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今回はツクモから発売されているゲーミングPC「G-GEAR GE9A-G242/XB」を紹介します。
こちらのゲーミングPCはツクモ公式サイトにて「プレミアムミドルタワー」に分類されているハイクラスのモデル。
搭載されているパーツはもちろん、この構成ならではの特徴や、どんな方におすすめできるPCなのかなども含めてレビューしていきます!
それでは早速PC本体の性能から確認していきましょう。
元・MMORPG GM担当
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。
【G-GEAR GE9A-G242/XB】のスペック・評価
CPU | (4.5/5.0) |
GPU | (4.0/5.0) |
メモリ | (4.5/5.0) |
コスパ | (4.0/5.0) |
CPU | AMD Ryzen 9 7900X |
GPU | GeForce RTX 4070 SUPER (12GB, GDDR6X) |
メモリ | 32GB (16GB×2, DDR5-4800) |
ストレージ | 1TB (NVMe Gen4) |
マザーボード | ASUS ProArt X670E-CREATOR WIFI (ATX) |
チップセット | AMD X670E |
電源 | 850W (80PLUS GOLD) |
CPUクーラー | 水冷CPUクーラー (G-GEARオリジナル, 12cm) |
本体サイズ (幅/奥行/高さ) | 約230mm×445mm×460mm |
本体重量 | 約14kg |
本体価格 (税込) | 379,800円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約13,000円 / 月 |
- マルチコア性能抜群の「Ryzen 9 7900X」搭載で動画編集にも強い
- 水冷クーラー搭載、マルチコアを要する負荷のかかる作業との相性◎
- プレミアムケースならではの前面の大型開口で排熱性能も良好
- ゲーム用途としても4Kかつ高画質・高fpsで遊べる性能
- 細かいパーツがそれぞれ高級なので値段が高い
- ゲームだけ遊ぶならこのモデルじゃなくてもいいかも?
ゲームPCラボ管理人の評価
配信者や動画投稿者向けの贅沢なモデル!
「プレミアムミドルタワー」の分類に恥じないプレミアムな仕様という印象です。
最初にスペックを見たときは「なんか割高じゃない…?」と思ったのですが、細かなパーツ構成を見ていくとなかなか高級なものを使用しており、納得の金額となっていました。
本モデルの特徴は、PCゲームはもちろんのこと、何より動画編集やAI生成などの映像処理作業に強いこと。
この価格帯のゲーミングPCであれば無難に「Core i7-14700F」あたりがCPUに選ばれそうなところですが、そこが「AMD Ryzen 9 7900X」になることで、映像処理方面に強い本モデル特有の「トガり」へとつながりました。
このトガり方を一番活かせるのは、やっぱり自分で動画を編集する機会の多い配信者・動画投稿者・VTuberの方かなと思います
一方で、一般ゲーマーにとっては宝の持ち腐れになってしまう可能性も…。
ゲームで遊ぶだけであれば、それこそ「Core i7-14700F」ともう少しグレードを下げたマザーボードを積んだドスパラの「GALLERIA XA7C-R47TS」の方がコスパも良く、何より価格も安く済みます。映像処理系のタスクをPCにさせるかどうかというのが、どちらのPCを選ぶかの肝になりそうです。
構成の中から特徴的なものをピックアップして紹介します!
【CPU】AMD Ryzen 9 7900X搭載
マルチコア性能が高く、映像処理に強い!
同等のIntel製のCPUと比べ、Ryzen製のCPUはマルチコア性能が高いという特徴があります。
CPU内のそれぞれのコアが連携して動いた際の性能が高いため、同時に複数の複雑な処理が要求されるような映像処理などの作業において特に力を発揮します。
ゲームにおいては、一昔前までは「マルチコアに対応しているゲームは少ないからシングルコア性能が重要」とも言われていましたが、最近はマルチコアに対応しているゲームもあり、どちらが重要かは正直なところまちまち。今やどっちも強いに越したことはないですが、このモデルはどっちも強いので細かいことは気にしないでOKです。
【マザーボード】ProArt X670E-CREATOR WIFI (ATX)搭載
この価格帯では珍しい超ハイクラスのマザーボード!
同性能のPCと比較してこのPCの金額が高い要因の一つが、このマザーボード。
とはいえただ高いだけではなくしっかりとそれに見合ったスペックとなっています。
高級品なだけあって見た目の良さはもちろん、効率の良い放熱を促すヒートシンクや背面のポート数なども納しっかり高級仕様。特にUSBポートはType-Cも含めて背面だけで10箇所設置されているため、ちょっとやそっとで使い切らない数となっています。
接続機器が増えがちなゲーマーはもちろん、動画配信をする方にも嬉しい仕様!
マザーボードはCPUやGPUなどと比べると少し地味な印象がありますが、グレードが低いと電力供給や温度管理にも影響が出てくるため、実はPCの性能にも直結する重要な役割を果たしています。
特にこのモデルは映像処理に秀でたPCでCPUにも負荷がかかりやすいため、放熱面にも気を使っているマザーボードとの組み合わせは◎。パーツ構成が全て噛み合っている印象です。
カスタマイズの必要性
ひとまずストレージは増やした方が良いと思います。
選択肢としては今付いているSSDをアップグレードして2GBにするか、もしくは追加ストレージとして1GBのSSDを付けるかのどちらか。特にこだわりがなければカスタマイズ画面の下記のどちらかでいいと思います。
アップグレード | [高耐久M.2 Gen4] 2TB Seagate FireCuda530 (読込最大 7300MB/s, 書込最大 6900MB/s, TBW 2550TB, NVMe) | +13,200円 |
追加ストレージ | 【SSD】1TB(WD BLUE SSD/2.5インチSATA 6Gbps) | +14,300円 |
どちらでも良いと思いますが、私ならシステム用と日常使いで一応分けておきたいので【追加】を選びますね
あとはCPUクーラーでしょうか。
簡易水冷なので初心者の方でもそこまで大変ではなく水漏れの可能性も低いですが、パーツの寿命の問題もあるので気になる方は空冷に変更しても良いかもしれません。
ちなみにカスタマイズ候補の「Noctua製CPUクーラー(NH-U12A)」はAmazonでも評価の高いクーラー(★4.8 / 3219件)で、冷却性能も静音性も高いので選択肢としてはアリです。
その他のグリスや電源などのカスタマイズはお好みで。どうするか迷う方は参考までに↓の記事をご覧ください!
今回はツクモから販売されている「G-GEAR GE9A-G242/XB」について紹介しました。
一見するとコスパの悪そうなPCですが、深く見れば見るほどこだわりが伝わってくるような構成で、求めている人にはばっちりハマる、そんなモデルでした。
一方で、ゲームを遊ぶためだけに買う人にとっては、このモデルを選ぶ理由は少ないようにも見えます。もちろんゲーミングPCとしての性能も文句なしに高いのですが、CPU・GPUだけを見たときにどうしても他のモデルよりもだいぶ高い印象があります。
似たような価格帯で他のPCを探したい場合は下記でもいくつかまとめているのでよろしければご覧ください。
良いゲーミングPCに出会って、あなたのゲームライフがより良いものになることを願っています!
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