G-GEAR GE7J-E242/ZB(ツクモ)の評価・レビュー!コスパ・バランスに優れたモデル

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今回はツクモから発売されているゲーミングPC「G-GEAR GE7J-E242/ZB」を紹介します。

予算40万円以下で購入できるPCとしては比較的安価な部類に入るモデルです。あまりトガった特徴のないように見えるPCですが、実はこの価格帯でゲーミングPCを検討している方であれば十分選択肢に入る構成となっています。

今回も搭載されているパーツはもちろん、どんな方におすすめできるPCなのかなども含めてレビューしていきます!

それでは早速PC本体の性能から確認していきましょう!

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この記事は私が書いています!

元・MMORPG GM担当

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングノートで後悔&失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました!

G-GEAR GE7J-E242/ZBの性能

【G-GEAR GE7J-E242/ZB】のスペック・評価

G-GEAR GE7J-E242/ZBの評価
CPUCore i7-14700
GPURTX 4070 SUPER
(12GB, GDDR6X)
メモリ32GB
(16GB×2,  DDR5-4800)
ストレージ1TB SSD
(NVMe Gen4)
マザーボードASUS PRIME Z790-A WIFI (ATX)
電源850W
(80PLUS GOLD)
CPUクーラー空冷
(120mm, ID-COOLING製ヒートパイプ式)
本体サイズ
(幅/奥行/高さ)
約230mm×445mm×460mm
本体重量約13kg
本体価格
(税込)
324,800円
分割払いの目安
(36回分割)
約11,000円 / 月
G-GEAR GE7J-E242/ZBスペック
G-GEAR GE7J-E242/ZBのメリット
  • ワイヤレス対応でWi-Fi、Blootoothともに使用可能
  • 高価&ハイスペックなマザーボードを使用
  • 空冷クーラーなので水冷と比べてメンテがラク
G-GEAR GE7J-E242/ZBのデメリット
  • 空冷クーラーなので冷却性能は少し弱め
  • マザーボードが高価なためCPU・GPUだけで見ると少し割高に見える

ゲームPCラボ管理人の評価

KUL
KUL

30万円台でコスパを求めつつ良いモノが欲しい方におすすめ!

予算40万円以内のランキングにもランクインしているPCです。同ランキング内で比較すると少し地味な印象のあるPCですが、細かく見ていくと良いパーツが使われており、比較的コスパも高い構成となっています。

特に特徴的なのはマザーボードの「ASUS PRIME Z790-A WIFI」。同じ価格帯のPCに搭載しているものよりも高価なモデルで、背面にしっかりと8箇所のUSBポートを確保しつつ、ワイヤレス機器にも対応しています。

CPU・GPUなどの分かりやすい部分だけで他のPCと比較すると一見微妙なコスパにも思えますが、総合的に見るとコスパの良いモデルに仕上がっている印象です。

なお、同じツクモのプレミアム仕様のPCとしては「G-GEAR GE9A-G242/XB」がありますが、こちらは上位のCPUを搭載しており、映像処理方面に特化した高級仕様となっています。動画制作などのクリエイター業務に力を入れたい方はこちらもおすすめです。

G-GEAR GE7J-E242/ZBのスペック解説

構成の中から特徴的なものをピックアップして紹介します!

 【マザーボード】ASUS PRIME Z790-A WIFI搭載

KUL
KUL

プレミアム仕様ならではの高級マザーボード!

まず、大きな特徴の一つが、ヒートシンクにこだわった少し高価なマザーボードが採用されていることです。

マザーボードはCPUやGPUとは異なってどこのBTOメーカーでもあまり表立ってアピールされることが少ないですが、実はゲーミングPCにおいて非常に重要なパーツ。各パーツへ電力を供給する重要な役割を担っているため、マザーボードの性能次第でCPUやGPUのパフォーマンスが変動することもあります。

この「ASUS PRIME Z790-A WIFI」熱がこもることによる性能低下をケアできるモデルになっており、熱のこもりやすいハイクラスのゲーミングPCとの相性が非常に良いマザーボードで◎。

また、扱えるUSBポートの数は下図の通りType-Cも含めた8箇所となっています。

極端に多いというわけではありませんが、日常使いではあまり困ることのない数です。

USBポートがたくさんあるモデルが欲しい方は「G-GEAR GE9A-G242/XB」(10箇所)や「ASTROMEDA STREAMER」(17箇所)もおすすめです。

 【CPUクーラー】ID-COOLING製ヒートパイプ式CPUクーラー

KUL
KUL

この価格帯ではメリットもデメリットもある空冷クーラー

空冷式のCPUクーラーは水冷式と比べて寿命が長いというメリットがあるため、メンテナンスや交換に不慣れな方はとっつきやすくおすすめです。

一方で、空冷式は水冷式と比べて冷却性能が弱めのため、性能の高いパーツを積んでいるゲーミングPCは空冷ではなく水冷にすべきという意見もあります。そもそも水冷式が標準搭載されているケースも。20万円台であれば空冷をおすすめしますが、このクラスにもなると発熱も大きくなってくるので判断が難しいところ…。

私なら空冷の方が好きなので空冷のままにすると思いますが、このPCはせっかくマザーボードも冷却性能に気を使ったモデルになっているので、パーツの熱を心配したくない方は水冷へのアップグレードをオススメします。

G-GEAR GE7J-E242/ZBのカスタマイズの必要性

ストレージの増設・追加

KUL
KUL

ストレージは増設した方が良いです!

最新のゲームで遊ぶのであれば、1TBのストレージは少し心もとない容量です。どんな形であれ、合計2TB以上のストレージは確保しておくと、容量が足りなくなる心配もなく安心して使っていけるかと思います。

また、これくらいのスペックのPCであれば、ストレージはシステム用とデータ用で使い分けをするのがおすすめ。1TBから 2TBへのアップグレードよりは、SSDであれHDDであれ「追加ストレージ」でもう1台を追加する形がベターです。

ケースファンオプション

KUL
KUL

空冷式のままにするならケースファンの追加もおすすめ

このモデルは前面がメッシュになっているため前面からのエアフローが確保されているのですが、ケースファンを追加することで排熱効率がさらに上がるのでカスタマイズは結構アリ。また、上位のものにカスタマイズすると静音性能も上がるため、冷却性能と静音性も両立できるように。

カスタマイズ金額も、空冷式から水冷式クーラーへ交換するのと同程度なので、空冷式で使っていく決心をした場合はこちらを検討してもいいかもしれません。もちろん水冷式に交換した上でケースファンの増設をするのもさらに冷却性能が上がるのでアリ!

その他のカスタマイズ

その他のグリスや電源などのカスタマイズはお好みで。どうするか迷う方は参考までに↓の記事をご覧ください!

まとめ

今回はツクモから販売されている「G-GEAR GE7J-E242/ZB」について紹介しました。

30~40万円のゲーミングPCとしては、性能も良くコスパも良く、かなり満足のできるPCに仕上がっていると思います。

一方で、CPUクーラーは空冷式なので冷却性能が気になる方はカスタマイズ必須、最終的な金額はもう少し上がってしまう可能性はあります。また、シンプルにCPUとGPUの性能だけを見てコスパが高いものとなると、Core i7-14700FとRTX 4070 Ti SUPERを搭載した「GALLERIA XA7C-R47TS」に軍配が上がります。

結論としては、総合的なバランスを考える方は今回紹介した「G-GEAR GE7J-E242/ZB」、CPUとGPUのゲーミング性能を重視したい方は「GALLERIA XA7C-R47TS」がおすすめということになるかもしれません。

もし似たような価格帯で他のPCを探したい場合は下記の記事でもいくつかまとめているのでよろしければぜひご覧ください。

良いゲーミングPCに出会えて、あなたのゲームライフがより良いものになることを願っています。