※記事内のリンクには広告が含まれています。
ついにRTX5080・5090の搭載モデルがBTOメーカーから発売されました!
1月初旬の衝撃的な発表から期待されていたGPUですが、特にRTX5090搭載モデルに関しては発売直後に完売してしまい、注目度の高さを目の当たりにすることとなりました。
今回はそんな新世代GPUのRTX50シリーズに関して、その特徴や搭載モデルを紹介していきます!

【監修・執筆者】ゲームPCラボ管理人
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

【執筆者】ゲームPCラボ ライター
ベル塚ベル
ゲーム関連の雑誌・書籍、そしてWebサイトを中心に執筆活動を行うフリーライター。生粋のゲーマーであり、仕事もプライベートもゲーム三昧。
Steamで頻繁にゲームをプレイすることから、ゲーミングPCにも精通しています。その知識と経験を活かし、読者の皆さんがより快適にPCゲームを楽しめるような情報をお届けします。
AMD製の良コスパGPU「Radeon RX 9060XT 16GB」を採用した、いまイチ押しのおすすめモデル! 水冷CPUクーラー装備で、排熱効率にも気を使ったPC。
CPUには「Ryzen 7 5700」を採用し、フルHDならほとんどのゲームを遊び切れる十分な性能。ゲーミングPC初心者にもおすすめの一台です!
「RTX5060Ti」はVRAMが8GBと16GBの2モデルがあるのでスペックをチェックする際は注意が必要です。
なお、今回紹介する4台のうち前半2台は8GBモデル、後半の2台は16GBモデルとしています。

参考までにどちらのモデルも紹介していますが、基本的にはVRAMの大きい16GBモデルがおすすめです。
RTX5060Ti搭載BTOモデル比較表
| 製品名 | 購入リンク | 参考価格(税込) | CPU | グラフィック | メモリ | ストレージ | CPUクーラー | カスタマイズ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Lightning-G AV-Ti5W | 公式サイト | 144,980円 | Ryzen 5 7500F | RTX 5060 Ti 8GB | 16GB | 500GB SSD | 空冷 | 可 |
| GALLERIA XA7R-R56T | 公式サイト | 209,980円 | Ryzen 7 7700 | RTX 5060 Ti 8GB | 32GB | 1TB SSD | 空冷 | 可 |
| GK-144FB56Ti8 | 公式サイト | 204,800円 | Core i5-14400F | RTX 5060 Ti 16GB | 32GB | 1TB SSD | 空冷 | 可 |
| GALLERIA XDR7M-R56T16G-GD | 公式サイト | 264,980円 | Ryzen 7 7800X3D | RTX 5060 Ti 16GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
Lightning-G AV-Ti5W(144,980円)


安くてスペックの高いPCが欲しいならこれ!
ドスパラのハイコスパシリーズ「Lightning-G」から「RTX5060Ti 8GB」搭載モデルが登場!
「RTX5060Ti」は前世代のRTX40シリーズで言うと「RTX4070」と「RTX4060Ti」の中間くらいの性能。2025年の1〜3月頃まではモンハンワイルズ特需による品薄で「RTX4060Ti」搭載モデルですら20万円を平気で超えていましたが、それを超える性能のPCがいまや20万円を切る価格で手に入るようになりました。
CPUには「Ryzen 5 7500F」と一見控えめに見えますが、ボトルネックの心配はほとんどなくしっかりと5060Tiの性能を引き出してくれます。フルHD〜WQHD解像度で最新のゲームを遊ぶには非常に良い選択肢のひとつです。
また、この「Lightning-G」はPC本体が他のPCと比べて少し小さめという特徴があります。同じドスパラの「ガレリアシリーズ」のPCと比べて高さが約6cm、奥行きが約4cm小さいため、省スペースで設置できるのも大きなメリット。それに伴って重量も10kg前後に収まっているので、扱いやすさはピカイチです。
ただ、ストレージが500GBしかないのが明確なネック。最低でも1TBへの増設(+6,000円)をおすすめします。
GALLERIA XA7R-R56T(209,980円)


メモリもストレージも大容量!カスタマイズなしでも使いやすい一台!
CPUには「Ryzen 7 7700」、GPUに「RTX 5060 Ti 8GB」を搭載したモデル。パーツの性能バランスが良く、最新のゲームも含め、幅広いゲームをWQHD解像度で遊ぶことができます。
メモリやストレージにしっかりと大きめのものが搭載されているのもおすすめポイントのひとつ。特に大きなカスタマイズの必要がない扱いやすいモデルに仕上がっています。
コスパに関しては中の上といったところ。ドスパラのケースが欲しい方はこちら、同程度の性能でよりコスパの良いものを狙うなら次の「GK-144FB56Ti8」もおすすめです。もしくはメモリとストレージは小さいですが、少し思い切って「GALLERIA RM5C-R57」を狙うのもアリ。
GK-144FB56Ti8(204,800円)


大容量VRAM16GBが20万円前後!RAMも32GB搭載!
STORMのゲーミングPCの「幻界シリーズ」からも1台紹介。
CPUに「Core i5-14400F」、GPUに「RTX 5060Ti 16GB」を搭載したモデルで、通常のPCゲームはもちろん、大容量のVRAMが必要な「VRChat」などにも適しています。
幻界シリーズは前面と側面がガラスパネルとなったピラーレスPCケースが大きな特徴のひとつ。製品画像の通り内部の配線もかなりすっきりしていて、まさに「魅せるPC」といったデザインとなっています。ちなみにケースファンのライトは色の変更や消灯することも可能です。
メモリとストレージも大容量で、かつ電源ユニットにも質の良い「850W 80PLUS GOLD」を採用しています。細かいところにも気を使った非常にコスパの高い一台に仕上がっています。
GALLERIA XDR7M-R56T16G-GD(264,980円)


7800X3D搭載で性能の高さと動作の安定性を確保したモデル!
CPUにはPCゲームにとにかく強い「Ryzen 7 7800X3D」、GPUに「RTX5060Ti 16GB」を搭載したモデル。メモリも32GB、ストレージも1TBを標準搭載、非常に堅実な構成となっています。
このモデルはとにかく様々な用途に対応することのできるスペックの高さが魅力的。PCゲームであればほとんどのタイトルに対応できるポテンシャルがありますが、本モデルはFPSやTPSなどのシューター系のゲームをプレイする方に特におすすめです。
CPUの性能が低いと、どれだけ良いGPUを積んでいても大勢のプレイヤーが混戦する場面ではカクつきがち……。ただ、本モデルに搭載しているX3Dシリーズには「3D V-Cache」という技術が活用されており、負荷のかかるゲームの描画処理には比較的強め。そういった負荷のかかる戦況でもfpsドロップ(急にフレームレートが大幅に下がる現象)が起こりにくいため、対人戦を有利に進めやすくなります。
RTX5070搭載BTOモデル比較表
| 製品名 | 購入リンク | 参考価格(税込) | CPU | グラフィック | メモリ | ストレージ | CPUクーラー | カスタマイズ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| NEO5757 | 公式サイト | 187,800円 | Ryzen 7 5700X | RTX 5070 12GB | 16GB | 500GB SSD | 空冷 | 可 |
| FRGKLB650/SG3 | 公式サイト | 264,800円 | Ryzen 7 7800X3D | RTX 5070 12GB | 32GB | 1TB SSD | 空冷 | 可 |
| GK-147F57 | 公式サイト | 289,800円 | Core i7-14700F | RTX 5070 12GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
| GE7A-M251/BH | 公式サイト | 267,800円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 12GB | 32GB | 1TB SSD | 空冷 | 可 |
NEO5757(187,800円)


RTX5070搭載で20万円未満は結構レア!
たまに妙に安いモデルが並ぶことで有名な「MDL.make」のRTX5070搭載モデルです。
「RTX 5070 12GB」を搭載しているモデルは20万円半ばくらいからが相場なのですが、本モデルはまさかの20万円切りを実現。各BTOメーカーを探してもここまで金額を抑えているモデルはそうそうない印象です。
オープンワールドやアドベンチャー系のゲームをとにかく高画質で遊びたいという方におすすめです。
一方で、CPUはGPUに対してそこまで強くないのと、この性能のPCにしてはメモリ・ストレージの容量がかなり心もとないのがネガティブ要素でしょうか。20万円は超えてしまいますが、カスタマイズで最低でもストレージは1TBまで増量しておくことをおすすめします。
ただ、MDL.makeは公式サイト上で本体価格のセールやSSDの増量セールを結構頻繁に行っているため、購入時期によってはさほど追加費用がかからない可能性もあります。
本モデルが気になっている方はまず一度公式サイトの確認を!
FRGKLB650/SG3(264,800円)


充実のゲーミング性能とコンパクトな本体サイズ!
FRONTIERのミニタワーモデル「FRGKLB650/SG3」もオススメ。
メインパーツは「Ryzen 7 7800X3D」と「RTX5070」の組み合わせでゲーミング性能は言うまでもなくハイクラス。メモリとストレージのサイズもそれぞれ32GB・1TBと標準サイズをクリアしているため、カスタマイズなしでそのまま使っても十分活躍できる構成をなっています。
電源ユニットの容量は850Wと少し大きめなのに加え、BTOモデルには珍しい「80PLUS PLATINUM」クラスのものを搭載しています。「BRONZE」と比べて電源効率は平均7%程度良いため、かかる電気代も気持ち控えめになるのも嬉しいポイント。
さらにさらに、本体サイズも同じFRONTIERのフルタワーモデルと比べてだいぶコンパクト! 奥行きは約6cm、高さにいたっては約15cmも低く、卓上・卓下どちらに置くにしても比較的省スペースで済ませることが可能です。
ゲーミングPCというと結構大きめなイメージがありますが、性能だけでなくサイズ感も気になっている方にはかなりおすすめできるモデルです。
GK-147F57(289,800円)


ゲームとクリエイティブの両方に強いモデル
STORMのゲーミングPC「GK-147F57」は、同社の「GK-147F57Ti」が持つ幻想的なデザインをそのまま継承しつつ、パーツをより手頃なものに置き換えたモデル。
本モデルはCPU「Core i7-14700F」とGPU「RTX 5070」を搭載。話題のフル3Dゲームのプレイや動画配信、動画編集など、幅広い用途で活躍してくれます。ビデオメモリも12GBあるので、画像生成AIでの複数枚生成や高速生成にも対応可能。ゲーム以外にもマルチにPCを活用したいという方向けのモデルと言えます。
またSTORMのPCの多くにはCPUクーラーとして、 2.1インチ液晶付きの簡易水冷が搭載されているのですが、本モデルには2.8インチの大画面液晶が搭載されています。そのため、よりハッキリと時間やCPU・GPU温度を視認できるようになっています。
G-GEAR GE7A-M251/BH(267,800円)


ゲームで妥協したくない方におすすめのプレミアムモデル
「GE7A-M251/BH」は3月6日に発売されたばかりの「RTX5070 12GB」を搭載した新型プレミアムミドルタワーPC。
CPUに「Ryzen 7 9700X」を採用することで、圧倒的なゲームパフォーマンスを実現。負荷のかかりやすい最新のフル3Dゲームでも、スペック不足に陥ることなく、高画質・高フレームレートを維持してプレイすることが可能です。これだけのパワーがあれば、しばらくは新作ゲームの推奨スペックにやきもきすることはなくなるはずです。
G-GEARシリーズは落ち着いたデザインのPCケースも魅力のひとつ。ゲーミングPCの代名詞とも言える、内部が見えるデザインを避け、全面を黒で統一。重厚感溢れるシンプルな見た目に仕上がっているので、派手なデザインが苦手な人でも安心して使えます。
RTX5070Ti搭載BTOモデル比較表
| 製品名 | 購入リンク | 参考価格(税込) | CPU | グラフィック | メモリ | ストレージ | CPUクーラー | カスタマイズ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GK-147F57Ti | 公式サイト | 359,800円 | Core i7-14700F | RTX 5070Ti 16GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
| GE7A-K251/BH | 公式サイト | 344,800円 | Ryzen 7 9800X3D | RTX 5070Ti 16GB | 32GB | 1TB SSD | 空冷 | 可 |
| G TUNE FG-A7G7T | 公式サイト | 439,800円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5070Ti 16GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
GK-147F57Ti(359,800円)


一段階上のクリエイティブPCが欲しい方におすすめ
STORM「GK-147F57Ti」は「玄界」シリーズと呼ばれる、フロント部分がガラス張りになっているPCケースを採用したモデル。ガラスパネル以外は白で統一されており、清潔感を感じさせるデザインに仕上がっていて、どんな部屋にも合います。
気になる性能ですが、本モデルは優秀な処理能力を持つCPU「Core i7-14700F」を搭載。動画のエンコードやRAWデータの現像など、さまざまなクリエイティブソフトで安定したパフォーマンスを発揮します。またGPU「RTX 5070Ti」はビデオメモリが16GBあるので、「Stable Diffusion」などを使った画像生成にも強く、短時間で複数枚の画像を生成することも可能です。
G-GEAR GE7A-K251/BH(344,800円)


超高画質でゲームを遊びたい! そんな夢を叶えるマシン
ツクモの高性能ゲーミングPC「G-GEAR プレミアムミドルタワー」シリーズ。その中でも高い性能を有するのが、「GE7A-K251/BH」です。
3月6日に発売されたばかりの新モデルで、究極のゲーミングパフォーマンスを実現させるCPU「Ryzen 7 9800X3D」を搭載。「モンスターハンターワイルズ」であろうが、「アサシンクリードシャドウズ」であろうが、等しく快適にプレイできます。
ゲームによってはWQHD、ウルトラ画質、高フレームレートという非常に重い設定でもヌルヌルかつサクサクと動いてくれることでしょう。これだけのスペックがあれば、世界中で人気を博している「キングダムカム・デリバランス II」(推奨スペックが非常に高いことでも有名)もストレスなく遊べます。
G TUNE FG-A7G7T(439,800円)


快適なゲーミングシーンを提供するハイエンドモデル
マウスから発売中のフルタワーゲーミングPC「G TUNE FG-A7G7T」。
ゲームに強いCPU「Ryzen 7 9700X」と高性能GPU「RTX 5070 Ti」を搭載したモデルで、ゲームプレイや配信など、すべてのゲーミングシーンに対応できるポテンシャルを持っています。
7個の空冷ファンと2基の大型水冷ラジエーターによって、圧倒的な冷却性能を備えているのも大きなポイント。これなら長時間ゲームをプレイしたり、配信したりしても安心です。
黒のカラーリングで統一されたPCケースのフロント部分にはスリットデザインを盛り込み、他社のPCとは一線を画す美しさと存在感を演出。内部には赤のLEDライティングが組み込まれており、電源を入れると、鮮やかな光でPCをより美しく彩ります。
RTX5080搭載BTOモデル比較表
| 製品名 | 購入リンク | 参考価格(税込) | CPU | グラフィック | メモリ | ストレージ | CPUクーラー | カスタマイズ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GALLERIA XMC9A-R58-GD | 公式サイト | 484,980円 | Core Ultra 9 285K | RTX 5080 16GB | 32GB | 2TB SSD | 水冷 | 可 |
| EK-78X3D58 | 公式サイト | 409,800円 | Ryzen7 7800X3D | RTX 5080 16GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
GALLERIA XMC9A-R58-GD(484,980円)


幅広い用途に対応できるハイエンドモデル
「RTX 5090」搭載モデルが脅威の100万円超えでしたが、こちらはその半値! それでも十分高いのですが、スペックは一級品!
トップクラスのCPU「Core Ultra 9 285K」と高性能なGPU「RTX 5080 16GB」を組み合わせた、圧倒的なパワーを誇るハイエンドPCです。
配信や動画編集、VRchat、画像生成AIなど、幅広い用途に利用することができます。ゲームは言わずもがな。このスペックがあれば、重いゲームでも4K+高画質+高フレームレートでプレイすることも可能です。ゲーム以外にもいろいろなことに挑戦したい、またはすでに動画編集や生成AIに手を出しているというかたはこの機会に、本モデルに乗り換えてみてはいかがでしょうか。
EK-78X3D58(409,800円)


幻想的な美しさに高性能を詰め込んだ一台
STORMの「EK-78X3D58」は、CPU「Ryzen7 7800X3D」を搭載したモデルです。
同じGPUを積んでいる「GALLERIA ZA9C-R58」と比べ、CPUの性能は本モデルのほうがやや劣ります。劣ると言っても、CPUの中ではかなり優れたパーツで、動画編集や画像生成AIにも対応できます。
本CPUはとりわけゲーム時のパフォーマンスが高く、さまざまなフル3Dゲームを最高画質でプレイできます。もちろん、今話題の「モンスターハンターワイルズ」もかなり快適に遊べちゃいます。
性能も然る事ながら、本PCは見た目へのこだわりもすごいです。黒を基調としたPCケースは大部分がパノラマ強化ガラスになっていて、中身が一望できる作りに。さらに内部のフロント・サイド部分やファンにはLEDが搭載されており、ライトアップ時に幻想的な光景と高級感を演出します。
RTX5090搭載BTOモデル比較表
| 製品名 | 購入リンク | 参考価格(税込) | CPU | グラフィック | メモリ | ストレージ | CPUクーラー | カスタマイズ |
|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
| GALLERIA XMC9A-R59-GD | 公式サイト | 714,980円 | Core Ultra 9 285K | RTX 5090 32GB | 32GB | 2TB SSD | 水冷 | 可 |
| GALLERIA UE9C-R59-C | 公式サイト | 999,980円 | Ryzen 9 9950X3D | RTX 5090 32GB | 64GB | 2TB SSD | 水冷 | 可 |
GALLERIA UE9C-R59(714,980円)


現行最強グラボRTX5090搭載!ハイエンドの極みのような構成!
CPUにはIntel社の「Core Ultra 9 285K」、GPUには「RTX 5090 32GB」を採用したモデル。
物理メモリもCPU・GPUについていけるように32GBを標準搭載。ストレージもドスパラ製品としては珍しく2TBのSSDが積まれています。
その他のパーツも高級仕様。電源はRTX5090の高い消費電力にも耐えられるように1200Wの80PLUS PLATINUMの電源ユニットを搭載、マザーボードも無線対応の「Z890チップセット」を用いたものが使われています。これくらいの価格にもなるとどこかをケチったりしない、堅実にハイエンドな構成という印象です。
PCケースも2025年秋に刷新された新しいデザインが使われています。今までのガレリアPCにあった少し丸みのあるデザインの面影を残しつつもフルタワーPCっぽい見た目になりました。
GALLERIA SMR9E-R59-GL(999,980円)


さらに高みを目指す方はこちらのモデルも!
現行最強のGPU「RTX5090」と最強のCPU「Ryzen 9 9950X3D」を採用したシンプルな性能の力ですべてのゲームを叩きのめすゲーミングPCです。
ドスパラで販売されていゲーミングPCの中では最高値のモデル。性能が現実離れしすぎていて全く評価ができないのですが、とりあえず最強に最強をかけ合わせているのでさらに最強になっているんだと思います。ドスパラの販売サイトですらゲーム性能が明かされていないモデルです。
まずはRTX50シリーズの特徴について簡単に紹介します。ざっと下記の通りです。
- 最新の「DLSS4」が使用可能
- 「DLSS4」が使える環境では圧倒的なパフォーマンスを誇る
- 前世代のRTX40シリーズを「1段階」上回るような性能

「そんなのはいいから早く搭載モデルを教えてくれ」という方はこちらへ!
最新の「DLSS4」が使用可能
RTX50シリーズの強みであり一番の特徴は、新技術の「NVIDIA DLSS4」が使用できること。
これまでのDLSS3は「画質を下げずに解像度を上げるアップスケール技術」と「フレーム生成」がメインの機能でしたが、DLSS4はさらに「マルチフレーム生成」が実装されることとなりました。これは1フレームあたり最大3フレームが生成できるようになる機能で、従来よりも少ない負荷でより高いフレームレートを実現できるようになりました。
なお、1フレームあたり追加で3フレームなので4倍になるのかと思いきや、従来のレンダリングと比べると最大8倍までレート数が向上するそうです。理論はわかりませんがなんかすごい。

4Kでゲームを遊ぶような人なら特にこのフレーム生成の恩恵を受けられそう。今まで60fpsくらいしか出なかったゲームでも200fps近くまで出るかもしれません。
ちなみに「DLSS4は前世代のGPUも使用できる」という情報には注意が必要です。たしかにDLSS4は前世代のGPUでも利用できることが発表されていますが、すべての機能が使えるわけではありません。
特に「マルチフレーム生成」はRTX50シリーズしか使用できない技術のため、RTX40シリーズが使えるのは通常の「フレーム生成」に限ります。また、NVIDIAのフレーム生成はAIを活用しているため、フレーム生成用のAIが搭載されていないRTX30シリーズでは引き続きDLSSの「フレーム生成」を使用することはできません。

RTX30シリーズでフレーム生成を使用したい場合は「FSR」などの別のフレーム生成技術を使うことになります。「FSRって何?」という方は↓の記事でDLSSとFSRの違いについてまとめているのでよかったらぜひご覧ください。
「DLSS4」が使える環境では圧倒的なパフォーマンスを誇る
まとめると「DLSS4環境ならとんでもないパワーを発揮する」ということに尽きます。
ただ、逆に言うとDLSS4が使えないタイトルだと前世代のGPUとの差はぼちぼちということでもあります。
これに関しては公式サイトで性能比較のグラフが公開されているので引用します。棒グラフの緑色がRTX5070、白がRTX4070です。

一番左の「Far Cry 6」はDLSSなしでの比較、その右の「A Plague Tale: Requiem」はDLSS3環境での比較、他はDLSS4を使用した状態での比較です(「RT」はレイトレーシングの略と思われます)。
DLSS4を使った比較では2倍以上のパフォーマンスの差が出ているのに対して、DLSS4を使用していない左の2タイトルは1.2倍程度の差に収まっています。
「RTX5070はRTX4090相当の性能がある」というセンセーショナルな文句が界隈を騒がせましたが、それはあくまでもDLSS4が利用できる場合であるということには注意が必要です。DLSS4なしなら、シリーズアップによる順当な進化という印象の性能差です。
ここまでの説明だけだと、

つまり、DLSS4対応のゲームタイトルが少ない今はRTX50シリーズも大した実力はないってことね…
と思った方もいるかもしれませんが、実は新しいDLSS4にはオーバードライブという「古いDLSSを強制的にDLSS4で上書きする」機能も追加されています。
これによってDLSS3までしか対応していないタイトルであっても、DLSS4のマルチフレーム生成やアップスケーリングを使えるようになるため、思っていたよりもはるかに多いタイトルが擬似的な「DLSS4対応ゲーム」となることが分かっています。
RTX50シリーズの圧倒的なパフォーマンスを活かす機会というのは意外と多くあるかもしれません。
前世代のRTX40シリーズを「1段階」上回るような性能
一般的にGPUはコア数・クロック数・VRAMの容量が大きいほど高い性能を発揮できます。
下図は公式サイトで公開されているコア数のデータをまとめ直したグラフです。

RTX5090は圧倒的なコア数を誇るので間違いなく断トツトップなのですが、その一方でRTX5080はコア数だけで比較すると「RTX4080 SUPER」とほぼ同等の数値であることがわかります。同様に「RTX5070Ti」は「RTX4070Ti SUPER」、「RTX5060Ti」は「RTX4060Ti」とほぼ同様の数値となっています。
このことからも、RTX50シリーズは前世代のRTX40シリーズの性能を1段階上回るような性能と言ってよいかと思います。
「RTX5070でもRTX4090相当のパワーがある」という前評判と比べるとだいぶ話は変わってきていますが、DLSS4を考慮しない素の環境ではやはりそこまで大きな性能の差は出ないのではないかという印象です。

実際、もうGPUの性能向上は頭打ちに近いような状況になっているという話もあります。そのため、今回はパーツ自体の性能ではなく「DLSS4」のような「新技術をふまえた性能向上」を強くアピールしているのではという噂も。それにしてはだいぶセンセーショナルな打ち出し方でしたが…。
ここまでいくつか搭載モデルを紹介してきましたが、特にはじめてゲーミングPCを購入する方の中には「とりあえず新しくて良いものが欲しい」と考えて、RTX5080・5090搭載モデルを探している方がいるかもしれません。
ただ、そういった方にまずお伝えしたいのが、

普通にゲームを遊ぶだけならこんなにハイスペックのPCは不要です。
ということです。主な理由は次の通りです。
- 15〜25万円程度がゲーミングPCの一般的な相場
- 一般的なフルHD環境で遊ぶならオーバースペック
- RTX4070~4070 Ti程度のグラボがあればほとんどのゲームは不自由なく遊べる
それぞれ詳しく解説していきます。
15〜25万円程度がゲーミングPCの一般的な相場
今の主流のゲーミングPCは15〜25万円程度のものが多く、実際によく売れるモデルもおおむねそれくらいの価格帯のものとなっています。
そんな中で50万円超えのPCというのは、ただでさえ高価なゲーミングPCの中でもとびきり高額な部類と言えます。ましてや100万円超えというのはもはや冗談かと思うくらいの金額…。

ゲーミングPC紹介サイトを運営してる私でも20万円くらいのPCです。20万のものでもPCゲームを遊んでて困ったことはほぼないです。
一般的に、普通のゲーマーなら予算10〜20万円もしくは20万円台前半のものを選べば十分満足できる性能のものが手に入ります。こだわりのあるコアなゲーマーや、ハイスペックPCが必要なゲーム配信者でも予算30〜40万円のもので十分。
よほどお金に余裕があれば止めはしないですが、50万円を超えるようなものはほぼ間違いなく性能を持て余すことになるので、初心者の方にはおすすめできません。
一般的なフルHD環境で遊ぶならオーバースペック
一般的なフルHDモニターでゲームを遊ぶ方にはかなりのオーバースペックです。
すでに4Kモニターを使っている方や、PCと合わせて新しく4Kモニターを購入する予定のある方であれば、性能を十分に引き出せるので選択肢としてはアリです。

ただ、遊びたいゲームがAPEXやVALORANTなどのFPS・TPSの場合、そもそもそんなに高解像度である必要がないので微妙かも…オープンワールド系のゲームを遊びたい方とは相性が良いかもしれません。
ちなみに「「フルHD」だの「4K」だの何言ってるかよくわからん」という方は下記の記事で「解像度」についても解説しているのでぜひご覧ください。
RTX4060Ti~4070、RTX5060Ti程度のグラボがあればほとんどのゲームは不自由なく遊べる
2025年5月時点では、ゲームを遊ぶのにRTX5080やRTX5090ほどの性能は不要です。
フルHDなら「RTX4060 Ti」「RTX4070」あるいは最新の「RTX5060Ti」くらいの性能があれば十分で、それ以上は「ゲーム配信をしたい」「VTuberになりたい」「VRChatで大人数のワールドに行きたい」などの明確な目的がある人向けのPCです。
大は小を兼ねるという言葉も確かに一理あるのですが、ゲーミングPCに限っては「ムダに大きいだけ」となる可能性もあるため、あまりにもオーバースペックなモデルは考えものです。

ちなみに私はRTX4070を搭載したモデルを使っています。フルHDよりも解像度の高いWQHD環境で遊んでいますが今のところ困ったことはないです。
ドスパラやマウスでは、購入直前にパーツの増設やアップグレードを行うカスタマイズが可能です。
もちろん本体購入後に自分で安いパーツをPCに組み込むことも可能ですが、慣れないうちは店舗側で組み込んでくれる事前カスタマイズを利用することをおすすめします。
特に物理メモリやストレージなどは後で不足すると困ってしまうので、事前によく検討するようにしましょう。
今回は新たに発売されたRTX50シリーズ搭載のBTOパソコンを紹介しました。
新世代GPUということもあり、高価格帯のモデルが並ぶ結果となりました。ただ、RTX5070に関しては20万円台前半という驚きの価格を実現したモデルも現れてきています。
近い内に発表される予定のRTX5060の情報も気になるところ。
またRTX5060搭載モデルが発売されたタイミングでおすすめモデルも追加していこうと思います。ぜひ定期的に確認しにきていただけると嬉しいです。
CPUには「Ryzen 7 5700X」、グラフィックボードには2025年時点でコスパ最強クラスの「Radeon RX 9060 XT 16GB」を採用したモデル!
なるべく安く、でもちゃんとゲームが遊べるPCなら今はこれがイチ押しです!
CPUには「Ryzen 7 7700」、グラフィックスにはハイスペックなAMD製GPU「Radeon RX 7800 XT 16GB」を搭載したモデル。
WQHD解像度・高画質まで余裕でこなせる性能で、PCのスペックでしばらく悩みたくない方はこちらのモデルもおすすめ!
PC本体とゲームに必要な周辺機器を合わせた計5点セットのモデル。周辺機器を揃えるとなると安くてもPC本体の他に2~3万円程度が追加でかかりますが、それらが全部いっぺんに揃います!
CPUには「Core i5-14400F」、グラフィックスには新世代GPU「GeForce RTX 5060 Ti 16GB」を搭載。最新の3Dゲームも十分に遊べるおすすめの一台です。





