かすというのは、現状のAI PCにとっては少し荷が重い仕事です。

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コラボPCはコスパがいい?それとも高い?特徴や通常モデルとのコスパ比較を紹介https://gamepc-lab.jp/collabo-pc/Wed, 11 Jun 2025 08:49:38 +0000https://gamepc-lab.jp/?p=6896

ゲーミングPCの販売サイトで目にすることの多いコラボレーションPC(以下、コラボPC)。これらは一般的なゲーミングPCとはひと味違ったデザインや特典で、多くのユーザーの興味をひきつけています。 しかし、「コラボPCって普 ... ]]>

ゲーミングPCの販売サイトで目にすることの多いコラボレーションPC(以下、コラボPC)。これらは一般的なゲーミングPCとはひと味違ったデザインや特典で、多くのユーザーの興味をひきつけています。

しかし、「コラボPCって普通のPCより高くない?」「見た目は良いけど性能はどうなの?」「本当に買う価値があるの?」といった疑問を持つ方も多いでしょう。とくにゲーミングPC初心者の方にとっては、通常のモデルを選ぶだけでも難しいのに、コラボモデルとなるとさらに判断が難しくなります。

そこで今回は、コラボPCの特徴やコストパフォーマンスについて、わかりやすく紹介していきます。

この記事の執筆者

【監修・執筆者】ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

【共同執筆者】ゲームPCラボ ライター

ベル塚ベル

経歴・想い

ゲーム関連の雑誌・書籍、そしてWebサイトを中心に執筆活動を行うフリーライター。生粋のゲーマーであり、仕事もプライベートもゲーム三昧。

Steamで頻繁にゲームをプレイすることから、ゲーミングPCにも精通しています。その知識と経験を活かし、読者の皆さんがより快適にPCゲームを楽しめるような情報をお届けします。

必ずしもコラボPCは割高なわけではない!

特典が豪華なものは高くなりやすい

コラボPCのケースデザインが手の込んだ特別仕様になっていたり、同梱されている特典が豪華だったりすると、同スペックのモデルよりも価格が高くなりやすいです。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

まさに、推しへの愛はプライスレス。コラボ製品はお金に糸目をつけない人向けのものという印象が強いですね。

コラボ内容によっては同コスパの場合も

ただし、例外もあります。コラボPCのケースデザインが通常モデルの流用だったり、特典が少なかったりする場合は、同スペックのモデルと価格が同じというパターンも珍しくありません。

もちろん、中にはコラボ性が乏しくても割高なモデルが存在することも。この点についてはケースバイケースになりますので、コラボPCの購入を検討している場合は、販売サイト内の検索機能を駆使して、同スペックのPCとの価格をしっかりと見比べることが重要です。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

「コラボ商品=高い」というイメージが強かったので、価格が変わらないものもあるのにはちょっと驚かされました。

そもそもコラボPCってどんなもの?

配信者やクリエイターとタッグを組んだ特別モデルのPC

コラボPCとは、パソコン販売メーカーが特定のコンテンツや企業、クリエイターとタッグを組んで作った特別モデルのパソコンのことです。

一般的なPCと基本構造は同じですが、PCケースのデザインやパーツ(CPUクーラー)がコラボ仕様になっていたり、特別な付属品が同梱されていたりと、通常のモデルにはない要素が詰まっています。

コラボPCの具体的な特典は以下のとおりです。

コラボPCの特典例
  • オリジナルデザインのPCケース
  • オリジナルLED設定(フロントLEDのカラーが変わる)
  • コラボ限定デザインのCPUクーラー
  • ポスターやステッカーなどのグッズ
  • デスクトップ画面で使える限定壁紙
  • オリジナルシステムボイス

このように多種多様な特典があります。オリジナルデザインのPCケースやPCパーツは、視覚的に推しを感じることができ、所有欲を大きく満たしてくれるのが特徴です。

さらに、声優や配信者とのコラボPCの場合は、オリジナルのシステムボイスが搭載されていることもしばしばあります。これは起動音やシャットダウン音など、PCの使用中に発生するシステム音を、推しのボイスに変えてくれるという機能です。デザイン以上に推しがより身近に感じられるため、ファンにとってはお金以上の価値があると言えます。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

「Type:YOU」と呼ばれる声優さんのシステムボイスが搭載されたノートPCシリーズもあるみたいですね。

コラボPCに積極的なメーカー「ドスパラ」

ゲーミングPCを取り扱っているメーカーの中で、とくにコラボに積極的なのが、ドスパラです

https://www.dospara.co.jp/gamepc_collabo

プロゲーマーが多く所属する「Crazy Raccoon」やeスポーツをメインとしたVTuber(バーチャルYouTuber)事務所「ぶいすぽっ!」など、日本を代表するプロゲーマー・ゲームストリーマーとのコラボPCを数多く取りそろえています。さらに、「VALORANT」の大会協賛モデルのようなものまで、幅広いラインナップが大きな特徴です。

性能についてですが、ドスパラで扱っているコラボPCは、自社のゲーミングPC「GALLERIA」シリーズなので、ゲーミング性能はピカイチ。コラボだから性能が低いということは決してありません。

また、多くのモデルがカスタマイズにも対応しており、SSDやメモリ、電源などを自分好みに変えられるのもありがたい点と言えます。ただし、コラボ仕様のCPUクーラーはカスタマイズに非対応なので、この点には注意が必要です。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

ドスパラ以外だと、パソコン工房マウスコンピューターもコラボPCを取り扱っています。

コラボPCがおすすめなのはこんな人

魅力たっぷりのコラボPCですが、どういった人におすすめなのでしょうか。ここでは詳しく解説していきます。

推し仕様のPCが欲しい!

コラボPCは推しのイラストやロゴがプリントされていたり、PCケースそのものが限定デザインになっていたりと、特別感を感じられる外観が大きな特徴です。 

コラボPCを手に入れれば、身の回りのものを推しグッズで統一でき、推しへの愛を日常的に実感できるだけでなく、周囲の人にもアピールできます。SNSなどで発信すれば、もしかしたら推しがあなたを認知してくれるかも?

ベル塚ベル
ベル塚ベル

いま話題の「推し活」という奴ですね。噂によると5人に1人が推し活をやっているらしいですよ。

コラボグッズを買って推しを応援したい!

推しがVtuberなど配信者の場合、スーパーチャット(スパチャ)で応援する人も少なくないでしょう。推しへの思いをお金と一緒に送れるので非常に便利なのですが、じつはスパチャは配信プラットフォームなどに手数料を取られるため、推しへの還元率が低いという欠点があります。

一方、グッズは推しへの還元率が高く、企業コラボとしての実績にも繋がるため、推しや所属事務所への貢献度も高いのが特徴です。とくに高額商品であるコラボPCを購入すれば、推しをより手厚く応援することができます。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

コラボグッズが売れることで新たなグッズが販売されたり、案件配信に繋がったりする可能性もあるかもしれません。推し活するなら断然グッズ購入です。

コラボPCがおすすめできないのはこんな人

逆に、コラボPCの購入を慎重に検討すべき方もいます。以下のふたつに当てはまる方は、要注意です!

コスパ重視のゲーミングPCが欲しい!

コラボPCは特別仕様のPCケースや特典といったものがある分、同じスペックを備えた通常モデルよりも価格が高くなりがちです。コストパフォーマンスを何よりも重要視する方にとってコラボPCは、余計な出費が増えてただただ損をするだけなので購入はおすすめできません。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

ほかにもSSDやメモリのアップグレードなど、追加費用がかかるので、コスパを重視するなら、普通のゲーミングPCを買ったほうがお得です。

すぐにゲーミングPCが欲しい!

コラボPCは出荷に時間がかかるのも難点のひとつです。たとえば、ぶいすぽっ!のコラボモデルPCは「5日で出荷」なのに対して、同スペックの通常モデルは「翌日出荷」と、手元に届くまでの時間に大きな差があります。

「早くゲームをプレイしたい」「仕事でも使うのですぐに届いて欲しい」という人がコラボPCを購入すると、大きなストレスを抱えることになるでしょう。

コラボモデルと通常モデルのコスパを比較してみた

通常のモデルと比べて高いイメージの強いコラボPCですが、具体的にどれぐらい高いのでしょうか。ここではドスパラのコラボPCをもとに、通常モデルとの価格差を見ていきたいと思います。

SHA7C-R56T RTX5060Ti 16GB搭載 渋谷ハル コラボモデル

ドスパラ公式サイトで見る

VTuber事務所「Neo-Porte」の運営兼所属タレントである渋谷ハルさんとのコラボPC。渋谷ハルさんは「APEX LEGENDS」の実況や、「VTuber最協決定戦」という大会運営をしていることでも有名なVTuberです。

渋谷ハル コラボモデルのひとつである「SHA7C-R56T」は、通常モデル「XA7C-R56T」がベースになっており、「14世代CPU」の中でもとくに人気の高いCPU「Core i7-14700F」と、最新機能に対応したGPU「GeForce RTX 5060 Ti」を搭載しています。

製品名SHA7C-R56T
(コラボモデル)
XA7C-R56T
(通常モデル)
CPUCore i7-14700FCore i7-14700F
GPURTX 5060 Ti 16GBRTX 5060 Ti 16GB
メモリ32GBメモリ DDR532GBメモリ DDR5
ストレージ1TB Gen4 SSD1TB Gen4 SSD
付属物オリジナル専用壁紙
クリアポスター
前面LED設定(オレンジ)
Minecraft
PC Game Pass
価格249,980円239,980円
製品ページ公式サイト公式サイト
※2025/6/11時点の価格

PCの性能としては優秀です。スペックが重めのゲームを快適にプレイしたり、高解像度でゲームを遊んだりできるマシンパワーを有しています。標準搭載されているメモリとストレージが大容量なのもうれしい点です。

特典は渋谷ハルさんのロゴがあしらわれたオリジナルPCケースオリジナル専用壁紙クリアポスターオリジナルLED設定(オレンジ)の4点。特筆すべきはPCケースです。

本モデル限定のマットブラック塗装を採用し、そこに渋谷ハルさんのロゴを筐体前面と左右にデザイン。さらに両側面のインテークエリアは、彼のトレードカラーである黄色に染め上げられていて、高級感とかっこよさを感じられる内容に仕上がっています。

PCケースにロゴがあるとはいえ、デザインはGALLERIAのものをそのまま流用しているせいか、値段は通常モデルから+10,000円程度。ちなみに渋谷ハル コラボモデル以外にも、GALLERIAケースをそのまま流用しているコラボPCはその多くが、通常モデルと近い価格帯設定にされています。意外と良心的ですね!

ベル塚ベル
ベル塚ベル

コラボモデルには、GALLERIAシリーズではお馴染みの特典「Minecraft: Java & Bedrock Edition for PC、PC Game Pass同梱版」がついていないので要注意!

VSA7C-R57 ぶいすぽっ!コラボモデル

ドスパラ公式サイトで見る

ゲームやesportsの分野で活躍するVTuberのプロダクション「ぶいすぽっ!」とのコラボモデルです。30名以上の女性VTuberが在籍し、FPSや格闘ゲームといった競技シーンで人気のあるジャンルのゲームを数多くプレイし、その様子を配信しています。

「ぶいすぽっ!」コラボモデルのひとつ「VSA7C-R57」は、「XA7C-R57」と同じ性能を持つコラボPCです。

製品名VSA7C-R57
コラボモデル
標準サイドパネル
VSA7C-R57
コラボモデル
特別サイドパネル付
XA7C-R57
(通常モデル)
CPUCore Ultra 7 265FCore Ultra 7 265FCore Ultra 7 265F
GPURTX 5070 12GBRTX 5070 12GBRTX 5070 12GB
メモリ32GBメモリ DDR532GBメモリ DDR532GBメモリ DDR5
ストレージ1TB Gen4 SSD1TB Gen4 SSD1TB Gen4 SSD
付属物オリジナル専用壁紙
クリアポスター

ステッカー
前面LED設定(マゼンタ)
特別サイドパネル
オリジナル専用壁紙
クリアポスター

ステッカー
前面LED設定(マゼンタ)
Minecraft
PC Game Pass
価格369,800円389,980円284,980円
製品ページ公式サイト公式サイト公式サイト

AIや機械学習に強いCPU「Core Ultra 7 265F」と高性能な人気GPU「GeForce RTX 5070」を組み合わせたハイパワーなモデルで、ゲーミング性能も非常に高いものとなっています。「モンスターハンターワイルズ」をはじめとした、多彩な人気ゲームを快適にプレイすることが可能。このクラスのCPUとGPUがあれば、しばらくは新作ゲームの要求スペックで一喜一憂することもなくなりそうです。

本PCの特典は、オリジナルPCケース、オリジナルシステムボイス、キャラクターステッカー、A4クリアポスター、コラボモデル限定壁紙3種、コラボモデル限定梱包箱(デスクトップPC限定)、ロゴ転写ステッカー(ノートPC限定)です。

中でも注目したいのが、オリジナルPCケースとオリジナルシステムボイスです。ケースの右側面にはぶいすぽメンバーの集合イラストがデザインされたサイドパネルを標準装備しており、メンバーたちを24時間好きなときに眺めることができます。左側面のパネルにはぶいすぽロゴがあしらわれており、さらにガラスパネルから見える水冷ユニットにも同様のロゴがあり、特別感が半端ありません!

また、メンバーの集合イラストではなく、特定のメンバーひとりが大きく描かれた特別サイドパネルも用意されています。システムボイスはメンバーごとに20種類のボイスが用意されており、購入時のカスタマイズ画面からひとりだけ選ぶことができます。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

推しが複数人いる人にとってはかなりの悩みどころになりそうですね(汗)。

価格は通常モデルと比べると8万円ほど高くなっています。特別サイドパネルを搭載したモデルの場合は、さらに2万円ほど割高になります。最大で10万円の差が生まれるため、性能だけで見るならコストパフォーマンスは非常に低いと言えます。

しかし、PCケースやシステムボイス、さらには梱包箱まで含めた特典の内容がかなり豪華なので、「ぶいすぽが大好き」「ぶいすぽのあのメンバーを推している」という人にとっては価格以上の価値を持つ、最高のコラボPCと言えるでしょう。

ベル塚ベル
ベル塚ベル

推しを目と耳の両方で感じられるファン感涙のゲーミングPC! これだけ徹底的にコラボしてくれるなら、高いのも納得です。

最後に

このように、コラボの内容や質に応じて価格が変化するのが現在のコラボPC市場の特徴です。

「コラボPCが欲しいけど、価格がどうしても気になる」という方は、同じスペックを持つ通常モデルを検索してみることをおすすめします。ほとんどのコラボPCには元となる通常モデルが存在するため、比較すれば明確な価格差を把握できます。

その差額を確認したうえで、コラボならではの特典やデザイン性が価格以上の価値を持っていると感じた場合は、コラボPCを購入するといいでしょう。ただし、価格に差がある場合、単純な性能面では通常モデルと差がないため、コラボPCのコスパは悪いと言わざるを得ません。

最終的には「このデザインや特典にいくらの価値を感じるか」という個人の価値観が購入判断材料となるでしょう。

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ゲーミングPCの寿命は何年くらい?買い替えサインや故障の兆候についても解説https://gamepc-lab.jp/pc-lifespan/Tue, 10 Jun 2025 09:39:00 +0000https://gamepc-lab.jp/?p=6055

ゲーミングPCを購入するとき、あるいは検討しているとき、「何年くらい使えるんだろう」と考えたことはありませんか? ゲーミングPCに限らず、コンピューター全般にはどうしても寿命や故障がつきもの⋯。とはいえ、故障の兆候をある ... ]]>

ゲーミングPCを購入するとき、あるいは検討しているとき、「何年くらい使えるんだろう」と考えたことはありませんか?

ゲーミングPCに限らず、コンピューター全般にはどうしても寿命や故障がつきもの⋯。とはいえ、故障の兆候をある程度把握していればある日突然対応を迫られるというケースもそこまで多くありません。

今回はそんなゲーミングPC、あるいは使われているPCパーツに関する「寿命」についてのお話です。

私がこの記事を書いています!

ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

ゲーミングPCの寿命は?

「物理的な寿命」なら5〜8年程度

一般的なゲーミングPCの寿命はおおよそ5〜8年程度と考えておくのが無難です。

比較的長時間かつ高温の状態にさらされやすいゲーミングPCは、おおむねこれくらいの年数が経つと電源ユニットや冷却ファン、ストレージなど、何かしらのパーツに不具合が生じやすくなります。

とはいえこれはあくまでも各パーツの一般的な保証期間などを考慮したときの目安。搭載しているパーツのグレードはもちろん、普段どんな使い方をしているか、普段どれくらいメンテナンスをしているかによっても寿命は大きく変わってくるので注意が必要です。

KUL
KUL

と、ここまで言っておいてなんですが、何をもってゲーミングPCの寿命と言うのかというのは正直難しいところがあります。

まず大前提として、PCはパーツを交換することで理論上はどこまでも寿命を伸ばすことが可能です。

しかし「パーツを交換してまで使うことは考えていない」という方にとっては、何かが故障したタイミング(正確には「手に負えない故障」が起こったタイミング)がPCの寿命であり、そのタイミングがPCの買い替え時ということになります。

「寿命」という言葉を使う方は、おそらく「何かあっても自分で修理できる」というような自作PC勢に近い方ではなく、どちらかというと「いきなり故障したら困る」「何年くらい故障せずに使えるのか」などを懸念されている、比較的ライトな方が多いのではないかと思っています。

今回はそういった観点からも、「物理的な寿命」を「PCの何かしらのパーツが故障しやすいタイミング」と想定し、5〜8年という年数を設定しました。

「性能的な寿命」なら3〜5年程度が目安

一方で、性能的な寿命は3〜5年程度と、物理的な寿命よりも早く訪れます。

「性能的な寿命」とは、ゲームの進化に対してPCの性能が追いつかなくなってしまうことを指します。「数年前のゲームなら問題なく遊べるけど、最新のゲームだと満足のいくフレームレートが出ない」などの症状が主に当てはまります。

どの程度のスペックのPCを購入するかにもよりますが、10万円台前半のエントリーモデルの場合は3年程度で最新のゲーム環境に追いつけなくなる可能性があります。20万円前後の一般的なPCの性能であればおおよそ5年程度が目安となります。

KUL
KUL

ちなみに「性能的な寿命」の一番の原因はGPUの世代交代によるところが大きいです。CPUも重要ですが、GPUに比べるとあまり大きな問題にはなりません。

実際に、3年前には主流GPUだった「RTX3050」や「RTX3060」が、2025年のいまは低価格帯のゲーミングPCに搭載される格安GPUとなっています。エントリークラスと呼ばれる価格帯で、費用をなるべく低く抑えたい方向けの手頃な価格のモデルに搭載されています。

では、5年前に主流だった「RTX2060」や「RTX2070」はどうでしょうか。比較的軽めのPCゲームであれば推奨スペックを上回っていますが、最新のモンハンワイルズMecha BREAKなどは推奨スペックを超えられないようにもなってきました。

新たに発売されたRTX50シリーズなどを考えると、今後もPCゲームは進化を続けていくことが予想されます。

その時々のハイエンドモデルならまだしも、ミドルスペック程度の性能であれば遅くとも5年後を目処にある程度の性能的な寿命を迎えると考えておいたほうがよいかと思います。

「物理的な寿命」を迎えやすいパーツ

簡易水冷CPUクーラー(3〜5年程度)

簡易水冷のCPUクーラーはおおむね5年程度が寿命の目安です。冷却液を運ぶポンプやチューブに経年劣化による寿命がやってきます。

劣化が大きく進むとPCケース内での水漏れなどの深刻な事故を引き起こすこともあります。

KUL
KUL

でも、その劣化したチューブとかポンプとかを交換したらまだ使えるんじゃないの?

と思う方もいるかもしれませんが、そうはいかないところに簡易水冷の難しさがあります

簡易水冷はほとんどの製品がメンテナンスの必要ない「メンテナンスフリー」を謳っていますが、その代償として強固な構造で簡単には部品の交換ができないというデメリットを抱えています。

基本的には故障したらそこが寿命、簡易水冷はパーツを丸ごと全部交換する必要があるというリスクは認識しておく必要があります。リスクやメリット・デメリットについては下記の過去記事でも少し詳しくまとめています。

電源ユニット(3〜5年程度)

電源ユニットはおおむね3〜5年程度が寿命の目安となります。

ただ、電源に関してはどれくらいの頻度で使用していたか、どんな用途で使用していたかによっても寿命が大きく変わってくるため、あくまでも参考程度の目安となります。

KUL
KUL

電源ユニットの品質(80PLUS認証)などによっても結構変動しますしね⋯

なお、電源ユニットの寿命はユニット内部のコンデンサが劣化することによって引き起こされます。長時間の使用によってコンデンサが劣化し、電圧が不安定になると、他のパーツにも影響を及ぼすような重大な問題を引き起こす可能性も⋯。

ちなみに、一般的に電源ユニットの劣化が進むと電源を供給するパワー徐々に低下していきます「買ったばかりの頃は問題なく動いてたけど、最近は負荷がかかると電源が落ちるようになってきた」というような場合は電源ユニットの劣化が原因かもしれません。

電源ユニットの選び方については過去にまとめたことがありますので、興味のある方はぜひ併せてご覧ください!

ストレージ(SSD:5〜7年 / HDD:3〜5年)

ストレージも常に寿命がつきまとうPCパーツのひとつです。ただ、種類や使用頻度によって寿命は大きく異なります。

一般的に、SSDは書き込み回数(TBW)が規定数に到達することで寿命がやってくるため、使い方によっては7年以上使えることもあります。

一方で、HDDは「磁気ディスク」やディスクに読み書きを行う「ヘッド」などの物理パーツで構成されている特性上、衝撃や振動、経年劣化による寿命(故障含む)のリスクがあります。おおむね3〜5年程度が目安ではありますが、もちろんこちらも使い方によるところも大きく、あくまでも目安です。

KUL
KUL

ちなみに安定した状況下で長期保存をするなら物理媒体であるHDDの方が適しています。結局、古今東西「記録」は何かに刻みつける形の方が後世に残りやすいという話ですね。

「性能的な寿命」を迎えやすいパーツ

グラフィックボード(グラボ・GPU)

PCゲームにおいておそらく最も重要なパーツであるグラフィックボードですが、それゆえに性能的な寿命を迎えやすいパーツでもあります。

2025年の現時点であれば、たとえばエントリーモデルのゲーミングPCに搭載されている「RTX3050」や「Radeon RX 6600」などは、おおむね3〜4年後を目処に性能的な寿命を迎える可能性があります。

PCゲームの推奨スペックは確実に年々高まってきています。最近でいうと「モンハンワイルズ」が特にその推奨スペックの高さで大きな話題になり、遊べるPC・遊べないPCの明暗がはっきりと分かれました。その後、ゲーミングPCデビューや買い替えによる特需が訪れたのも記憶に新しいです。

KUL
KUL

特にGTX10・RTX20シリーズの方はかなり厳しそうだった印象⋯。今回モンハンが押し上げたこの基準は、今後少しずつ業界のスタンダードになっていきそうな予感がします。

一方、「RTX4090」や「RTX5080」などのハイエンドGPUの場合は、今後5年以上にわたって快適に使えそうでもあります。ただ、ゲーミング性能としてはまだまだ活躍できる「RTX3080」が、モンハンワイルズにおいては「DLSS3」を活用できずにパフォーマンスを落としてしまったという例もあります。このような最新の技術が世に出てきた場合、また少し違った側面からの性能的寿命に直面する可能性もあります。

なお、グラフィックボードの物理的な寿命は比較的長めではありますが、あまりにも酷使していると劣化が進むことがあります。以前、中古PCについて触れた際にマイニング落ちグラボについて説明したことがありましたが、これはまさに物理的な寿命といってもいいかもしれません。

RAM(物理メモリ)

RAMはそれ自体は劣化しにくいため、「物理的な寿命」に関しては比較的長めのパーツです。どちらかというとメモリは「性能的な寿命」の方に気をつけるべきです。

2025年時点では多くのPCゲームが16GB以上を推奨していて、一部の重量級のタイトルがぽつぽつと32GB以上を推奨とするようになってきています。まだしばらくは16GBでも問題なさそうですが、4〜5年後くらいには32GBが標準となっていそうな気もします。

ただ、メモリは比較的増設が容易なパーツでもあります。容量が不足してきても他のパーツより簡単に延命ができるというのは覚えておくと良いでしょう。

KUL
KUL

メモリはある程度のスペックのPCだったら32GBを搭載しておくのが無難です。ただエントリーモデルのPCならあまり32GBを活かす機会がないので16GBでも十分かも。

PCパーツの寿命・買い替えのサインとは

PCパーツの中でも比較的寿命・故障のリスクがあるものに関して、その兆候について紹介します。

簡易水冷CPUクーラー:CPUの温度が下がらない

CPUクーラーの不調でよく見られる兆候は「CPUの温度が下がらないこと」です。

特にPCを起動してそれほど時間が経っていないにも関わらずCPU温度が高いままの場合は注意、冷却機能が正常に動作していない可能性があります。

KUL
KUL

簡易水冷は基本的に修理できません。下記の応急処置を試してみるのもアリですが、基本的に不具合がでた時点で交換を検討したほうが良いと思います。グリスの塗り直しは少し手間がかかります。

試してみたい応急処置
  • CPUグリスの塗り直し
  • ファンやラジエーター周辺のホコリの清掃・除去

電源ユニット:突然の電源落ち・焦げくさいにおい

電源ユニットは不調になると電源が突然落ちることがあります。

またPCの起動が安定しなかったり、PCの使用中に何かが焦げたようなにおいがした場合も危険。まずは下記の応急処置を試してみることをおすすめします。

KUL
KUL

とはいえどれも本当に基本的な確認レベルのものにとどまります。電源ユニットは他のパーツの故障も引き起こしかねないので、不調が続くようなら交換推奨です。

試してみたい応急処置
  • コンセントのタコ足配線を避ける
  • 電源ケーブルがしっかり接続されているか確認
  • PC内部のホコリの除去

ストレージ:起動・読み込みが遅い、異音がする

Windowsの起動に妙に時間がかかったり、以前よりもファイルのロードに時間がかかると感じたときは、ストレージの劣化も疑ってみましょう。

特にSSDは寿命が近づくと読み書きの速度が低下していく傾向があります。他にもデータを読み込む際に頻繁にフリーズしたりといった症状も危ない兆候です。HDDは異音にも注意が必要です。物理メディアである以上、ある程度の音は発生しますが、不自然に大きい音や聞いたことのないような音が聞こえた場合は劣化が進んでいる可能性があります。

KUL
KUL

ストレージはとにかく怪しいと思ったら早めにバックアップを取っておくことが重要!壊れ方次第ではデータ復旧ができないこともあります。

試してみたい応急処置
  • 「CrystalDiskInfo」などでストレージの状態を確認
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NEXTGEAR JG-A7A60の評価・レビュー!RX7600搭載の高コスパゲーミングPChttps://gamepc-lab.jp/nextgear-jg-a7a60/Tue, 03 Jun 2025 11:56:03 +0000https://gamepc-lab.jp/?p=6803

今回紹介するのは、マウスコンピューターのゲーミングブランド「NEXTGEAR」シリーズのエントリーモデル「NEXTGEAR JG-A7A60」です。 20万円を切る価格帯ながら、フルHD対応でのゲームプレイに必要な性能を ... ]]>

今回紹介するのは、マウスコンピューターのゲーミングブランド「NEXTGEAR」シリーズのエントリーモデル「NEXTGEAR JG-A7A60」です。

20万円を切る価格帯ながら、フルHD対応でのゲームプレイに必要な性能を兼ね備えた、非常にバランスの良い構成が魅力の1台となっています。

はじめてのゲーミングPCを探している方や、コスパを重視するユーザーにもぴったりのモデルです。

本記事では、「NEXTGEAR JG-A7A60」の特徴や魅力、さらにおすすめのカスタマイズについて解説していきます。

この記事の監修者・執筆者

【監修者】ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

【執筆者】ゲームPCラボ ライター

ABYSS爺

経歴・想い

駆け出しのフリーライターとして、ゲーム関連の記事を中心に執筆しております。
ゲームはジャンル問わず幅広く遊んでいますが、特にFPS・SRPG・ARPGが好きです。 最近はGALLERIAのゲーミングノートPCを愛用しています。 よろしくお願いいたします。

NEXTGEAR JG-A7A60の性能

【NEXTGEAR JG-A7A60】のスペック・評価

NEXTGEAR JG-A7A60の評価

公式サイトはこちら

CPUAMD Ryzen 7 5700X
(3.4GHz-4.6GHz/8コア/16スレッド)
GPUAMD Radeon RX 7600
(8GB GDDR6)
メモリ16GB
(8GBx2, DDR4-3200)
ストレージ1TB SSD
 (NVMe Gen4)
チップセットAMD B550 チップセット
電源550W
(80PLUS BRONZE)
CPUクーラー水冷式
240mmラジエーター
本体サイズ
(幅/奥行/高さ)
約220mm×411mm×390mm
本体重量約9.1kg
本体価格
(税込)
174,980円
NEXTGEAR JG-A7A60基本スペック
NEXTGEAR JG-A7A60のメリット
  • この価格帯では珍しい水冷式クーラーを標準装備
  • 標準で1TB SSD搭載、容量にゆとりあり
  • サイドパネルがPCの中が見える強化ガラス仕様
GNEXTGEAR JG-A7A60のデメリット
  • 最新ゲームを高設定・高解像度で楽しむにはやや物足りない
  • ゲーム・マルチタスクすべてに余裕を求める人にはパワー不足を感じる場合も
  • 水冷式クーラーは、定期的な点検や交換を考慮する必要あり

ゲームPCラボライターの評価

ABYSS爺
ABYSS爺

エントリークラスながら、必要な性能をしっかり押さえつつ価格を抑えた堅実なモデルです!

コスパ重視でゲーミングPCを探している方や、ゲームと普段使いの両方で快適に動くPCを探している方にとって「NEXTGEAR JG-A7A60」は安心して選べるモデルとなっています。

「Ryzen 7 5700X」「Radeon RX 7600」の組み合わせは、フルHDで多くの人気ゲームを安定して動かせるバランスの良い構成です。「Apex Legends」「VALORANT」等の軽めのFPSから「Street Fighter 6」等の対戦ゲームでは高フレームレートを維持して遊べます。

「モンスターハンターワイルズ」のような重めのゲームも、設定を調整すれば十分にプレイできる性能があり、幅広いゲームジャンルに対応できる汎用性の高さが魅力です。高解像度やレイトレ重視のシーンには向きませんが、価格とのバランスを考えると非常に魅力的な構成となっています。

特徴としては20万円以下のモデルでは珍しい水冷式クーラーが付いている点も挙げられます。水冷式は冷却性や静音性、見た目のメリットがある一方で、寿命や将来的な交換の手間がかかるというデメリットもありますが、パーツにこだわるユーザーにはおすすめポイントとなります。

また、1TB SSDを標準搭載しており、ストレージをカスタマイズでアップグレードする必要がないのも良心的なポイントです。多くのゲーミングPCが標準で500GB搭載となっており、カスタマイズが必要となるところ、本モデルは最初から1TB設計となっており、コスパと長く使える構成がしっかりと考えられたモデルであることが伝わります。

ABYSS爺
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初めてのゲーミングPCとしても安心して選べるモデルです!

NEXTGEAR JG-A7A60で注目すべきパーツ

「NEXTGEAR JG-A7A60」の構成の中から特徴的なものをピックアップして紹介します。

 【GPU】AMD Radeon RX 7600

ベル塚ベル
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エントリークラスながら、RTX4060相当の実力を持つコスパ優秀なGPU

「Radeon RX 7600」は、エントリークラスの価格帯ながらも、実際のゲームパフォーマンスではRTX4060と肩を並べる性能を持ち、フルHDゲーミングにおいては非常に優秀なコストパフォーマンスを発揮するGPUです。

「Apex Legends」「フォートナイト」「VALORANT」などのFPSはもちろん、重量級タイトルでも画質設定を少し調整すれば快適なプレイが可能です。多くのタイトルで100fps超えも狙え、ゲーミング体験において不足を感じることはまずありません。

NVIDIAにあるDLSSのような機能は使えませんが、その分、価格がしっかりと抑えられています。NVIDIAのグラボより安価でありながら、実用面でのバランスに優れている点はRadeonならではの強みです。グラフィックの鮮明さやゲーム体験を重視しつつも、コスパを優先したい人には非常に理にかなった選択肢といえるでしょう。

【CPUクーラー】水冷式240mmラジエーター

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この価格帯でめずらしい水冷式クーラー標準搭載モデル

「NEXTGEAR JG-A7A60」では、CPUクーラーに240mmサイズの簡易水冷クーラーが採用されています。水冷式というと高価なイメージがありますが、本モデルの価格帯では非常に珍しく、冷却性能や静音性、デザイン性という点ではかなり強力なパーツです。

高負荷時でも熱がこもりにくく、動作が不安定になったりクロックが落ちたりといった「サーマルスロットリング(熱による性能低下)」のリスクを抑えてくれるのは水冷式の大きな利点です。また、静音性にも優れているため、ファンの音が気になる人にとっても嬉しいポイントです。

一方で、今回のようなエントリー帯の構成であれば、空冷でも十分な冷却が見込めるケースも多く、水冷でなければいけないというほどではありません。さらに簡易水冷はポンプなど可動部が多く、使用環境によっては短期間で寿命を迎えることもあるため、長期運用を考える場合はメンテナンスの必要性も念頭に置いておかなければなりません

性能面では非常に優秀な装備ですが、デザイン性や静音性、冷却重視派にとってはうれしいポイントである一方、運用やメンテナンス面では空冷より若干手間がかかる側面もあります。冷却重視かコスパ重視か、ユーザーのスタイル次第で評価が分かれる部分と言えるでしょう。

【ストレージ】1TB(NVMe Gen4)

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この価格帯で1TB標準搭載はかなり良心的!ただし2TBへのカスタマイズも視野に

「NEXTGEAR JG-A7A60」は、標準構成で1TBのNVMe SSDを搭載しています。この価格帯のゲーミングPCだと500GBがベースになっていることも少なくないため、最初から1TBあるのは地味ながら大きなメリットです。

実際、最近のゲームタイトルは1本あたりの容量が50〜100GBを超えるものも少なくなく、500GBだと数本入れただけでストレージがパンク寸前になるようなことも。OSやアップデートファイルの占有も無視できないため、500GBではかなり神経質な運用が必要になります。

その点、1TBあればゲームに加えて、スクリーンショットや録画データなどもまとめて保存できる余裕があります。とくに「あとからストレージを追加するのが面倒」「初心者だから最初から安心構成がいい」という人には嬉しいポイントです。

もちろん、将来的に増設も可能ですが、最初から気にせず使える容量があるというのは非常に嬉しいポイントです。予算に余裕があるなら2TBへのアップグレード(+25,300円)もおすすめです。ゲーミングPCは長く使えるので、2TBあればゲーム・普段使いでストレージに悩まされる場面はしばらくないと思います。

NEXTGEAR JG-A7A60のおすすめカスタマイズ

「NEXTGEAR JG-A7A60」をより使いやすくするためのカスタマイズを紹介します。

マウスコンピューターは、購入ページでパーツの換装や増設をはじめとする「カスタマイズ」が行えます。自分でPCケースを開けてパーツをいじる必要などもなく、すべて搭載・調整された状態で手元に届くので、初心者の方でも安心して利用することができます。

必須級ではないものの快適に使い続けるなら検討したい

おすすめは、メモリ・ケース・ストレージのカスタマイズです。

①メモリ②ケース①ストレージ
カスタマイズ前16GB (8GBx2)
(DDR4-3200)
ブラックミニタワーケース
強化ガラスサイドパネル
1TB SSD
(NVMe Gen4)
カスタマイズ後32GB (16GBx2)
(DDR4-3200)
ブラックミニタワーケース 強化ガラスサイドパネル
赤色LEDケースファン
2TB SSD
(NVMe Gen4)
カスタマイズ
おすすめ度

NEXTGEAR JG-A7A60をより快適に、そして満足度の高い1台として仕上げるためにおすすめしたいのが、メモリの32GB化(+14,300円)LED付きケース(+5,500円)2TBへのストレージの増設()カスタマイズです。標準でも十分な構成ではありますが、長く使うことを考えたときに、この2点のアップグレードは特に効果的といえるでしょう。

メモリについては、フルHD環境での一般的なゲームプレイであれば16GBでも対応可能ですが、録画や複数アプリを並行して使うマルチタスク環境では32GBあると余裕が違ってきます。近年では推奨スペックに32GBと明記されるタイトルも出てきており、今後を見据えた安定性という意味でも検討する価値は十分です。

また、ケースファンのカスタマイズも見逃せません。LEDライティング対応ファンを搭載することで、ゲーミングPCらしいビジュアルも実現できます。外観の満足度は毎日目にするものだからこそ大切なポイント。カラー変更なども含め、自分好みにカスタマイズしておくと、所有感や満足感がグッと高まります。

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標準で1TBのストレージが搭載されていますが、たくさんゲームをダウンロードしたい方は2TBへのカスタマイズもおすすめです。

【メモリ】16GB(8GBx2)→32GB(16GBx2)

メモリは、標準で16GB(8GB×2)構成となっていますが、複数のアプリを開いたままゲームをしたり録画したりとマルチタスクを行う場合、余裕を持って32GBにアップグレード(+14,300円)しておくと安心です。

フルHDであれば16GBで十分ですが、重量級のタイトルでは推奨スペックが32GBのものもありますので。遊びたいゲームが32GB推奨なら増設しておいた方が安心感があるでしょう。

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ただ、20万円を切るコスパの良いモデルなので、予算との相談で、無理にカスタマイズする必要はないと思います。

【ケース】LEDなし→ 赤色LEDケースファン

PCケースの左側面が強化ガラスパネルとなっており、カスタマイズによりRGBライティング対応ファンを搭載(+5,500円)することでLEDライティング対応となる点もおすすめポイントです。

またケースカラー自体をブラックからホワイトに変更することも可能です(+9,900円)。ケースをカスタマイズすることで、ゲーミングPCらしく華やかな見た目に。デザイン性を追及する方にもおすすめカスタマイズです。

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ゲーミングPCは長く使うものなので、デザイン選びも大切です。

【ストレージ】1TB(NVMe Gen4)→2TB(NVMe Gen4)

標準で1TBの高速NVMe SSDを搭載している本モデルですが、予算に余裕があれば2TBへのアップグレード(+25,300円)もおすすめです。最近のゲームは1タイトルで100GB前後の容量を消費することもあり、たくさんのゲームをプレイする場合や録画データを保存する場合はすぐに埋まってしまうことも少なくありません。

普段使いにも申し分ない性能のモデルなので、ゲームだけでなく作業ファイルをたくさん保存する用途がある方は、最初から2TBを選んでおくと後々のストレージ不足の心配も少なく、快適に使い続けられます。

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後から増設もできますが、最初から大容量構成にしておけばデータ整理の手間も減って快適です。

その他のカスタマイズはお好みで

今回のモデルに関しては必須級のカスタマイズはありませんが、もしこだわりがあればその他にもカスタマイズを追加してOK。

他のパーツのカスタマイズについては下記記事でも解説しているので、もっと知りたい方はぜひご覧ください。

最後に

今回はマウスコンピューターのゲーミングPC「NEXTGEAR JG-A7A60」についてご紹介しました。

価格を抑えながらも、Ryzen 7 5700XとRadeon RX 7600を搭載したバランスの良い構成で、はじめてのゲーミングPCにもぴったりの1台です。ゲームプレイに必要な性能をしっかり備えつつ、ストレージや冷却性能にも配慮されており、長く使える実用性の高いモデルといえるでしょう。

コストを抑えつつゲームも幅広く楽しみたいというユーザーの期待にしっかり応えてくれる、コスパ重視型ゲーミングPCの有力候補です。

気になった方は、カスタマイズも含めてチェックしてみてください。

ゲームPCラボではこの他にもゲーミングPCのレビューを定期的に行っています。ぜひ今後のゲーミングPC選びの参考にしてみてください。

その他のゲームPCラボおすすめモデルの紹介

CPUにはハイクラスモデルにも搭載される「Core i7-14700F」、グラフィックボードにはWQHDでも満足に遊べるRadeon RX 7800 XT 16GB」を搭載したモデル。モンハンワイルズをしっかりと楽しみ切りたい方におすすめです。

CPUには「Ryzen 7 5700X」、グラフィックスにはベーシックなRadeon RX 7600 8GB」を搭載したモデル。

ゲーマーにはうれしい1TB SSD搭載で、色々なPCゲームを遊ぶ方でも安心!価格も約18万円と、はじめてのゲーミングPCにおすすめの一台です。

PC本体とゲームに必要な周辺機器を合わせた計5点セットのモデル。周辺機器を揃えるとなると安くてもPC本体の他に2~3万円程度が追加でかかりますが、それらが全部いっぺんに揃います!

CPUには「Core i5-14400F、グラフィックスには新世代GPUGeForce RTX 5060 Ti 16GB」を搭載。最新の3Dゲームも十分に遊べるおすすめの一台です。

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PCゲームはどこで買える?SteamやEpic gamesなどの特徴・違いを紹介https://gamepc-lab.jp/game-platform/https://gamepc-lab.jp/game-platform/#respondMon, 02 Jun 2025 13:26:54 +0000https://gamepc-lab.jp/?p=6778

PCゲームの購入やダウンロードができるサービス「ゲーム販売プラットフォーム」。PCゲーマーにはお馴染みの存在ですが、ゲーミングPCを初めて買った人にとっては、よくわからないサービスかもしれません。 今回は、PCゲームを遊 ... ]]>

PCゲームの購入やダウンロードができるサービス「ゲーム販売プラットフォーム」。PCゲーマーにはお馴染みの存在ですが、ゲーミングPCを初めて買った人にとっては、よくわからないサービスかもしれません。

今回は、PCゲームを遊ぶために必要なゲーム販売プラットフォームの種類や特徴を解説します。「できるだけ早く遊びたいから、結論を教えて!」という方は、「結局はどこでゲームを遊べばいいの?」の項目をチェックしてください。

この記事の監修者・執筆者

【監修者】ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

【執筆者】ゲームPCラボ ライター

ベル塚ベル

経歴・想い

ゲーム関連の雑誌・書籍、そしてWebサイトを中心に執筆活動を行うフリーライター。生粋のゲーマーであり、仕事もプライベートもゲーム三昧。

Steamで頻繁にゲームをプレイすることから、ゲーミングPCにも精通しています。その知識と経験を活かし、読者の皆さんがより快適にPCゲームを楽しめるような情報をお届けします。

とりあえずSteamを押さえておけばOK

皆さんが一番知りたいのは、どのゲーム販売プラットフォームを選べばいいのか、という点でしょう。

その疑問にズバリお答えすると、PCゲーム販売プラットフォームの最大手「Steam」を選んでおけば間違いありません

Steamは品揃え・セール・コミュニティなどあらゆる面で圧倒的

驚異的な品揃え、手頃な価格で買える大規模セール、充実したユーザーコミュニティ、ゲームの評価が客観的に把握できるユーザーレビュー、PCゲームがスマートフォン・タブレット・テレビで遊べるリモートプレイなど、あらゆる面でSteamは圧倒的な存在です。とりあえずSteamを選んでおけば、この世にある大半のPCゲームが楽しめるでしょう。

ただし、メジャータイトルの中にはSteamに対応していないものも多くあります。より幅広いタイトルをカバーしたいなら、「Epic Games Store」も押さえておくことをおすすめします。

ベル塚ベル
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タイトルによっては自社サイトで販売・管理しているケースも多いため、すべてのゲームをSteamだけでカバーするのは不可能……。

「VALORANT」や「原神」などは専用クライアントが必要

「リーグ・オブ・レジェンド」(LoL)「VALORANT」「原神」「ゼンレスゾーンゼロ」など一部のPC版タイトルは、メーカーの専用クライアント(「ランチャー」とも言う)からでしかプレイできない仕組みになっています。

クライアントはメーカーの公式サイトから無料でダウンロード可能です。

ベル塚ベル
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遊びたいゲームがある場合は、まず公式サイトにアクセスしましょう。対応プラットフォームや必要なクライアントの情報が必ず記載されています。

ゲーム販売プラットフォームの種類について

ゲーム販売プラットフォームとは、ダウンロード版のPCゲームを購入したり、購入したゲームをダウンロードしてプレイしたりできるサービスのことです。

このゲーム販売プラットフォームを利用することで、ユーザーはPCの専門知識がなくても手軽にPCゲームを楽しめます。プラットフォームによってはサーバー側でデータをバックアップしてくれるため、万が一PC側のデータが消えてもゲームを再ダウンロードすれば続きからプレイできるのも大きなメリットです。

プラットフォームの一例としては下記のようなサイトがあります。

  • Steam
  • Epic Games Store
  • Xbox Games Store
  • GOG.com
  • Ubisoft Connect
  • Battle.net

各ゲーム販売プラットフォームを利用するには、アカウント登録や、場合によってはクライアント(ランチャー)のダウンロードが必要ですが、いずれも無料。事前に用意するものはメールアドレスとパスワードだけです。

当然ながら、ゲーム販売プラットフォームはオンライン販売のみとなるため、ゲームを購入するにはクレジットカードが必須。ただし、プラットフォームによってはPayPayやコンビニ決済、ウェブマネーなど、多様な決済方法が用意されていることもあります。

ここからは各プラットフォームの特徴についても見ていきましょう。

Steam(スチーム)

「Steam」はアメリカのValve社が運営するゲーム販売プラットフォーム。PCゲーム販売の代名詞ともいえる最大手で、インディーからAAAタイトル、果ては成人向けゲームまで、幅広いジャンルのゲームが揃っているのが特徴です。取り扱いゲーム数は1万9000本以上(2024年時点)と、圧倒的な規模を誇ります。

定期的に開催されるセールでは、人気タイトルをお得に購入できるのも魅力! とくに季節ごとの大型セール(スプリングセール、サマーセール、オータムセール、ウィンターセール)では大幅値下げされることも多く、「あの名作がワンコインで買える!」なんてことも珍しくありません。

さらに、ワークショップでのMOD配布、ユーザーコミュニティ、購入者レビュー機能など、他のプラットフォームにはない機能が充実しているのもSteamの強みです。

またプレイ開始から2時間以内であれば返品可能で、気軽にゲームを試せるのもうれしいポイントです。

ベル塚ベル
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PCゲーマーであれば、誰しもが利用したことがあるプラットフォーム。筆者は仕事とプライベートの双方で、超お世話になりっぱなしです。

Epic Games Store(エピックゲームストア)

「Epic Games Store」はゲームエンジン「Unreal Engine」の開発元として知られる「Epic Games」が運営するプラットフォーム。

「Fortnite」「Fall Guys」「Rocket League」といったEpic Games製タイトルをPCでプレイできる唯一の場所です。Steamほどではありませんが、品揃えは豊富で、セールも頻繁に開催されています。

毎週開催される「無料ゲームプログラム」では、特定タイトルを1週間限定で無料配布。一度入手したゲームは期間終了後もプレイし続けられるため、さまざまなゲームを無料で楽しめます。

ユーザーには直接関係ありませんが、Epic Games Storeはゲーム開発者の支援が手厚いことでも有名です。開発ツールの充実や、売上100万ドル以下の販売手数料無料などの施策により、PC版をEpic Games Storeで独占または先行販売するメーカーもしばしば。

ベル塚ベル
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FPS視点のゾンビゲーム「Dead Island 2」のPC版がEpic Games Store独占販売(翌年Steam販売開始)されたこともありました。Steamと併せて押さえておきたいプラットフォームです。

Xbox Games Store(エックスボックスゲームストア)

「Xbox Games Store」はMicrosoftが運営するプラットフォームです。

品揃えはSteamには及びませんが、月額990円で100種類以上のゲームが遊び放題になる「PC Game Pass」というサブスクリプションサービスが魅力です。「Clair Obscur: Expedition 33」「The Elder Scrolls IV: Oblivion Remastered」「Call of Duty」シリーズ、「Minecraft」など、有名タイトルが多数対象となっており、個別購入よりも超お得にプレイできちゃいます。

ベル塚ベル
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PC Game Passは最初の14日間を150円で体験できるので、お試し加入もおすすめ!

また、ドスパラの「GALLERIA」シリーズやマウスコンピューターの「G-Tune/NEXTGEAR」シリーズには、30日間、PC Game Passが無料で使用できる「PC Game Passバンドル」という特典が同梱されています。ゲーミングPCが届いたその日から、さまざまなゲームを楽しめるのはありがたいですね。

なお、GALLERIAでは、同じモデルでも「PC Game Passバンドル」が付属しない場合があるため、購入時は「PC Game Pass同梱版」と記載されているかを必ず確認しましょう

ベル塚ベル
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PC Game Passバンドルの有無でPCの価格は変化することはありません。同梱版を選んだほうが圧倒的にお得です!

GOG.com(ジーオージードットコム)

「GOG.com」とは「ウィッチャー」シリーズ「サイバーパンク2077」を手がけるポーランドのゲーム会社「CD Projekt」が運営するプラットフォーム。

GOGは「Good Old Games」の略で、海外のレトロゲームを中心に販売しています。現在は新作ゲームや海外映画の配信なども行っており、他のプラットフォームでは入手できないタイトルが多数あります。

取り扱いゲームはDRMフリー(デジタル著作権管理フリー)のため、プラットフォームの制約を受けず、オフライン環境でクライアントを介さずに直接起動できるのも大きな特徴と言えるでしょう。

GOG.comは日本語非対応ですが、ゲーム購入に複雑な操作は不要。英語が苦手な方でも、Google Chromeなどのウェブブラウザに搭載されている翻訳機能を利用すれば問題なく利用できます。

ベル塚ベル
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DRMフリーについては現状気にする必要はありません。GOG.comは海外のレトロゲームが買えるサイト、と覚えておけばオーケーです。

Ubisoft Connect(ユービーアイソフトコネクト)

「Ubisoft Connect」はフランスのゲーム会社「Ubisoft」が運営するプラットフォーム。

「レインボーシックス シージ」「アサシン クリード」シリーズなど、Ubisoft製タイトルのみを取り扱っているため、品揃えは限定的。どちらかと言うと、プレイ時のコミュニケーションツールや、独自ポイントでゲーム内特典を入手するなど、Ubisoftのゲームをより快適に遊ぶための場として利用されることが多いです。

UbisoftのゲームはSteamでも購入できますが、Steamでのゲーム起動後にUbisoft Connectが立ち上がるという二度手間な仕様のせいで、プレイヤーからは定期的に不満の声が挙がることも(汗)。

ベル塚ベル
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最新作『アサシン クリード シャドウズ』はSteamからプレイしてもUbisoft Connectの起動が不要になりました。今後リリースされるタイトルも同じような仕様だと助かるのですが……。

Battle.net(バトルドットネット)

「Battle.net」はBlizzard Entertainmentが運営するプラットフォーム。

「ディアブロ」シリーズ、「Overwatch2」、「コール オブ デューティ」シリーズなど、Blizzardとアクティビジョンの人気タイトルが勢揃い。一部サードパーティーのタイトルも取り扱っています。

販売されている多くのタイトルはSteamやMicrosoft Storeなどでもプレイできますが、「World of Warcraft」やPC版「ハースストーン」といった「Warcraft」シリーズは、Battle.netでしかプレイできません。

ベル塚ベル
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 「Warcraft」はBlizzard Entertainment開発のリアルタイムストラテジー。戦略性の高いゲーム性と壮大な西洋ファンタジーの世界観が人気で、ジャンルの異なるシリーズ作品が多数存在します。

専用クライアントが必要になるタイトルも多い

一部のゲームは、ゲーム販売プラットフォームではなく、メーカーの専用クライアントを使用します。

代表的なクライアントは以下のとおり。

  • HoYoPlay ⋯「原神」「崩壊:スターレイル」「ゼンレスゾーンゼロ」などのHoYoverseの作品
  • Riotクライアント「リーグ・オブ・レジェンド」「VALORANT」などのRiot Gamesの作品
  • Square Enixランチャー「FINAL FANTASY XIV」専用ランチャー

これらは各タイトルの公式サイトから無料でダウンロード・インストールできます。対象のゲームをプレイする予定がある方は、事前に導入しておくとスムーズです。

ベル塚ベル
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いろいろなゲームを遊んでいると、デスクトップがクライアントアイコンだらけになることもしばしば。すべてのゲームにアクセスできる統一プラットフォームまたはクライアントがあったらなぁ、と思うことが多々あります(笑)。

【初心者向け】ゲーム販売プラットフォームの利用の流れ

PCでゲームを購入したことがない方のために、ゲーム販売プラットフォームでゲームをプレイするまでの流れをSteamを例に説明します。

Steamの導入からゲーム開始までの流れ

Steamの公式サイトへ

何はともあれまずはSteam公式サイトへ。

Steamのアカウントを作成し、クライアントをインストールする(無料)

トップページ右上の「ログイン」を押した先のページにある下の方に「アカウントを作成」というボタンがあります。

わかりにくい場合はこちらから直接アカウント作成ページに飛んでもOK。

アカウントが作成できたらそのままSteamのクライアントをインストールしましょう。どこからインストールするか分からない場合は、トップページに戻って上の画像の赤枠の左にある緑のボタン「Steamをインストール」を押してください。

作成したアカウントでSteamのクライアントにログインする

Steamのクライアントを起動させ、先ほど作成したアカウントのアカウント名とパスワードでログインします。

「ストア」の項目からゲームを探し、欲しいものを「カートに入れる」

「ストア」から購入したいゲームを探して選択。ゲームの個別ページで欲しいものを「カートに入れる」を押します。

下図のように検索バーもあるので、ゲームタイトルを直接入力して探すこともできます。

このあたりは一般的なショッピングサイトと似たような仕組みです。

「カートを表示」を押して「支払に進む」を選択

ゲームを「カートに入れる」と下図のような画面が表示されます。

ここの「カートを表示」を押すと購入手続きの画面へ移行します。

購入手続きを進める

次の画面で支払い方法の選択、規約への同意などを済ませるとゲームを購入することができます。

ちなみにここで「ギフト用」を選ぶと他の人へのプレゼント用として購入することもできます。もちろんギフト用にした場合、自分はダウンロードできません。

ゲームをインストールしてプレイ開始!

購入後、そのままゲームのインストールをはじめられます。保存するストレージを選んで、ゲームのインストールが完了するとプレイボタンが現れます。いよいよゲームスタートです!

ちなみに、次に遊ぶときからは「ライブラリ」から起動させます。Steamクライアント上で「ライブラリ」に移動し、画面左側にあるゲーム一覧から遊びたいゲームを選びましょう。

ベル塚ベル
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ちなみにクライアントがなくても公式サイトからゲームの検索や購入は可能です。ただし、ゲームをプレイするにはクライアントが必須なので、あらかじめインストールしておくのがおすすめ。

最後に

ゲーム販売プラットフォームには、それぞれ異なる特徴があります。最大手のSteamは幅広いジャンルをカバーしていますが、すべてのタイトルを網羅しているわけではありません。

少し手間はかかりますが、遊びたいタイトルに応じて適切なプラットフォームやクライアントをインストールする必要があることを覚えておいてください。

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