ゲーミングPCの電気代はいくらかかる?各モデルごとの電気代や節電方法を紹介

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ゲーミングPCは本体価格もさることながら、その高性能さゆえに「電気代」も意外とかかることで知られています。では、実際にはどれくらいのコストがかかるのでしょうか?

今回はその疑問を解消するため、ワット数の異なる3つのモデルを例に、具体的な電気代を算出しました。

あわせて、すぐに実践できる節電術などの役立つ情報もご紹介します。維持費が気になって購入を迷っている方や、コストを抑えてゲームを楽しみたい方は、ぜひ参考にしてください。

ゲーミングPCの高騰に伴って各BTOメーカーの受注停止・価格改定・構成変更等が相次いでいます。最終的な情報は必ず公式サイトをご確認ください。なお、まだ買えるゲーミングPCをお急ぎで探している方は、こちらのページが最新の情報でおすすめです。

この記事の監修者・執筆者

【監修者】ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

【執筆者】ゲームPCラボ ライター

ベル塚ベル

経歴・想い

ゲーム関連の雑誌・書籍、そしてWebサイトを中心に執筆活動を行うフリーライター。生粋のゲーマーであり、仕事もプライベートもゲーム三昧。

Steamで頻繁にゲームをプレイすることから、ゲーミングPCにも精通しています。その知識と経験を活かし、読者の皆さんがより快適にPCゲームを楽しめるような情報をお届けします。

ズバリ「ゲーミングPCの電気代」はいくら?

ゲーミングPCの電気代がどれくらいかかるのか、ここでは、600W(エントリー)800W(ミドル)1000W(ハイエンド)の電源ユニットを搭載したモデルを想定し、シチュエーションごとの電気代を算出しました。

月々最低3,000円程度からが電気代の目安!

詳細な解説に入る前に、まずは以下の結果をご覧ください。

ベル塚ベル
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こうしてみると、ゲーミングPCの維持費って意外とかかるんですね。そこまでPCの電気代を気にしていなかったので正直ビックリです(汗)

このように、ワット数によって月々の電気代は3,000円から6,000円程度まで、大きく変動します。

一見すると「600Wの電源ユニット搭載モデルが電気代の面でお得なのでは?」と思われるかもしれません。しかし、その場合、PCのスペックが低くなってしまい、高い性能を要求するゲームや、WQHD・4Kなど高解像度でのプレイが難しくなります。

幅広いタイトルを楽しんだり、より美しい映像で快適にプレイしたい場合は、ミドル〜ハイエンドモデルが必要になるため、どうしても電気代も高くなりがちです。これは、PCゲームを楽しむうえでの“必要経費”と割り切るほかありません。

なお、ここで算出している電気代は「想定消費電力」をもとにした目安です。電源ユニットはつねに最大出力を発揮しているわけではなく、ゲームプレイ時やソフトウェアを起動しているときに消費電力が増加します。一般的には、各電源ユニットの最大出力から100〜200Wほど差し引いた値が、稼働時のおおよその消費電力となるケースが多いです。

さらに、ミドルやハイエンドモデルは高性能パーツを多く搭載しているため、消費電力や電気代も必然的に高くなります。

ベル塚ベル
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たとえ常時最大出力ではないとしても、一般的な家電に比べるとゲーミングPCの電気代は高額です。導入の際はお財布へのダメージも考慮しておく必要がありそうです。

電気代の単価と計算式について

前述のゲーミングPCの電気代は、下記の計算式をもとに算出しています。この計算式は、ゲーミングPCに限らず、すべての家電製品の電気代算出に使われている一般的なものです。

電気代の計算式

電気代=消費電力(W) ÷ 1,000 × 電気料金単価 × 使用時間

計算に使用した「電気料金単価」は、公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会が目安として定めている「31円/kWh(税込)」を採用しました(2022年7月改定)。

なお、実際の単価は契約している電力会社やプランによって異なります。この計算式で算出される金額は、あくまで目安として捉えてください。

ベル塚ベル
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電力会社によっては、公式サイト上に電気代を簡単に計算できるシミュレーターを設置している場合もあります。気になる方は、そうしたシミュレーターも活用してみるとよいでしょう。

PCの消費電力が大きくなる原因

電気代の項目で触れたように、PCは電源ユニットが持つ最大ワット数をつねに発揮しているわけではなく、PCの動作や環境によって消費電力(ワット数)は増減します。

とくにPCの消費電力が大きくなるタイミングは、おもに以下の5つです。

  • 動画編集や3Dレンダリングなど、クリエイティブ系ソフトウェアの使用
  • ゲームプレイや高画質動画の視聴
  • PCの起動・シャットダウン時
  • 複数のソフトウェアやモニターの同時使用
  • 冷却ファンの過剰な稼働

このように、PCはなんらかの作業を行う際、それに応じてCPUやGPU、メモリに負荷がかかり、その結果として消費電力が上昇する仕組みになっています。

とくにゲーミングPCは、美しい映像を描画する際にCPUやGPUへ大きな負荷がかかるため、一般的なPCよりも消費電力が高くなる傾向にあります。

さらに注意したいのが解像度です。WQHDや4Kといった高解像度でプレイする場合は、フルHD環境に比べて処理が重くなる分、より多くの電力を消費します。

ベル塚ベル
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事務用のデスクトップやノートPCと比較すると、ゲーミングPCの電気代はどうしても高くなりがちです。しかし、工夫次第で消費電力を抑えることも可能です。次の項目では、具体的な節電術を紹介します。

ゲーミングPCの節電方法5選

ここからは、ゲーミングPCの消費電力を下げ、電気代を少しでも安く抑えるための5つの節電術を紹介します。

80PLUS認証「GOLD」以上の質の良い電源ユニットを選ぶ

質の良い電源ユニットを使うことが、意外な節電対策になることをご存じでしょうか?

PCの電源ユニットは、家庭用コンセントの「交流電源(AC)」をPCパーツが使用できる「直流電源(DC)」に変換し、安定して供給する役割を担っています。この変換効率が低いと、電力を効率良く得られず、発熱量の増加や、消費電力の上昇による電気代の高騰につながってしまいます。

そこで重要なのが、電源ユニットの変換効率を示す「80PLUS認証」です。

これは、交流電源から直流電源への変換効率が80%以上の電源ユニットにのみ与えられる、いわば電力変換効率の高さを示す証です。認証は「BRONZE」から「TITANIUM」までの5段階に分かれており、「GOLD」以上の製品を選ぶと発熱量を抑えたり、節電効果が期待できます。

これからゲーミングPCを購入される方は、電源ユニットの性能もしっかり確認して選びましょう。

ベル塚ベル
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「電源ユニット」や「80PLUS認証」をより詳しく知りたい方は、下記の記事も参考にしてみてください。

PCの排熱・冷却効率を良くする

PC本体に熱がこもらないようにして、冷却ファンの負担を減らす。これも大きな節電対策のひとつです。

一般的にPCのファンは、CPUやGPUの温度上昇に合わせて回転数を上げ、熱を逃がす仕組みになっています。これは外気を取り込み、ケース内の熱気を外へ排出する「エアフロー」という流れによって行われます。

しかし、長期間使用して吸気口やファンにホコリが溜まると、空気の流れが妨げられてしまいます。すると、PCは温度を下げるためにファンを無理に高回転させ続けることになり、結果として無駄な電力を消費してしまうのです。

また、直射日光が当たる場所にPCを置くのも厳禁です。太陽光で本体が熱くなると、ファンがつねにフル稼働状態になりかねません。

「PCは直射日光を避けて設置する」「こまめにホコリを掃除する」。この2点を意識し、PCが効率よく冷える環境を維持しましょう。

ベル塚ベル
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ちなみに、PCを床に直接置くとホコリを吸い込みやすくなるため注意が必要です。できるだけ机の上に置くか、難しい場合はキャスター付きのPCスタンドなどを活用して、床から少し浮かせて設置するのがおすすめです。

スピーカーではなくヘッドセットを使う

意外に見落としがちなのが、オーディオ環境です。PCスピーカーで大音量を出せば、それだけ電力を消費します。少しでも節電を意識するなら、消費電力の少ないイヤホンや、ヘッドセットの導入を検討してみましょう。

とくにヘッドセットは、節電メリットだけでなくゲーム体験そのものを向上させてくれます。周囲を気にせず大迫力のサウンドで世界観に没入できるほか、ボイスチャットも快適になるなど、まさに一石二鳥のアイテムです。

ベル塚ベル
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FPSなどの対戦ゲームでは、敵の足音を聞き分けることが勝敗に直結します。スピーカーでは聞き取りにくい微細な音も、ヘッドセットならしっかり捉えることが可能。勝利にこだわるなら、導入して損はありません。

ゲームをこまめに終了させる

負荷のかかりやすいゲームを長時間放置しておくのも、電気代の高騰につながるので避けましょう。

20~30分程度であれば問題ありませんが、1時間以上操作をしない場合は、ゲームを終了し、デスクトップ画面のままにしておくのが無難です。

さらに、2~3時間以上PCから離れる場合は、スリープモードを利用するとよいでしょう。

スリープモードは、PCの作業状態を保持したまま、ディスプレイや一部ハードウェアの電源を切って消費電力を抑える省電力機能です。一見シャットダウンのようですが、キーボード操作ですぐに復帰でき、起動のわずらわしさがありません。

長時間PCを使用しない場合にはシャットダウンも選択肢のひとつですが、起動やシャットダウン時には消費電力が高まるため、頻繁にくり返すことで電気代がかさんだり、電源ユニットの寿命を縮めたりする恐れもあります。状況に応じて、それぞれのモードを使い分けましょう。

ベル塚ベル
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オンラインゲームで少し休憩のつもりが、うっかり寝てしまい何時間も放置…なんてこともしばしば。離席時にはゲームを終了する習慣を付けておくといいかも。

省電力モードと輝度の調整

より効率的に節電する方法として、PCの省電力モードを利用したり、モニターの輝度を下げたりする方法があります。

省電力モードは、PCのパフォーマンスを一時的に低下させることで、電力消費を抑える機能であり、大きな節電効果が期待できます。設定方法も簡単で、Windows 11の場合は「コントロールパネル」内の「ハードウェアとサウンド」から「電源オプション」を選び、その中の「電源プランの選択」で変更が可能です。

モニターの輝度、すなわち画面の明るさも、調整によって消費電力に大きく影響します。マイクロソフト社によると、モニターの輝度を100%から40%に下げるだけで約23%の節電効果が得られるとされています。輝度の調整は、モニターのボタンで行うことができます。

これらはいずれも大きな節電効果が期待できる手法ですが、実はゲーミングPCとはあまり相性が良くありません。

省電力モードはパフォーマンスを下げるため、ゲームがカクつくことがあり、せっかくの高性能PCならではの快適さが損なわれ、敵との戦闘が不利になったり、ストレスを感じたりする原因にもなります。

また、モニターの輝度を下げすぎるとゲーム画面が見づらくなり、暗い画面は目の負担にもつながるため、これもゲーミング用途にはあまり適していない方法と言えるでしょう。

ベル塚ベル
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ゲーミングPCにおける節電手段としては、これらは最終手段に近い方法だと思います。ゲーム以外の用途で活用するのが現実的かもしれません。

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