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カジュアルに遊べるシューティングゲームとして人気を誇るフォートナイト(Fortnite)。今ではPCだけでなくSwitchやPS5で遊ぶユーザーも数多くいます。
PCゲームの中では比較的動作の軽い部類に入るゲームですが、一体どれくらいのスペックがあれば遊べるのでしょうか。
今回はそんなフォートナイトを遊ぶためにゲーミングPCの購入を考えている方に向けて、なるべく安く、コスパの高いゲーミングPCを紹介していきます。
ぜひ最後までご覧ください!
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元・MMORPG GM担当
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。
タイトル | フォートナイト |
ジャンル | TPS |
サービス開始日 | 2017年7月25日 |
開発元 | Epic Games |
価格 | 基本無料 |
フォートナイトはジャンルとしてはTPSに分類されるゲームですが、シューティングゲームに「クラフト」要素をかけ合わせた「新しいTPS」として、サービス開始時に非常に大きな話題となったゲームです。
これまでのTPS・FPSで縦方向の優位を取るためには、建物などの高所に登る必要がありました。この高所がクラフトによって作り出せるようになったことで、既存のTPS・FPSとは全く異なる戦略の幅が生まれています。
プレイヤーは他のゲームでも求められるようなエイム力やキャラコントロールの他にクラフトのテクニックも身につける必要があり、そのトゥーンな見た目からは想像できないほど奥の深いゲーム性となっています。
試合の最終盤になると、生き残ったプレイヤーたちそれぞれがクラフトで「要塞」を築き上げ一進一退の攻防を繰り広げるのもフォートナイトの大きな特徴。プレイ画面を見ているだけでも手に汗握るゲームです。
武器にレア度が設定されているのも特徴的。アイテムが多彩なのもあって家の中を漁っているだけでも楽しくて好きです。
ここからは「フォートナイト」の推奨スペックについて紹介します。
ゲームPCラボでは各ゲームの推奨スペックについて「公式サイト推奨スペック」と「ゲームPCラボ推奨スペック」の2つを紹介しています。
推奨スペックというのは、各PCの常駐プログラム(ウイルス対策ソフトなど)までは想定されていないこともあるため、実際に不自由なく快適に遊べるスペックというのは公式の推奨スペックよりもう少し上の基準である場合があります。
ゲームのレビューで「スペックを満たしてるのに重い」というような意見を見たことはありませんか?おそらくそれはこれが要因です。
そういったことも踏まえて、当サイトでは独自の「ゲームPCラボ推奨スペック」を設定して公式サイトの指標とは異なるものも紹介することにしています。
これを超えていないと問題があるというわけではありませんが、特に新しくPCの購入を考えている方はこのスペックを超えたものを買ったほうが無難かと思います。
ちなみに、必要スペック(必要動作環境)と推奨スペック(推奨動作環境)の違いについてはご存じでしょうか。
ちょっと不安かも、という方はぜひ下記の記事もご覧ください!
必要動作環境と推奨動作環境、どっちを選ぶ?動作の重いゲーミングPCを避けるためには公式サイト推奨スペック
公式サイトによると推奨スペックは下記の通りとなります。
OS | Windows 10/11(64ビット) |
CPU | Core i5-7300U 3.5 GHz、 AMD Ryzen 3 3300U、または同等のプロセッサ 2GBのVRAM |
GPU | Nvidia GTX 960 AMD R9 280 または同等の DX11 対応 GPU |
物理メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | NVMe SSD |
全体的にかなり動作が軽い部類に入るゲームです。
CPUの要求スペックはあまり高くなく、ゲーミングPCでない普通のPCでも問題なくクリアできるようなレベルのものです。そもそもこれはノートPCに搭載されているようなCPUなので、ゲーミングPCであれば、それこそずいぶん前の世代のものでも基準を満たすことができそうです。
GPUも同じく要求値は低め。ほぼ10年前のGPUなので、直近5〜6年で購入したゲーミングPCであれば余裕で超えられる基準です。さすがにグラボを積んでいないPCで動かすのは少し大変そうです。
とはいえ、最小システム要件(必要スペック)では内蔵GPUが提示されているので、画質とフレームレートを犠牲にしても良いならギリギリ遊べるかも…?
なお、この推奨スペックはあくまでも通常のプレイ(おそらく60fps前後)に限るものらしく、より良い画質を求めて「クオリティプリセット:最高」で遊びたい場合は要求値が大きく上がるようです。
それが下記のとおりです。
クオリティプリセット「最高」の推奨スペック
OS | Windows 10/11(64ビット) |
CPU | Intel Core i7-8700、AMD Ryzen 7 3700x、 または同等のプロセッサ |
GPU | Nvidia RTX 3070、Radeon RX 6700 XT、 または同等のGPU 8GB以上のVRAM |
物理メモリ | 16GB以上 |
ストレージ | NVMe SSD |
最高画質で遊ぶ場合は、急に要求スペックが大きく上がります。
CPUは大したことないのですが、GPUは現行のミドルクラス以上のものが求められるため、新品なら20〜30万円の価格帯のPCが求められます。ただ、もちろんこれはフルHD解像度で遊ぶ場合の話で、WQHDや4K解像度で遊びたい場合はもう少し要求スペックが上がることにも注意です。
CPUに対してGPUの要求値が高いので、「最高」設定は光や影の処理によるクオリティアップがメインになっているものと思います。設定オプションをある程度取捨選択することで推奨以下のスペックでも問題なく遊べそう。
ゲームPCラボ推奨スペック
公式情報を踏まえた上で、これからゲーミングPCを購入する方に向けたおすすめの推奨スペックが下記のとおりです。
OS | 64-bit Windows 10/11 |
CPU | 【通常プレイ】 Core i5-12400F、Ryzen 5 4500以上 【「最高」でのプレイ】 Core i5-14400、Ryzen 7 5700以上 |
GPU | 【通常プレイ】 GeForce RTX 3050、Radeon RX 6600以上 【「最高」でのプレイ】 GeForce RTX 4070、Radeon RX 6700 XT以上 |
物理メモリ | 16GB |
ストレージ | 100GB以上の空き容量のあるSSD |
最高画質を求めない場合はやはりそれなりのスペックでOKです。エントリークラスのスペックでも十分に満たせるので、10万円前後の比較的価格が安めのゲーミングPCでも十分にゲームは楽しめます。
一方で、クオリティプリセット「最高」を目指す場合はそれなりのスペックが必要なので注意。結局GPUに求められる性能が高いため、それに対応するCPUも一定以上の性能である必要があります。
とはいえCPUは現在主流のゲーミングPCであれば十分に満たせるライン、GPUは「GeForce RTX 4070」、「Radeon RX 6700 XT」と低価格帯からは少し上に外れたラインナップが目安になります。
ここからは推奨スペックを踏まえて、ランキング形式でおすすめのゲーミングPCを紹介していきます。
基本的には予算10~20万円、クオリティプリセット「最高」を目指すなら予算20〜30万円のゲーミングPCがおすすめです。
おすすめゲーミングPCまとめ
順位 | 製品名 | 購入リンク | 参考価格 | CPU | グラフィック | メモリ | ストレージ | CPUクーラー | カスタマイズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Lightning AT5 | 公式サイト | 99,980円 | Ryzen 5 4500 | RTX 3050 6GB | 16GB | 500GB SSD | 空冷 | 可 | |
G-GEAR GA7A-D230B/NT2 | 公式サイト | 207,980円 | Ryzen 7 5700X | RTX 4070 12GB | 32GB | 1TB SSD | 空冷 | 不可 | |
NEXTGEAR JG-A5G60 | 公式サイト | 139,900円 | Ryzen 5 4500 | RTX 4060 8GB | 16GB | 1TB SSD | 空冷 | 可 | |
GALLERIA RM7C-R47 | 公式サイト | 234,980円 | Core i7-14700F | RTX 4070 12GB | 32GB | 1TB SSD | 空冷 | 可 | |
FRGK-B650M/SK1 (入門向け6点セット) | 公式サイト | 210,800円 | Ryzen 5 7600 | Radeon RX 7600 8GB | 16GB | 500GB SSD | 空冷 | 可 |
順位 | 製品名 | 購入リンク | 参考価格 | CPU | グラフィック | メモリ | ストレージ | CPUクーラー | カスタマイズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
Lightning AT5 | 公式サイト | 99,980円 | Ryzen 5 4500 | RTX 3050 6GB | 16GB | 500GB SSD | 空冷 | 可 | |
NEXTGEAR JG-A5G60 | 公式サイト | 139,900円 | Ryzen 5 4500 | RTX 4060 8GB | 16GB | 1TB SSD | 空冷 | 可 | |
G-GEAR GA7A-D230B/NT2 | 公式サイト | 207,980円 | Ryzen 7 5700X | RTX 4070 12GB | 32GB | 1TB SSD | 空冷 | 不可 | |
FRGK-B650M/SK1 (入門向け6点セット) | 公式サイト | 210,800円 | Ryzen 5 7600 | Radeon RX 7600 8GB | 16GB | 500GB SSD | 空冷 | 可 | |
GALLERIA RM7C-R47 | 公式サイト | 234,980円 | Core i7-14700F | RTX 4070 12GB | 32GB | 1TB SSD | 空冷 | 可 |
Lightning AT5(99,980円)
【Lightning AT5】の評価
CPU | |
グラフィック | |
メモリ | |
価格 | |
コスパ |
CPU | Ryzen 5 4500 |
グラフィック | GeForce RTX 3050 6GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 99,980円 |
分割払いの目安 (30回分割) | 約3,400円 / 月 (分割手数料無料) |
とにかく安さを求めるならこのモデルがほぼ最安値で高コスパ!
10万円を切る超低価格帯ながら公式の推奨スペックも当サイトの推奨スペックも上回っているモデルです。
CPUは「Ryzen 5 4500」、GPUは「GeForce RTX 3050 6GB」と現在市販されているゲーミングPCの中ではかなり性能を抑えた構成ではあるものの、動作が軽めのゲームかつフルHD解像度の環境であれば、しっかりと働いてくれる性能を備えています。
VALORANTやApexなど他のシューティングゲームはもちろん、設定を多少落とすことで他の最新の3Dゲームもある程度プレイ可能。はじめてゲーミングPCを購入する初心者の方におすすめのエントリーモデルです。
G-GEAR GA7A-D230B/NT2(207,980円)
【G-GEAR GA7A-D230B/NT2】の評価
CPU | |
グラフィック | |
メモリ | |
価格 | |
コスパ |
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラフィック | GeForce RTX4070 12GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 207,980円 |
「最高」画質を楽しむならこのモデルが一番のおすすめ!
CPU・GPUともにミドルクラスの標準的な性能のものを搭載したモデルです。
フルHD解像度であれば困るゲームはほとんどないような性能で、要求スペックの高さで話題になった「モンスターハンターワイルズ」の推奨環境も余裕を持って満たしています。もちろんフォートナイトのクオリティプリセット「最高」の条件も超えているため、フレームレートの低下に煩わされたくなく、映像美にもこだわりたいという方にはこのモデルがおすすめ。
物理メモリも32GB、ストレージも1TBと、欲しいラインをしっかりと押さえているのもポイントが高い点。
一方で、フォートナイトだけプレイするのであれば少しもったいない性能でもあるため、「コスパ」の項目の星の数は3にとどめています。
NEXTGEAR JG-A5G60(139,900円)
【NEXTGEAR JG-A5G60】の評価
CPU | |
グラフィック | |
メモリ | |
価格 | |
コスパ |
CPU | Ryzen 5 4500 |
グラフィック | RTX 4060 8GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (マウス公式サイト) | 129,800円 |
分割払いの目安 (24回分割) | 約5,400円 / 月 (分割手数料無料) |
低価格ながらSSDはしっかり1GB!他のゲームも遊ぶ予定ならこのモデルもおすすめ!
フォートナイト目当てならこちらのモデルもコスパが高くおすすめ。
グラフィックには低価格帯の主流GPU「RTX4060」を採用。クオリティプリセット「最高」で遊ぶには少し心もとなさがありますが、通常の画質で遊ぶには十分な性能です。RTX4060程度が搭載されていればほとんどのゲームで推奨スペックを上回れるので、他に遊びたいゲームがある方は「Lightning AT5」よりもこちらの方がおすすめです。
また、オンラインゲームはおおむね1本あたり40~60GB近くの容量がインストール時に必要となるため、SSDの容量が少ないと容量不足が心配になりますが、このモデルは標準で1GBを搭載。色々なゲームを遊びたい方にぴったりの性能となっています。
モニターやマウス・キーボードなどがない方は、周辺機器が揃う「NEXTGEAR JG-A5G60(スターター5点セット)」もおすすめです。こちらはSSDが500GBと減ってしまいますが、お金のかかりがちな周辺機器を本体と一緒に購入することができます。
GALLERIA RM7C-R47(234,980円)
【GALLERIA RM7C-R47】の評価
CPU | |
グラフィック | |
メモリ | |
価格 | |
コスパ |
CPU | Core i7-14700F |
グラフィック | GeForce RTX 4070 12GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 234,980円 |
分割払いの目安 (48回分割) | 約4,900円 / 月 (分割手数料無料) |
スペックの高いゲーミングPCが欲しければこれ!WQHDでも遊べる性能!
CPUにはハイクラスのモデルにも採用される「Core i7-14700F」を搭載。GPUの性能が重要になるフォートナイトにおいてしっかりとバックアップしてくれます。
ボトルネックなくGPUの性能を引き出せるため、WQHDモニターと合わせてのプレイもかなり現実的。キレイなプレイ画面で遊びたい方にはおすすめ。もちろん、これくらいの性能があれば他の3Dゲームを遊ぶ上でも困ることはそうそうないはず。画面のカクつきを気にしたくない方は、これくらいの性能のPCを買っておくと安心です。
ただ、2位の「G-GEAR GA7A-D230B/NT2」と同様に、フォートナイトを遊ぶのが目的であれば少しスペックが高すぎる一面も。また、メモリやストレージは少し控えめなのでより快適に遊ぶならカスタマイズをおすすめします。
FRGK-B650M/SK1(210,800円)
【FRGK-B650M/SK1】の評価
CPU | |
グラフィック | |
メモリ | |
価格 | |
コスパ |
CPU | Ryzen 5 7600 |
グラフィック | Radeon RX 7600 8GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 210,800円 |
周辺機器も一緒に揃えられるセットモデル!届いたらすぐに遊べます!
モニターやキーボード・マウスなどの周辺機器が一緒になったモデル。
周辺機器がない場合は揃えるのに数万円は追加でかかってしまうので、それが一緒に揃えられるのは結構お得。PCの性能も決して悪くはなく、動作の軽いゲームをフルHD解像度で遊ぶ分には、フォートナイトはもちろん比較的最近のゲームが遊べるような構成に仕上がっています。ただ、動作の重い他のFPSではフレームレートが伸びない可能性もあるため、ゲーム内画質を調整する必要があるかもしれません。
とはいえ、ゲーミングPC初心者の方であれば、機器一式がまとまっていることもあって非常にとっつきやすくおすすめのモデルです。
おすすめのゲーミングPCをいくつか紹介しましたが、初心者の方がゲーミングPCを選ぶ際に注意した方が良い点がいくつかあるためこちらも紹介します。
専門的な話をすればパーツの組み合わせなど色々な点があるのですが、今はおおむねどの通販サイトでも最低限のラインは満たしたものが販売されています。
ここでは、ゲーミングPC初心者の方に向けてまず抑えておくべき注意点として下記3点を紹介します。
- ノート型ではなくデスクトップ型にする
- 自分が必要としているスペックを把握する
- 何年後に買い替えるかを想定する
とにかく「その機能は必要なのか?」あるいはその逆で「その機能は本当になくても大丈夫なのか?」ということをよく検討するようにしましょう。
より詳しくは下記のページでも詳細を解説しています。よろしければぜひご覧ください。
ドスパラやマウスでは、購入直前にパーツの増設やアップグレードを行うカスタマイズが可能です。
もちろん本体購入後に自分で安いパーツをPCに組み込むことも可能ですが、慣れないうちは店舗側で組み込んでくれる事前カスタマイズを利用することをおすすめします。
特に物理メモリやストレージなどは後で不足すると困ってしまうので、事前によく検討するようにしましょう。
今回は「フォートナイト」の推奨スペックについておすすめゲーミングPCと併せて紹介しました。
基本的にはそれほどスペックの必要ないゲームではありますが、ゲーム内設定で高画質を追い求めようとすると一定のスペックが必要となる点には注意が必要です。
費用を抑えてゲームを遊びたい方は今回紹介した10万円前後の安めのモデル、画質を追い求める方は20万円前後のものを選ぶと比較的後悔しにくい買い物になるのではないかと思います。
あなたのお気に入りのゲーミングPCが見つかることを願っています!