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今回紹介するのは、マウスコンピューターのゲーミングブランド「NEXTGEAR」シリーズのエントリーモデル「NEXTGEAR JG-A7A6X」です。
7月9日のYouTubeライブにてにじさんじライバーの社築さん、倉持めるとさん、椎名唯華さんが紹介した本モデル。番組内でも「(この金額で)この性能が組めるのかと驚き」(社築さん)と言及があったように、かなりお手頃な構成に仕上がっています。
とはいえ、YouTubeライブはどこまでいっても「案件配信」、本当のコスパはどうなの?と気になっている方も多いかと思います。
今回はそんな「NEXTGEAR JG-A7A6X」について紹介・解説を行っていきます!

ゲームPCラボ管理人
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。
【NEXTGEAR JG-A7A6X】のスペック・評価
⇩公式サイトはこちら⇩
CPU | AMD Ryzen 7 5700X (3.4GHz-4.6GHz/8コア/16スレッド) |
GPU | AMD RADEON™ RX 9060 XT (16GB GDDR6) |
メモリ | 16GB (8GBx2, DDR4-3200) ※2025/7/31/10:59までは32GB |
ストレージ | 1TB SSD (NVMe Gen4) |
チップセット | AMD B550 チップセット |
電源 | 750W (80PLUS BRONZE) |
CPUクーラー | 水冷式 240mmラジエーター |
本体サイズ (幅/奥行/高さ) | 約220mm×424mm×410mm |
本体重量 | (計測中) |
本体価格 (税込) | 159,800円 |
- この価格帯では珍しい簡易水冷を標準搭載したモデル
- 10万円半ばのモデルとしては破格かつ強力なGPUを搭載
- 期間限定だが32GBメモリへの無料増量でさらにコスパUP!
- 他の大手メーカーよりも圧倒的に長い3年間の修理保証
- 標準カスタムだとPC内部は光らない
- 水冷式クーラーはパーツ寿命を念頭に入れておく必要がある
- CPUそのものの性能は少し控えめ
YouTubeライブ上での評価

どんな感想が述べられていたかは実際に見てもらうのが早いかも。まだチェックしていない方はぜひ一度ご覧ください。
ゲームPCラボライターの評価

昨年私が20万で買ったPCよりも性能が良いです⋯
とにかく注目すべきは、配信上でも言及されていた「Radeon RX 9060 XT」。「RTX4070」相当のパワーを持ち、素の性能がしっかり高いだけでなく、VRAMも大容量の16GBを搭載しているのが特徴です。16万円弱のゲーミングPCにこんな贅沢なものを積むんじゃない⋯。
7月末までは期間限定でメモリが32GBに増量されているのもポイント。他のメーカーにも、似たようなスペックでメモリ16GB、ストレージ500GBというモデルは多くありますが、それぞれ32GB・1TBをしっかり積んでいてかつ16万円を切るというモデルはほとんどなく、かなり衝撃的。
ちなみに元のメモリ16GBの状態でもコスパは比較的良好です。メモリの増設は16GB→32GB(DDR4-3200)で14,300円が目安の金額となりますが、カスタマイズ金額を合わせても本体価格は17万円程度に収まります。バランス整えてもこの金額はかなり安い。
ちなみに参考までに私は昨年似たような性能のモデル(↓の関連記事で紹介しています)を20万円で買っています。
私のPCよりもCPUの性能も良く、VRAM容量も4GB大きく、トドメに簡易水冷も搭載、NEXTGEARシリーズなので見た目もしっかりスタイリッシュ⋯⋯それなのに金額は安めときて、強い敗北感を味わいました。

にじさんじライバーさんたちの紹介配信でパーツ構成と価格が出てきた瞬間に「やったなマウスコンピューター」と思いました。
配信上で社さんが言及していたことはまさにその通りで、この金額でこのスペックのPCが買えるようになったのかと普段からゲーミングPCの情報に触れている私ですら少し驚いています。
案件配信となると「多少リップサービスも含まれてるんじゃないの?」と思った方もいるかと思いますが、このモデルに関しては正直私もかなり推せる一台となっています。
「NEXTGEAR JG-A7A6X」の構成の中から特徴的なものをピックアップして紹介します。
【GPU】Radeon RX 9060 XT 16GB

一般的なフルHD解像度なら困る場面はほぼなし!
多くのPCゲームの推奨スペックを大幅に超えたスペックを持つGPUです。近年「RTX2060」〜「RTX3060」あたりのスペックを推奨スペックとして提示するゲームが増えてきましたが、「Radeon RX 9060 XT」の前ではこのスペック値は無意味。これらのGPUの2倍以上のベンチマークスコアを叩き出しているため、スペック不足でゲームが動かせないという場面に出くわすことはあまりないかと思います。
参考までに、私は同等の性能の「RTX4070」を搭載したモデルでPCゲームを遊んでいますが、一般的なフルHD解像度はもちろん、さらに負荷のかかるWQHD解像度であっても「ゲーム画面がカクカクになって困った⋯」というようなケースはほとんどありません。
最近はこの価格帯のPCだと「Radeon RX 9060 XT」よりも格下の「RTX4060Ti」か「RTX5060」あたりがGPUに採用されるケースが多め。一方で、「Radeon RX 9060 XT」と同じような性能のGPUが搭載されたモデルとなると、金額が20万円を超えてくることもザラにあります。
10万円半ばで得られるゲーミング性能としてはやはり他のモデルと比べて頭一つ抜けており、非常にコスパの高いモデルだと言えます。
【メモリ】32GB (DDR4-3200) ※期間限定

10万円台でGPU性能とメモリ32GBを両立したモデルはレア
7月31日までの期間限定ではありますが、メモリが16GBから32GBへ無料で増設されています。この無料増設が、コスパの良さにさらに拍車をかけています。
通常であれば14,300円(税込)がかかるカスタマイズが無料というだけでもお得感がありますが、そもそも10万円台半ばで、このGPU性能で、ストレージも1TB付いていて、メモリも32GBというパーツ構成は正直かなりトンデモです。
特に本モデルはGPUの性能が比較的高めなので、他の10万円台モデルと比べて32GBへのメモリ増量の恩恵もかなり大きめ。追加料金をかけてカスタマイズする必要もなく、より幅広いゲームへ対応することができるようになります。
期間限定なのが惜しいとこですが、期間終了後でも増設カスタマイズ自体はおすすめです。追加料金はかかってしまいますが検討の余地は十分にあります。
【CPU】AMD Ryzen 7 5700X

配信中に「CPUは少し弱め」と言われていたもののそこまで悪くないCPUです。
配信中にもコメント欄で「CPUはグレード低い」というような指摘が入っていましたが、確かに数少ない難点を上げるとすればこのCPUの「Ryzen 7 5700X」でしょうか。
どうしてもコストを下げるためにCPUのグレードで調整したようにも見えてしまいますが、ただこの「Ryzen 7 5700X」も決してGPUの「Radeon RX 9060 XT 16GB」に対して性能が低すぎるというわけでもありません。ボトルネック(今回の場合は「CPUの性能が低すぎてGPUの性能を引き出しきれなくなる現象」のこと)が起こるほどのギャップでもなく、PCゲームの推奨スペックに引っかかって遊べないというケースもほとんどありません。
価格帯から逆算する、まっとうに妥当なラインのCPUが搭載されているという印象です。
もちろんハイスペックモデルに搭載されるようなCPUの「Ryzen 7 7800X3D」や「Core i7-14700F」と比べれば性能は劣ります。ただ、普通のPCゲーマーがそこまでハイスペックなCPUを必要となるケースはほとんどないという点にも目を向ける必要があります。
たとえるなら、プラス10万円を出して「全力の30%のパワーでゲームを動かせるPC」を買うか、今の価格で「全力の50%のパワーでゲームを動かせるPC」を買うかというようなイメージです。余力を持つのはPCの寿命にとっても大事なことですが、余力を過剰に持ちすぎるのも考えものです。
ちなみにこの「NEXTGEAR JG-A7A6X」も普通にフルHDでゲームを遊ぶ分には十分オーバースペック気味なPCです。「VTuber配信をしたい」とかであればまた話は変わりますが、「PCゲームが快適に遊べるPCがほしい」くらいであればしっかりとその期待に応えてくれる性能にはなっています。
「NEXTGEAR JG-A7A6X」をより使いやすくするためのカスタマイズを紹介します。
マウスコンピューターは、購入ページでパーツの換装や増設をはじめとする「カスタマイズ」が行えます。自分でPCケースを開けてパーツをいじる必要などもなく、すべて搭載・調整された状態で手元に届くので、初心者の方でも安心して利用することができます。
基本的には必要なし。使い勝手を上げたいなら検討の余地あり
メモリも増えているので、基本的にはそのままでも十分に使っていける性能となっています。
そんな中であえておすすめするなら、ストレージのカスタマイズでしょうか。あとはPCを光らせたいならPCケースをカスタマイズするのもアリ。
①ストレージ | ②PCケース | |
---|---|---|
カスタマイズ前 | 1TB SSD (NVMe Gen4) | 強化ガラスサイドパネル |
カスタマイズ後 | 2TB SSD (NVMe Gen4) | 各種LEDケースファン |
カスタマイズ おすすめ度 |
それぞれ、ストレージは1TB→2TBが+25,300円、ケースの変更は+5,000円で変更可能です。

もともと安さがウリのモデルなので、あまりカスタマイズしすぎるとせっかくのメリットがなくなってしまうのが悩みどころ⋯。
【ストレージ】1TB SSD→2TB SSD

1TBでも十分なサイズですが、2TBあるとより多くのゲームがインストールできるようになったりなど、使い勝手はだいぶ上がります。
ただ、追加料金は1TB→2TBへの増設で+25,300円と結構高め。マウスは他社よりもストレージのカスタマイズ費用が高いので、なかなか気軽に増設を勧めにくいのが難点⋯。単純にもう1台1TBを追加するようなカスタマイズもないので、自分で増設ができる人は自分で買って付けた方がだいぶお得です。

ちなみに外付けSSDもカスタマイズで選択できますが、外付けならなおさら自分で選んで買ったほうが安いかも⋯⋯
【ケース】LEDなし→ 各種LEDケースファン

販売ページを見る限りでもやはり標準カスタムだとPCケース内部は光らないようです。配信上に映っていた中が光るタイプが欲しい方は別途カスタマイズする必要があります。
赤もしくは青のLEDファンにカスタマイズする場合は+5,500円、より見栄えを重視したい方は+9,900円でカラフルに光るRGBファンにもカスタマイズ可能です。

ここは完全に「好み」です。「光るとカッコいいから好き!」という人もいれば、「眩しいから光るな大人しくしてろ」派もいます。
その他のカスタマイズはお好みで
今回のモデルに関しては必須級のカスタマイズはありませんが、もしこだわりがあればその他にもカスタマイズを追加してOK。
他のパーツのカスタマイズについては下記記事でも解説しているので、もっと知りたい方はぜひご覧ください。
今回はマウスコンピューターのゲーミングPC「NEXTGEAR JG-A7A6X」についてご紹介しました。
配信で見て、ライバーの方々と同じ「安くない?」と思ってから改めて詳しく見てみましたが、やっぱりどうみてもコスパは高め。AMD製のパーツで揃えているので安いというのもあるかもしれませんが、実質的なコラボ商品ということもあってマウスコンピューター側も頑張っているという印象です。
期間限定のメモリ増量期間はもちろん、増量していなくてもコスパは悪くない良いモデルです。ぜひ今回の内容も検討の参考にしていただければと思います。
ゲームPCラボでは他にも様々なゲーミングPCを紹介していますので、興味のある方はぜひ他の記事もご覧いただけますと幸いです。
あなたのゲームライフがより良いものになることを願っています!
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