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世界中のPCゲーマーがこよなく愛するCPU「Ryzen X3D」シリーズ。 なぜこれほどまでに愛され、重用されているのでしょうか? その秘密は、他のCPUにはない大きな特徴にあります。
そこで今回は、その特徴や人気の理由を解説するとともに、「Ryzen X3D」シリーズを搭載したおすすめゲーミングPCを紹介していきます。 「高性能なCPUを搭載したゲーミングPCがほしい!」という方は、ぜひ参考にしてみてください。

【監修者】ゲームPCラボ管理人
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

【執筆者】ゲームPCラボ ライター
ベル塚ベル
ゲーム関連の雑誌・書籍、そしてWebサイトを中心に執筆活動を行うフリーライター。生粋のゲーマーであり、仕事もプライベートもゲーム三昧。
Steamで頻繁にゲームをプレイすることから、ゲーミングPCにも精通しています。その知識と経験を活かし、読者の皆さんがより快適にPCゲームを楽しめるような情報をお届けします。

AMD製の良コスパGPU「Radeon RX 9060XT 16GB」を採用した、いまイチ押しのおすすめモデル!
CPUには「Ryzen 7 5700」を採用し、フルHDならほとんどのゲームを遊び切れる十分な性能。ゲーミングPC初心者にもおすすめの一台です!
Intel製を含む数あるCPUの中で、もっともゲーミング性能の高いCPUとして君臨し続けているのが、今回取り上げるAMDの「Ryzen X3D」シリーズです。
ゲーミングPCに搭載されるCPUは、おもにIntel製とAMD製(Ryzen)の2つがあり、そのラインナップも豊富。オーバークロックに対応したIntelのKシリーズや、内蔵GPUを備えたRyzenのGシリーズなど、さまざまな需要に応えるモデルが存在します。
その中でもゲーミング性能に特化しているのが、「Ryzen X3D」シリーズ。その圧倒的な能力は、PCゲーマーに「ゲームをするならX3D!」と言わしめるほど高い人気を誇ります。
では、具体的にどのような仕組みで高いゲーミング性能を実現しているのでしょうか。次の項目では、その特徴と魅力に迫ります。

各メーカーが手がけるCPUの特徴については、↓のページを参考にしてみてください。
なぜ「Ryzen X3D」シリーズは、ゲーミング性能に優れているのか、その特徴と魅力を紹介していきます。
3D V-Cache技術で圧倒的な効率性を確保
大容量のキャッシュメモリを搭載し、CPUの処理時間を大幅に短縮することでゲーム性能を高める技術、それこそが「3D V-Cache」です。「Ryzen X3D」シリーズがゲーミング特化CPUたる所以でもあります。
CPUは作業を行う際、まず頻繁に使用するデータや命令を、内部にある記憶装置「キャッシュメモリ」に保存します。

この装置はデータのやり取りを高速で行える反面、保存容量が少ないという弱点があります。
そのため、キャッシュに入りきらないデータは「メインメモリ(RAM/物理メモリ)」から読み込むことになります。キャッシュメモリとは逆に、メインメモリは大容量ですが速度で劣るため、CPUがデータを待つあいだにラグが生まれ、PCの反応が遅くなってしまうのです。

「3D V-Cache」は、そんな高速・低容量の「キャッシュメモリ」を大容量化する技術。
他のCPUよりも多くの命令・データをCPUのすぐ側に置いておけるため、より素早く、効率的に処理できるようになります。


専門的に言うと、キャッシュメモリはL1~L3の3階層に分かれており、「3D V-Cache」で増量しているのは「L3キャッシュ」にあたります。L3はキャッシュの中では転送速度が控えめですが、容量を大きくできるのが特徴。もちろん、メインメモリと比べればその速度ははるかに高速です。
この技術がゲームにもたらす影響は絶大。フィールドデータの読み込み速度向上、描画遅延の低減、オンラインでの多人数同時接続時における処理の安定化など、多くの恩恵をもたらします。
新作「Ryzen 7 9850X3D」も発売!「X3D」の圧倒的なキャッシュ量
「3D V-Cache」によって、驚異のゲーミング能力を手にした「X3D」シリーズ。2026年1月30日には新たな仲間「Ryzen 7 9850X3D」が登場し、PCゲーム界隈は大きな賑わいを見せています。
以下の「X3D」シリーズのラインナップ表をご覧ください。

通常の「X」シリーズと比較すると、L3キャッシュの容量に1.5倍から2倍もの大きな差があることが見て取れます。この数値の違いこそが、他を圧倒するゲーミング性能の高さへとつながるのです。
フレームレートがより滑らかになる
「3D V-Cache技術」がもたらす恩恵の中で、とくに魅力的なのが「fps(フレームレート)」の向上です。
fpsとは、ゲーム画面の滑らかさを表す数値のこと。この数値が高いほど映像は滑らかになり、逆に低いとカクつきが生まれてしまいます。
Intel製CPUや通常のRyzenシリーズでも、必要なスペックを満たしていれば快適にプレイすることは可能です。しかし、「X3D」シリーズを使えば、より高く、安定したfpsを確保できるのです。
具体的には、他のRyzen CPUと比較して15%から40%ほどfpsが向上します。この圧倒的なパフォーマンスこそ、PCゲーマーにもっとも愛されている理由なのです。

最新の重量級ゲームを遊んだり、高解像度でプレイしたりするなど、負荷がかかる場面ほど、このfps向上の恩恵は大きくなります。
省電力設計で発熱対策と節電にも貢献
圧倒的なゲーミング性能を備えた「X3D」シリーズには、もうひとつの大きな魅力があります。それが消費電力の少なさです。
たとえば、「X3D」と同等の性能を誇るIntel「Core i9」シリーズと比較すると、消費電力は40%から50%ほど低く、圧倒的な省電力性と低発熱を実現しています。
消費電力が低ければ電気代の節約になりますし、熱によるPCパーツへのダメージも抑えられます。何よりも、高価な冷却システムを必須とせず、空冷式のCPUクーラーでも効率よく冷却できる点が、非常に大きなメリットです。
水冷式クーラーは、見た目がスタイリッシュで動作音も静かなため、PCゲーマーにとって憧れのパーツのひとつ。しかし、価格が高価で、導入やメンテナンスに手間がかかるという側面もあります。そのため、いざ導入してみたものの「コストや手間の面で、ちょっと後悔したかも……」というケースも珍しくありません。
対して空冷式は、高負荷時にファンの音が大きくなりやすい傾向こそありますが、全体的に価格が手頃でメンテナンスも容易。ゲーミングPC初心者にとっても扱いやすいCPUクーラーと言えます。 このように、ユーザーの環境に合わせてCPUクーラーの選択肢が広がるという点も、「X3D」シリーズが人気を集める理由なのです。

高性能な上に消費電力も低い。これほど長時間ゲームをプレイするのに適したCPUはないと言っても過言ではありません。
ここからは「Ryzen X3D」シリーズを搭載した、おすすめのゲーミングPCを4つ紹介します。
NEXTGEAR JG-A7G70(309,800円)

とりあえず「X3D」を使ってみたいならコレ

| CPU | Ryzen 7 7800X3D |
| グラフィック | GeForce RTX 5070 12GB |
| メモリ | 16GB |
| ストレージ | 1TB SSD |
| 参考価格 (マウス公式サイト) | 309,800円 |
| 分割払いの目安 (24回分割) | 約12,900円 / 月 (分割手数料無料) |
mouseのゲーミングPC「NEXTGEAR JG-A7G70」は、CPU「Ryzen 7 7800X3D」と最新GPU「RTX 5070 12GB」を搭載した、「X3D」シリーズの入門機とも言えるモデルです。
入門機とは言いつつも、その実力は紛れもなくミドルハイクラス。FPSの定番「Apex Legends」から、重量級タイトルの「モンスターハンターワイルズ」まで、幅広いゲームをフルHD環境で快適に遊び尽くせます。
また、ビデオメモリ(VRAM)を12GB搭載しているため、タイトルによってはWQHDや4K解像度でのプレイも視野に入るのが大きな魅力。
数年先まで戦えるだけの性能を備えているので、もし予算に余裕があるなら、メインメモリを32GBへアップグレードするのがおすすめ。より多くの最新ゲームに対応でき、快適な環境を長く維持できるでしょう。
NEXTGEAR HD-A7G70(スターター5点セット)(389,800円)

周辺機器の買い換えも検討しているなら本モデルがお得

| CPU | Ryzen 7 9800X3D |
| グラフィック | RTX 5070 12GB |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB SSD |
| 参考価格 (マウス公式サイト) | 389,900円 |
| 分割払いの目安 (24回分割) | 約16,200円 / 月 (分割手数料無料) |
mouseのゲーミングPC「NEXTGEAR HD-A7G70(スターター5点セット)」は、先ほど紹介したモデルの上位版にあたります。CPUはより高性能な「Ryzen 7 9800X3D」へと強化され、メモリも標準で倍の32GBを搭載しています。
そのため、推奨スペックとしてメモリ32GBを要求するような、超重量級タイトルでも快適なプレイが可能です。これだけのスペックがあれば、今後発売される新作ゲームの推奨環境に一喜一憂する必要もなくなるでしょう。
本モデルのもうひとつの魅力は、製品名の通り、豪華な周辺機器がセットになっている点です。PC本体に加え、iiyama製のリフレッシュレート240Hz対応液晶モニター、Logicool製のワイヤレスマウス、静音性に優れたキーボード、そして没入感を高めるヘッドフォンが付属します。いずれもゲーミング仕様のため、届いたその日からすぐにPCゲームを楽しめます。
なお、付属するiiyamaの液晶モニターはフルHD対応モデルです。WQHDや4K解像度でプレイする場合は、別途対応モニターが必要になる点に注意しましょう。
S2P-78X3D857Ti(459,800円)

パワフルな性能と洗練されたデザインを宿すコア向けのモデル

| CPU | Ryzen7 7800X3D |
| グラフィック | RTX 5070Ti 16GB |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB SSD |
| 参考価格 (公式サイト) | 459,800円 |
| 分割払いの目安 (36回分割) | 約12,800円 / 月 (分割手数料無料) |
STORMのゲーミングPC「S2P-78X3D857Ti」は、CPUに「Ryzen 7 7800X3D」を選択し、その分GPUをミドルハイクラスの「RTX 5070 Ti 16GB」へとグレードアップさせているのが大きな特徴です。
これにより、要求スペックの高い重量級ゲームでも、WQHDや4K解像度で快適にプレイでき、高精細な映像美を存分に堪能できます。
性能もさることながら、STORMならではのデザインの美しさも特筆すべきポイント。PC内部が一望できる強化ガラスパネルを採用し、パーツをすべて白で統一することで、清潔感と透明感あふれる美しさを演出しています。
さらに、従来のPCで気になりがちな配線のごちゃつきは、背面コネクタマザーボード“MSI PROJECT ZERO”を採用することで解消。また、搭載された水冷式CPUクーラーには2.8インチのIPS液晶を内蔵。CPU温度の表示はもちろん、お気に入りの動画や静止画をモニターに映し出し、自分好みの空間をコーディネートできるのもうれしい点です。
価格は約40万円と高価な部類に入りますが、「性能も見た目も妥協したくない!」「とにかく美しいゲーミングPCがほしい!」という方に、おすすめできる一台です。
G TUNE FG-A7G80(649,800円)

趣味の域を超えた業務用ゲーミングPC

| CPU | Ryzen 7 9850X3D |
| グラフィック | RTX 5080 16GB |
| メモリ | 32GB |
| ストレージ | 1TB SSD |
| 参考価格 (公式サイト) | 649,800円 |
| 分割払いの目安 (24回分割) | 約27,000円 / 月 (分割手数料無料) |
mouseのゲーミングPC「G-Tune FG-A7G80」は、1月末に発売されたばかりの最新CPU「Ryzen 7 9850X3D」を搭載したハイエンドモデルです。
GPUには「RTX 5000」シリーズの上位モデル「RTX 5080 16GB」を採用。PCゲームの中でもとくに重量級とされる「モンスターハンターワイルズ」や「キングダムカム・デリバランス II」において、4K解像度(画質設定:ウルトラ)でも60fpsを維持できるほどのパワーを備えています。
「このマシンなら、どんなゲームでも4K解像度で快適に遊べる」そう確信させてくれるだけの圧倒的な実力を秘めています。もちろん、プレイ環境やシーンによってfpsは変動するため、すべての状況を保証するものではありません。
モンスター級とも言える性能を誇る本モデルは、Wi-Fi 6E(最大2.4Gbps)やBluetooth 5といった無線機能も標準搭載。ワイヤレス機器との相性がよく、配線のないスッキリとした環境を構築できます。
趣味の枠を超え、プロゲーマーやゲーム配信を生業とする方に向けた、いわば業務用とも言える一台。価格は60万円台と高額ですが、妥協のない4Kプレイ環境を求める方や、仕事道具として最高峰のスペックが必要な方にとって、これほど適したマシンはないでしょう。

CPUには「Ryzen 7 5700X」、グラフィックボードにはフルHDで遊ぶなら申し分のない性能の「RTX 5060 8GB」を採用したモデル。
RTX5060搭載モデルを探しているならいまはこれがおすすめです。

CPUには「Ryzen 7 7700」、グラフィックスにはハイスペックなAMD製GPU「RTX5060 Ti 16GB」を搭載したモデル。
5060Ti搭載モデルは30万円が見えるモデルも増えてきましたが、こちらはまだ20万円半ばをキープできているので狙い目かも。

CPUには「Core Ultra 7 265F」、グラフィックスには新世代GPU「RTX 5070 12GB」を搭載! フルHD~WQHDまで幅広く活躍できるハイスペックPCです。
PCケースのカラーは黒・白・ピンクが自由に選択可能で、追加費用を払うと珍しい赤や緑、オレンジなどにも変更することができます。

