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ゲーミングPCを選ぶ際、CPUとGPUのどちらを優先すれば良いのか迷ったことはありませんか?
実際にこういった悩みを抱えている方は多く、ネット上でもCPU優先派とGPU優先派で意見が割れていることもあります。結論から言うとどちらも大事で、CPUとGPUのバランスを取ることが何よりも重要になります。
今回はそんなCPUとGPUについて解説していきます。
CPUにはハイクラスモデルにも搭載される「Core i7-14700F」、グラフィックスには最新の3Dゲームも満足に遊べる「RTX 4070 12GB」を搭載したモデル。フルHDはもちろんWQHD環境でもしっかりと動いてくれます。
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元・MMORPG GM担当
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。
先にも述べたようにゲーミングPC、特に3Dゲームで遊ぶ場合においてはCPU・GPUの性能のバランスが重要となります。
仮にGPUの性能にだけこだわって極端に良いものを搭載したとしても、CPUの性能が低ければ、せっかくの高性能GPUの性能を活かしきれなくなってしまうことがあります。
では、そんなCPUとGPUはPCゲームにおいてそれぞれどのような役割を果たしているのでしょうか。
CPUの役割
GPUがグラフィック面に特化したパーツである一方、CPUはPC全体の頭脳として様々な計算を行っています。
ゲーム内における役割としては下記のようなものがあります。
- ゲーム内のAIの処理(NPC・敵キャラクターなど)
- 物理演算(衝突判定、爆発の処理など)
- ゲーム内のデータ処理(データの読み込み)
- ゲームサーバーとの通信(マルチプレイ時の同期など)
つまり、CPUの性能が要求スペックに足りていない場合は、ゲーム全体のパフォーマンスに悪影響が及ぶこととなります。
分かりやすい例をあげるなら、ゲーマーなら誰しも一度は経験したことのある下記のような現象が起こりやすくなります。
- 操作キャラクターやNPCが不自然な挙動をしている
- 背景やオブジェクトの表示が間に合っていない
- キャラクターが壁や床を貫通する・ワープする
- 攻撃判定やエフェクトが遅れて発生する
- インタラクト(「調べる」や「話す」など)にラグが発生する
CPUの性能不足による影響は、とにかくゲームの進行に関わる致命的なものが多め。いくらGPUの性能が良くて良い映像が表示できるようになっても、それを処理するCPUの処理が追いつかなかったらどうしようもないということですね。
GPUの役割
CPUがゲーム全体あるいはPC全体の頭脳の役割を果たしている一方で、GPUはビジュアル表現に特化した処理を行っています。
ゲーム内における役割としては下記のようなものがあります。
- 3Dグラフィックのリアルタイムの描写(リアルタイムレンダリング)
- 光の反射や影の描写
- 3Dモデルのポリゴン処理
- フレームレートの安定
つまり、GPUの性能が要求スペックに足りていない場合は、3Dグラフィック面を中心にパフォーマンスへの悪影響が生じることとなります。
- レンダリングが間に合わないことによるカクつき
- フレームレートが乱高下する
- 背景やオブジェクトの表示が間に合わない
- キャラや背景がボヤけて見える(テクスチャ読み込みの遅延)
GPUの性能が足りないと、3D表現全般に悪影響が及びます。一見、CPUの性能が低い場合の悪影響とも似ていますが、GPUの場合は3Dの描画速度が遅くなることによって発生する悪影響。一方で、CPUの場合は物理演算やオブジェクトの配置などの処理が遅くなることによって発生するため、結果は同じでも原因は少し異なります。
CPUとGPUで役割が異なるということは、当然ゲームの内容によってCPUとGPUのどちらがより重要なのかも変わってきます。
具体的にはそれぞれ下記のような傾向があると言われています。
CPU重視のゲームジャンル
CPU重視のゲームは、AIで動くキャラクターやNPCが多い下記のようなジャンルです。同時に処理するために多くの演算処理が必要になるため、CPUの性能の高さがより重要とされます。
- ストラテジー(Civilizationシリーズなど)
- MMORPG(FF14、World of Warcraftなど)
- シミュレーション(Cities:Skylunesなど)
とはいえ、MMORPGであってもオープンワールドであればGPUの性能も重要となります。また、そもそも動きの激しいアクション要素の強いMMORPGであればレンダリング性能も重要になるため、結局のところはGPUとのバランスが重要になってくることも多いです。
GPU重視のゲームジャンル
GPU重視のゲームは、リアルタイムレンダリングが重要になる下記のようなジャンルです。次々に移り変わる場面に対して素早く描画処理を行っていく必要があるため、GPUの性能の高さがより重要とされます。
- FPS(Apex Legends、Call of Dutyシリーズなど)
- オープンワールド系(Farcryシリーズ、原神など)
- グラフィック重視のゲーム(Cyberpunk 2077など)
最近はNPCが多く登場するFPSも多いため、そういった場合はAIを動かすためにCPUの性能が重要になったりもします。
低価格帯(10〜20万円)のおすすめ
GALLERIA RM7C-R46T(189,979円)
CPU | Core i7-14700F |
グラフィック | GeForce RTX 4060 Ti 8GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 500GB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 189,979円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約5,300円 / 月 (分割手数料無料) |
20万円未満では一番のおすすめ!GPUの性能を最大限活かすことの出来る「Core i7-14700F」はCPU性能も非常に高いパーツ。FF14をはじめとするMMORPGやストラテジー系にも最適なモデルです。
もちろんGPUの性能も決して低くはないため、フルHDでゲームを遊ぶならそれほど困る場面はありません。
G-GEAR GA7A-D230BN/CP3(164,980円)
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラフィック | GeForce RTX 4060 Ti 8GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 164,980円 |
低価格帯の平均的なスペックのモデルです。「GALLERIA RM7C-R46T」と比べるとCPUの性能は控えめ。そこまでCPU重視のゲームを遊ばない場合はこちらを選択するのもアリです。
ストレージが標準で1TB付いているので多少色々なゲームをインストールしても余裕があるのも良い点!
中価格帯(20〜30万円)のおすすめ
GALLERIA XA7C-R47(239,980円)
CPU | Core i7-14700F |
グラフィック | RTX 4070 12GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 244,979円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約6,800円 / 月 (分割手数料無料) |
中価格帯ならこのモデルがバランス・コスパともに整っていておすすめです!性能は低価格帯おすすめの「GALLERIA RM7C-R46T」を順当にアップグレードしたような性能。GPU重視のゲームへの適正がさらに上がったためどんなゲームでもオールマイティにこなせるだけでなく、解像度もWQHDまで対応可能になりました。
よほど思いゲームでなければ4Kも見えてくるので、特にキレイな映像でゲームを遊びたい方におすすめしたいモデルです。
G-GEAR GA7A-D230B/NT2(207,980円)
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラフィック | GeForce RTX4070 12GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 207,980円 |
中価格帯で少し費用を押さえたい方はこちらもおすすめ。CPUの性能は少し控えめですが、フルHDもしくはWQHD解像度でゲームをプレイする程度であれば大きな支障はないレベルかと思います。実際に私も似たようなパーツ構成の「G-GEAR GA5J-C230B3/CP6」を使用していますが、これまで普通に遊んでいて困った記憶はほとんどないです。
また、メモリ・ストレージもしっかり欲しいラインのものは搭載しているため、あまりカスタマイズの必要がないのも良いところです。
高価格帯(30万円〜)のおすすめ
GALLERIA XA7C-R47TS(309,980円)
CPU | Core i7-14700KF |
グラフィック | GeForce RTX 4070Ti SUPER 16GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 309,980円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約8,700円 / 月 (分割手数料無料) |
30万円以上の高価格帯のPCならまずはこれがおすすめ!ハイスペックなGPU「GeForce RTX 4070Ti SUPER」を搭載することで、ジャンルを問わず3Dゲームを最大限遊ぶことが可能です。もちろん4K解像度でのプレイも十分に現実的なスペック。
ゲームを遊ぶだけでなく動画配信にも向いた性能です。普通にゲームを遊ぶだけではなく、YouTuberやVTuberなど、PCに負荷のかかる動画編集やゲーム実況を検討している方にも最適なモデルです。
G-Tune DG-I7A8X(ホワイトカラーモデル)(307,500円)
CPU | Core i7-14700F |
グラフィック | Radeon RX 7800 XT 16GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 307,500円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約8,500円 / 月 (分割手数料無料) |
性能と見た目のバランスが取れたモデル! ゲーミングPCというと黒基調のものが多いですが、こちらは明るいホワイトカラーのケースに加え、側面が大きくガラスパネルになっているため、ケース内で光るパーツを眺めることができます。
CPUとGPUの性能バランスも良く、VRAMが16GBと多い「Radeon RX 7800 XT」はVRChatを遊ぶ方にもおすすめです。もちろんその性能を活かしてゲーム実況などの動画配信も問題なくこなせるスペックです。
ゲーミングPCを選ぶ際の注意点を紹介します。
専門的な話をすればパーツの組み合わせなど色々な点があるのですが、今はおおむねどの通販サイトでも必要なラインを満たしたものが販売されています。ここでは、ゲーミングPC初心者の方に向けて、基本的な注意点として下記3点を紹介します。
- ノート型ではなくデスクトップ型にする
- 自分が必要としているスペックを把握する
- 何年後に買い替えるかを想定する
とにかく「その機能は必要なのか?」あるいはその逆で「その機能は本当になくても大丈夫なのか?」ということをよく検討するようにしましょう。詳しくは下記のページでも詳細を書いていますのでよろしければご覧ください!
ドスパラやマウスでゲーミングPCを購入する際には、パーツの増設やアップグレードを行うカスタマイズが可能です。
もちろん自分で安いパーツを購入してPCに組み込むことも可能ですが、PCに慣れないうちは店舗側で組み込んでくれるカスタマイズを利用することをおすすめします。
カスタマイズの中で特に検討しやすいので物理メモリやストレージです。特にストレージはゲーム用途で使う場合、500GBや1TBだとすぐに容量がカツカツになってしまうことがあるので、予算に余裕があれば増設しておくと良いかと思います。
もしカスタマイズで困った場合は下記の記事でコツをまとめているので、よろしければご覧ください。
最終的には自分が遊びたいゲームに応じて必要なスペックを見極めて、バランスの良いものを購入することが重要になります。
ゲームPCラボでは、遊びたいゲームに応じたゲーム別おすすめPC、予算や目的に応じたおすすめPCランキングなど、ゲーミングPC選びの助けになるような記事を作成しています。もしよろしければぜひ他の記事も参考にしていただければと思います。
良いゲーミングPCが見つかってあなたのゲームライフがより良いものになることを願っています!
CPUにはハイクラスモデルではおなじみ「Core i7-14700F」、グラフィックスには「RTX 4070 Ti SUPER 」と、WQHDはもちろん、4Kでのプレイも視野に入るほどハイスペックな構成!
30万円を超えるため予算に余裕のある方向けではあるものの、コスパも非常に良くまとまっており、性能の良いゲーミングPCが欲しい方には一番おすすめできるモデルです。
CPUには「Ryzen 7 5700X」、グラフィックスには最新の3Dゲームも十二分に遊べる「GeForce RTX 4060 Ti」を搭載したモデル。フルHDで遊ぶならこのモデルがコスパ良!
ゲーミングPC初心者の方はもちろん、ゲーミングPCを買い替える脱初心者の方にもおすすめできるイチ押しモデルです!
ゲームに必要な周辺機器計7点がセットになったモデル。周辺機器を揃えるとなると安くてもPC本体の他に2~3万円程度が追加でかかりますが、それらが全部いっぺんに揃います!
CPUには「Core i5-14400F」、グラフィックスには「GeForce RTX 4060 Ti」を搭載。最新の3Dゲームも十分に遊べるスペックです。