※記事内のリンクには広告が含まれています。
X(旧:Twitter)やまとめサイトでこんなコメントを見かけたことはありませんか?
「ゲーミングPCは高いからゲームするだけならPS5でも十分」
「PS5だと絶対に性能が足りないから安いゲーミングPCを買った方がいい」
実際のところ、ゲームをする上でPS5とゲーミングPC、どちらを選ぶべきなのでしょうか?
今回はそんな疑問に答えるためにPS5とゲーミングPCの特徴をまとめた上で、それぞれがどういった人に向いているのか、どちらを買うべきなのかを解説していきます。
PS5が2024年9月2日(月)から希望小売価格が値上げされると発表があり、記事を公開した2024年7月とは状況が大きく変わりました。値上げ後の金額も踏まえた補足を追記しましたのでこちらからご覧ください。
CPUには高価格帯モデルにも搭載される「Core i7-14700F」、GPUには最新の3Dゲームも十二分に遊べる「RTX 4060 Ti 8GB」を搭載。20万円を切るモデルながらメモリ32GB、1TB SSDもしっかり搭載した高コスパモデルです。
今なら購入直前の画面でクーポンコード【twgad2024】を入力すると2,000円(税込)引きで購入できます!
元・MMORPG GM担当
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。
最初に色々と書きましたが、結論から言うと基本的にはゲーミングPCがおすすめです。
PS5にはない下記のようなメリットがあるためです。
- ゲーム以外の用途でも使える
- 家庭用ゲーム機と比べて性能が良い
- 家庭用ゲーム機と比べて制限が少ない
ただ、ゲームに対してどれくらいの熱量があるのか、あるいはゲームにどこまでを求めるのかによって、PS5の方がおすすめできる場合もあります。
では、どういった人がPS5に向いていて、どういった人がゲーミングPCに向いているのでしょうか。
まずはPS5とゲーミングPCを5つの観点から比較してみます。
5つの観点についてそれぞれの特徴の評価をまとめた結果が下の表です。
PS5 | ゲーミングPC | |
---|---|---|
価格 | ||
画質 | ||
フレームレート(fps) | ||
重さ・大きさ | ||
マルチタスク |
「基本的にはゲーミングPCがおすすめ」とは言ったものの、もちろん全てに置いてゲーミングPCが優れているわけではありません。
この評価からも、「PS5の方がおすすめできる場合もある」といった理由がお分かりかと思います。
ではここからは各観点についての説明やその観点を重視する場合のおすすめの選択肢を紹介していきます。
価格重視なら「PS5」
以前までは価格重視なら文句なしにPS5でしたが、2024年9月2日(月)から希望小売価格が値上げされるとの発表があり、低価格帯のゲーミングPCとほぼ同じ金額まで近づきました。
今は以前ほどPS5の価格面でのメリットは少なく、コスパも落ちてしまっているのでご注意ください。値上げ後の金額も踏まえた補足はこちらからご覧ください。
まず、価格を重視するなら間違いなくPS5に軍配が上がります。
いま新しくまともなゲーミングPCを買うとすると、安くても8万円以上のものにするのが理想ですが、PS5はそれよりもはるかに安く購入可能です。
ちなみに当サイトでもいくつかゲーミングPCのおすすめモデルを紹介していますが、やはりPS5には敵いません。
また、PS5は金額に対して得られる性能のコストパフォーマンスが非常に優れているというのも重要なポイントです。
単純な比較は難しいですが、あえてPS5の性能をゲーミングPCの価格に換算すると、おおよそ8〜10万円の中古PCに相当する性能です。
決して高いスペックの価格帯ではありませんが、この金額のPCが「新品かつ6万円台で安く手に入る」と考えると非常にお得でもあります。
「とにかくゲームで遊べれば良い」という方にとって、PS5は安い価格で綺麗な映像が楽しめる、非常にコストパフォーマンスの高い選択肢と言えるでしょう。
画質重視なら「ゲーミングPC」
綺麗な映像・画質を求めるなら、ゲーミングPCを買うことをおすすめします。
次に触れるフレームレートにも関わるのですが、ゲームの画質やフレームレートを上げようとすればするほど、マシンのスペックもその分高いものが求められるようになってきます。
たとえば、グラフィックの良さで有名な「サイバーパンク2077」というゲームがあります。
このゲームはPS5でプレイする場合、レイトレーシングのON/OFFによってフレームレートが変動するという仕様になっています。
レイトレーシングをONにすると光の表現が繊細になるため映像はさらに綺麗になりますが、その反面フレームレートが強制的に60fpsから30fpsに半減してしまうため、動きのスムーズさは損なわれることとなってしまいます。
これはPS5の性能に上限があるためで、動作を安定させるにはどちらかを犠牲にする必要があったためだと思います。
一方で、PC版の場合は性能さえ足りていれば強制的にフレームレートが下がることがありません。
また、13万円程度の低価格帯のゲーミングPCでも、一般的なフルHD解像度ならレイトレーシングONでも60fpsを出せる性能を持っています。
美麗な映像のクオリティを保ちながらで動きのスムーズさも確保するという遊び方は、やはりゲーミングPCだからこそできることだと思います。
フレームレート重視なら「ゲーミングPC」
先ほども触れたフレームレートを重視するならゲーミングPCを選ぶべきです。
また、対人戦に力を入れたい方もゲーミングPCがおすすめです。
理由は、各据え置き機に設定されているfps制限にあります。
PS5やSwitchをはじめとする家庭用ゲーム機には動作を安定させるため、下記のようにフレームレートに上限が設定されています。
Xbox Series X|S | 最大120fps |
PS5 | 最大120fps |
Switch | 最大60fps |
一方で、PCはモニターとゲームが対応さえしていれば上限は特にありません。
このfpsの差が、対人戦の場においては影響を及ぼすことがあります。
FPSやTPSなどのシューティングゲームのコミュニティでは、モニターのリフレッシュレートを何Hzにすべきかという論争が起こることがあります。
その中でよく挙げられるのが最低でも144Hz(1秒間に144コマの描写が可能)という回答です。
人間の目は、諸説ありますが「1秒間に240コマ程度までは認識することができる」と言われています。
これに基づいて「FPSやるなら240Hzは当たり前」という主張をする方も結構います
1秒間60コマの画面と1秒間144コマの画面、あるいは1秒間120コマの画面と1秒間240コマの画面。
どちらの方が情報量が多いでしょうか。
Apex Legendsをはじめとする他機種間のクロスプレイがあるゲームにおいて、PS5やSwitchのユーザーは、この1秒間のコマ数に限界があるため、場合によっては知らないうちにハンデを背負ってしまうこともあり得ます。
時にはその差を埋めるための工夫が必要な場面も出てきます。
そういった観点からも、本格的に対人戦に取り組みたい方は、まず同じ土俵に立つためにも安くてもゲーミングPCを買うことをおすすめします。
重さ・大きさを重視なら「PS5」
言うまでもないですが、コンパクトさを求めるならPS5です。
一例として私の使っているゲーミングPCとPS5を比較してみました。
ゲーミングPC (管理人PC) | PS5 | |
---|---|---|
重量 | ||
寸法 (幅 x 奥行 x 高さ) |
ゲーミングPCは本体だけでも重さが10kgを超えることがザラにあります。
たとえば今回例としてあげている私の使っているPCは本体だけでカタログ上は約11kg、少しパーツの増設をしたりしているので実際は12kg弱です。
一方で、PS5は公式スペックによると約4.5kgと半分程度の重さ、寸法も幅以外はゲーミングPCの方が圧倒的に大きいです。
それに加えてPCは一般的にキーボードがあり、マウスもあり、ディスプレイもあるため、本体以外にも結構スペースが取られます。
とにかく省スペースでコンパクトに済ませたいはPS5の方が満足度は高くなると思います。
マルチタスクしたいなら「ゲーミングPC」
ゲームをしながら他のこともしたい方はゲーミングPCがおすすめです。
わざわざ言うまでもありませんが、PS5は基本的にゲーム画面を開いていると他の作業はできません。
ただ、それがたとえばゲーミングPCであればゲーム攻略サイトを開きながらゲームをプレイすることも可能です。
また、対人ゲームにおいて他のユーザーとコミュニケーションを取る場合もPCの方がよりスムーズ。
特にPCゲームを遊んでいる人であればdiscordを使っている方も非常に多いため、ゲームを通じて出来たフレンドとdiscordのボイスチャットなどを使って交流できるのも良いポイントです。
色々と説明してきましたが、PS5は基本的にゲームを気軽に楽しみたいライトゲーマーに向いている選択肢です。
たとえば下記のような条件に当てはまる方です。
- ゲームはたまにできればいい
- ゲームをするのにさすがに10万円以上のお金はかけたくない
- あまり大きくて重いものは買いたくない
- PS5でしかできないゲームがある
オンラインで人と対戦したり協力したりするのも好きだけど、そこまで本格的にやるわけではない、MMOなどのいわゆる「オンラインゲーム」はあまりプレイしないという方が特に向いているかもしれません。
ただ、その一方でPS5はPS5でしかプレイできない独占タイトルもあるため、そういったゲームが目当ての方はライトゲーマーに限らずPS5を買うしかありません。
直近では「Stellar Blade」がPS5のみの展開となって話題になりました
CPU | RyzenZen2 8コア/16スレッド |
GPU | AMD Radeon™ RDNA-based graphics engine |
物理メモリ | GDDR6 Custom 16GB |
ストレージ | 825GB SSD |
重量 | 約4.5kg |
サイズ | 約39×10.4×26cm(幅×高さ×奥行き) |
一方で、ゲーミングPCはゲームをがっつり楽しみたいヘビーゲーマーに向いている選択肢です。
たとえば下記のような条件に当てはまっている方です。
- ゲームが好きでプレイ時間も長い
- ゲームをするためにお金をかけることにあまり抵抗がない
- ゲームを通じて友人を作りたい
- PCでしかできないゲームがある
ゲームが好きというのはもちろんですが、ゲーム好きのコミュニティに興味のある方にもゲーミングPCはおすすめです。
近年はSNSを通じてゲーム友達を増やしやすい環境にはなってきましたが、それでもMMORPGなどを通じたPCゲーム内ならではの交流や付き合いというのも昔から変わらずあり続けています。そういった普段の付き合いとは異なる新しい出会いを求める方はゲーミングPCが向いていると思います。
私もとあるゲームを通じて仲良くなったネットの友人が何人かいますが、そのゲームをやらなくなった今でもたまに連絡を取ったり遊んだりしています!
とはいえ、ゲーミングPC初心者の方は、どんなPCを選べばいいか分からないというのも事実だと思います。
もしよろしければ以前書いた記事で、昔の私の失敗事例をもとにした後悔をしないゲーミングPCの選び方3点という記事があるので、ゲーミングPCデビューを考えているかたはぜひこちらも併せてご覧ください。
また、「説明はいいからとにかくおすすめのPCを教えて!」という方向けに、初心者におすすめなゲーミングPCも紹介します。
CPU | Core i7-14700F |
グラフィック | GeForce RTX 4060 Ti 8GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 212,980円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約6,000円 / 月 (分割手数料無料) |
ゲーミングPCはとにかくスペックが不足もせず、過剰にもならないということが重要です!このモデルに使われているパーツは決して最前線のものではありませんが、ApexやVALORANTなどの人気タイトルはもちろん、推奨スペックの高さで話題になったモンハンワイルズもプレイ可能な、押さえるところはしっかり押さえられる構成となっています。
以前は20万円を超えるモデルでしたが、ドスパラ製品全体の値下げ傾向に伴い、ついに19万円を割るようにもなりました。コスパ面でも非常に優れたモデルと言えます。
2024年9月2日(月)よりPS5の価格改定が行われることとなり、PS5と低価格帯ゲーミングPCとの金額の差がさらに縮まることになりました。
改定後の希望小売価格は79,980円(税込)…なんと約18,000円の値上げ
いま当サイトで紹介している最安ラインのゲーミングPCが下記のモデルなのですが、いよいよそのPCとの価格差が1万円にまで近づいてきている状況です。
CPU | Ryzen 5 4500 |
グラフィック | GeForce RTX 3050 6GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 89,980円 |
分割払いの目安 (30回分割) | 約3,100円 / 月 (分割手数料無料) |
ApexやVALORANTなどの動作の軽めなゲームであればこのモデルでも結構遊べます
これまでは価格面での大きなメリットがあったため、人によってはPS5をおすすめできる理由があったのですが、ここまでの値上げが起こるともういっそのこと少し予算に色を付けてゲーミングPCにした方がいいのではと感じるのが正直なところです。もしくはSwitchの後継機を待つのもアリかも…?
ただ、以前よりもゲーミングPCに手が届きやすい状況になってきた(正確にはPS5が離れていった形ですが…)ので、PS5とゲーミングPCのどちらを買うかこれまで迷っていた方は、今一度ゲーミングPCを検討してみる時期に入ったと言えるかと思います。
フルHD解像度でそれなりの画質で遊べれば良いということであれば、12~13万円を超えるPCだとかなり現実味が出てくるのでおすすめです。
ただ、結局のところPS5にしてもゲーミングPCにしても「これで後で困らないか?」と「本当に使うか?」を冷静に考えるのが一番重要です。
「買ったけど全然使ってない」なんてのは本当にもったいないので…
もし少しでも「ゲーミングPCも検討してみようかな」と思う方がいらっしゃれば、当サイトでも色々初心者の方向けの記事を書いているので、ぜひ参考にしていただければと思います。
今回はPS5とゲーミングPCのどちらが良いかという観点から記事を書いてみました。
決して、ゲームをするなら絶対にゲーミングPCにすべきということではありません。
あまりゲームをしないのに購入してももったいない買い物になってしまうため、自分のスタイルやゲームライフに合わせて家庭用ゲーム機にするかゲーミングPCにするかを選択することが重要です。
ゲーミングPCを検討している方は、他にも初心者の方向けの記事やおすすめPCの紹介記事を書いているのでぜひ参考にしてみてください。
あなたのゲームライフが良いものになることを願っています。
CPUにはハイクラスモデルではおなじみ「Core i7-14700F」、グラフィックスには「RTX 4070 Ti SUPER 」と、WQHDはもちろん、4Kでのプレイも視野に入るほどハイスペックな構成!
30万円を超えるため予算に余裕のある方向けではあるものの、コスパも非常に良くまとまっており、性能の良いゲーミングPCが欲しい方には一番おすすめできるモデルです。
CPUには「Ryzen 7 5700X」、グラフィックスには最新の3Dゲームも十二分に遊べる「GeForce RTX 4060 Ti」を搭載したモデル。フルHDで遊ぶならこのモデルがコスパ良!
ゲーミングPC初心者の方はもちろん、ゲーミングPCを買い替える脱初心者の方にもおすすめできるイチ押しモデルです!
ゲームに必要な周辺機器計7点がセットになったモデル。周辺機器を揃えるとなると安くてもPC本体の他に2~3万円程度が追加でかかりますが、それらが全部いっぺんに揃います!
CPUには「Core i5-14400F」、グラフィックスには「GeForce RTX 4060 Ti」を搭載。最新の3Dゲームも十分に遊べるスペックです。