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今回紹介するのは、FRONTIERのゲーミングPC「GHL」シリーズのミドルスペックモデル「FRGHLB860/SG4」です。
FRONTIER公式サイト上で「初心者・中級者向けゲーミングPC」として真っ先に掲載されている本モデル。
今回はそんな「FRGHLB860/SG4」について、スペックや使いやすさなどを解説していきます。

ゲームPCラボ管理人
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。
【FRGHLB860/SG4】のスペック・評価

CPU | (3.5/5.0) |
GPU | (3.5/5.0) |
メモリ | (5.0/5.0) |
コスパ | (3.5/5.0) |
⇩公式サイトはこちら⇩
CPU | Core Ultra 5 225F (3.3GHz-4.9GHz/10コア/10スレッド) |
GPU | AMD Radeon RX 9060 XT (8GB GDDR6) |
メモリ | 32GB (16GBx2, DDR5-5600) |
ストレージ | 1TB SSD (NVMe SSD PCIe4.0) |
チップセット | インテル B860 チップセット |
電源 | 750W (80PLUS GOLD) |
CPUクーラー | 【MSI製】水冷CPUクーラー (MAG CORELIQUID I240) |
本体サイズ (幅/奥行/高さ) | 約230mm×465mm×500mm |
本体重量 | – |
本体価格 (税込) | 214,800円 |
- 簡易水冷を標準搭載
- バランスの取れたパーツ構成
- 同等モデルと比べると割高
- ゲーム用途だとCore Ultra 5はコスパが微妙…
- 本体サイズが少し大きめ
ゲームPCラボライターの評価

悪くはないけどベストではないという印象…
CPUやGPUだけでなく、細かいパーツにも気が配られているPCです。
CPUクーラーには簡易水冷を搭載しているため、重めのゲームをプレイした際の発熱にも強いのが強み。電源も「80PLUS GOLD」と性能の良いものを採用しつつ、無線通信対応のチップセット「B860」を使っていたりなど、ゲーミング性能に直結しない部分にもしっかりコストを割いたモデルという印象です。
ただ、そういった積み重ねが響いたのか同等性能のモデルと比べてあまりコスパは高くないのが残念なポイント。また、CPUやGPUも少し「うーん」な感じ……。
CPUにはAI用途に向いたIntel製の「Core Ultra 5 225F」を採用していますが、Core Ultra系は他のIntel製のCPUよりも割高になるためむしろデメリットが目立ちます。また、GPUに搭載されている「Radeon RX 9060 XT」もVRAM16GBモデルだったら良かったのですが、8GBモデルというのは明確に難点…。
FRONTIERであればほぼ同じ価格の「FRGKLB650/SG4」の方が圧倒的におすすめですです。CPUにはよりゲーミング性能に特化した「Ryzen 7 7800X3D」、GPUには「Radeon RX 9060 XT 16GB」を採用しているため、ゲーム用途なら完全にこちらに軍配が上がります。
「FRGHLB860/SG4」の構成の中から特徴的なものをピックアップして紹介します。
【GPU】Radeon RX 9060 XT 8GB

一般的なPCゲームならこれでも十分!
「Radeon RX 9060 XT」はAMD製のCPUでコスパも比較的良いモデル。
シンプルなコアベースの性能ではRTX4070相当のパワーがあるため、VRAMがそこまで重要ではないゲームなら十分なフレームレートを出しつつしっかりと遊べるスペックです。ただ、VRChatやグラフィック推しのPCゲームなどではVRAMが足りずに、十分なパフォーマンスが発揮できない可能性もあります。
ただ、やっぱりRX9060なら16GBモデルの方が使い勝手は良いんだけどな~~という思いが……。
【水冷CPU】MAG CORELIQUID I240

MSIの水冷CPUクーラー搭載で発熱対策は十分!

本モデルはLED付きのMSI製の水冷クーラーを搭載しています。
ケースファンも合わせた計5基のファンのLEDはソフトフウェアで制御することができ、自分の好きな色・パターンで光らせることが可能です。

ただ、その一方で本モデルくらいの性能であれば空冷クーラーでも十分に発熱対策ができるため、あえて水冷クーラーを選ぶ必要はないという面も。
「FRGHLB860/SG4」をより使いやすくするためのカスタマイズを紹介します。
マウスコンピューターは、購入ページでパーツの換装や増設をはじめとする「カスタマイズ」が行えます。自分でPCケースを開けてパーツをいじる必要などもなく、すべて搭載・調整された状態で手元に届くので、初心者の方でも安心して利用することができます。
このモデルを使いたいならGPU変更がおすすめ
先ほども書いた通り「FRGKLB650/SG4」の方がおすすめですが、本モデルを使いたいならGPUのアップグレードがおすすめです。
また、追加ストレージとして1TB SSDをもう一台搭載するのもおすすめ。
①GPU | ②追加SSD | |
---|---|---|
カスタマイズ前 | RX 9060 XT 8GB | なし |
カスタマイズ後 | RX 9060 XT 16GB | 1TB Crucial製 |
カスタマイズ おすすめ度 |
金額はそれぞれGPUが+12,100円、SSDが+13,200円でカスタマイズ可能です。

ただ、どちらも必須レベルというほどではありません。特にGPUは変更するならそもそも別のモデルにしたほうがいいかもという感じ。
【GPU】VRAM 8GB → VRAM 16GB

VRAMが16GBになるだけで対応できる場面が広くなるのでおすすめです。
+12,100円と少し高めのカスタマイズとはなりますが、これだけで重いゲームやWQHDにもより対応しやすくなります。ただ、RX 9060 XT 16GB搭載モデルでもう少し安いモデルもあるので無理にこのモデルをカスタマイズする必要があるかは微妙なところ。

どうしてもこのモデルを使いたい場合のカスタマイズという感じ……
【追加ストレージ】なし → 1TB SSD

ストレージの追加は比較的おすすめのカスタマイズ!
1TBだけだと結構容量がパツパツになってしまいがちというのもありますが、2台備えておくと片方に問題があったときでも対応しやすいというメリットもあります。

2TBあればいい感じに運用できると思います。私も基本的には2TB体制です。
その他のカスタマイズはお好みで
今回のモデルに関しては必須級のカスタマイズはありませんが、もしこだわりがあればその他にもカスタマイズを追加してOK。
他のパーツのカスタマイズについては下記記事でも解説しているので、もっと知りたい方はぜひご覧ください。
CPUにはハイクラスモデルにも搭載される「Core i7-14700F」、グラフィックボードにはWQHDでも満足に遊べる「Radeon RX 7800 XT 16GB」を搭載したモデル。モンハンワイルズをしっかりと楽しみ切りたい方におすすめです。

CPUには「Ryzen 7 5700X」、グラフィックスにはベーシックな「Radeon RX 7600 8GB」を搭載したモデル。
ゲーマーにはうれしい1TB SSD搭載で、色々なPCゲームを遊ぶ方でも安心!価格も約18万円と、はじめてのゲーミングPCにおすすめの一台です。

PC本体とゲームに必要な周辺機器を合わせた計5点セットのモデル。周辺機器を揃えるとなると安くてもPC本体の他に2~3万円程度が追加でかかりますが、それらが全部いっぺんに揃います!
CPUには「Core i5-14400F」、グラフィックスには新世代GPU「GeForce RTX 5060 Ti 16GB」を搭載。最新の3Dゲームも十分に遊べるおすすめの一台です。