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今回はVTuberデビューを目指す方に向けて配信用におすすめのゲーミングPCを紹介します。
通常の配信者とは違い、VTuberは配信中にLive2Dモデルを動かすことになるため、どうしてもPCスペックもある程度高いものが必要になります。とはいえ、配信スタイルに応じてPCに求められるスペックも異なってきます。
今回は配信スタイルに応じた必要スペックやおすすめゲーミングをまとめてみましたので、ぜひ最後までご覧ください!

ゲームPCラボ管理人
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。
CPUには高価格帯モデルにも搭載される「Core i7-14700F」、GPUには最新の3Dゲームも十二分に遊べる「RTX 4060 Ti 8GB」を搭載。20万円を切るモデルながらメモリ32GB、1TB SSDもしっかり搭載した高コスパモデルです。
どんな配信をしたいのかによって、配信用PCに必要なスペックは大きく変わります。
今回は配信の目的に応じてタイプを【ライト】【ミドル】【ヘビー】の3つに分け、それぞれどれくらいのスペックが必要になるのかを紹介します。
配信内容 | |
---|---|
ライト | 雑談・歌枠などの負荷が軽めの配信 |
ミドル | ゲーム配信などの負荷のかかる配信 |
ヘビー | 動作の重いゲーム配信、3D配信 |

PCを選ぶ前にまずは自分の配信スタイルがどこに当てはまりそうかを確認しておくことがとても重要です
それぞれの配信タイプに応じた必要スペックの目安が下の表の通りです。
ライト | ミドル | ヘビー | |
---|---|---|---|
CPU | Core i5-13400F Ryzen 7 5700 | Core i7-14700F Ryzen 7 9700X | Core i7-14700F Core i9-12900K Core Ultra 7 265K Ryzen 9 7900X |
GPU | GeForce RTX4060Ti Radeon RX 6700 XT | GeForce RTX4070 GeForce RTX5070 Radeon RX 6800 | GeForce RTX4070Ti GeForce RTX4080 RTX5070Ti Radeon RX 7900 XT |
メモリ | 32GB | 32GB | 32GB〜 |
ストレージ | 1TB SSD以上 | 1TB SSD以上 (できれば2TB) | 2TB SSD |
価格の目安 | 18~26万円 | 25~36万円 | 35万円~ |
いずれのタイプにしても、基本的には「ゲーミングPC」と呼ばれる性能の高いPCが必要になります。
その中でも「ライト」の必要スペックはエントリークラス~ミドルクラスと呼ばれる価格帯のPC、「ミドル」はミドルクラス~ハイクラスの価格帯、「ヘビー」はハイクラス~ハイエンドクラスの価格帯のPCです。

ヘビーは行くところまで行くと自作しかなくなりますが、基本的にはどのタイプであってもドスパラなどのBTOパソコンメーカーで購入することができます。
それでは、ここからは実際に各タイプの必要スペックについてもう少し細かく見ていきましょう。
【ライト】雑談・歌枠など負荷が軽めの配信
雑談や歌枠などの配信を中心に考えている方はこの「ライト」タイプが適しています。
配信用のPCに求められるスペックは3タイプの中で一番控えめで目安は下記の通りです。
CPU | Core i5-13400F Ryzen 7 5700 |
GPU | GeForce RTX4060Ti Radeon RX 6700 XT |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD以上 |
価格の目安 | 18~25万円 |
おすすめPC | 「ライト」タイプ向けはこちら |
「ライト」は、比較的PC負荷が軽めの配信スタイル想定ではありますが、それでも配信用PCにはある程度のスペックが必要になります。
通常のいわゆる「ストリーマー」や「ニコ生配信者」とは違い、VTuber配信は配信中にVTube Studioなどを用いて画面上にアバターを表示させる必要があります。配信ソフトの「OBS」だけではなく、VTuberならではの配信用ソフトを並行して起動させる必要がある以上、CPUとGPUもそれらを同時に処理できるパワーが必要です。
「ライト」タイプに必要なPCスペックとしては、CPUならインテルの「Core i5-13400F」、GPUなら「RTX4060Ti」もしくは「Radeon RX 6700 XT」以上がひとつの目安になります。これはもし将来的に配信の幅を広げたりしたくなった場合でも、動作が軽めのゲームであればゲーム配信もできる、そんなスペックでもあります。
メモリは16GBではなく、32GBのものがおすすめ。VTuberとして配信をする場合、先ほどの「OBS」や「VTube Studio」に加え、配信コメントを見たい場合はそれも表示させる必要があったりなど、どうしてもメモリを食う作業が多くなるため、16GBではメモリ不足に陥ってしまうことがあります。

メモリが不足するとPCの動作が重くなるため、配信画面にも影響が……。メモリは他のパーツに比べると容量アップのコストも低いので、ここは妥協せずに32GBにしておくのがおすすめです。
【ミドル】ゲーム配信などの負荷のかかる配信
ゲーム配信を考えている方はこの「ミドル」タイプが目安になります。
配信用のPCに求められるスペックは3タイプの中では中くらいですが、一般的には「スペックの良いPC」の部類に入ってくるスペックです。目安は下記の通りです。
CPU | Core i7-14700F Ryzen 7 9700X |
GPU | GeForce RTX4070 GeForce RTX5070 Radeon RX 6800 |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD以上 (できれば2TB) |
価格の目安 | 25~32万円 |
おすすめPC | 「ミドル」タイプ向けはこちら |
ゲーム配信をするということは、当たり前ですがゲームのプレイと動画配信を同時に行うということになります。
ゲームが遊べるスペックであることは大前提で、その上さらに動画配信を行う余力のあるスペックである必要があります。まず認識しておかなければならないのは、「ミドル」タイプの配信用PCには、配信をしない一般的なゲーマーが使っているPCよりも一段上のスペックが求められるということ。
目安としてはCPUなら「Core i7-14700F」、GPUは「GeForce RTX4070 SUPER」「Radeon RX 6800」がおおよその必要スペックのラインになります。また、最新GPUの「RTX5070」もスペック的にはおすすめ。この程度のスペックのあるPCであれば、フルHD解像度でしっかりゲームを動かしつつ、VTuberならではの動くアバターを表示させることも可能です。

あくまでもゲーム画面の解像度はフルHDが目安。WQHD以上だとゲームによっては負荷がかかりすぎて配信に余力を回せない可能性があるので注意です。
また、ストレージは最低でも1TBを確保しておきたいですが、VTuberデビューを考えているのであれば2TBは欲しいところです。
1TBは配信をしない通常のゲーム用途であってもすぐに埋まってしまうものです。その上、配信用の素材や録画した動画などを保存していくとなるとかなり厳しめ。将来的に増やしていくにしても、スタート時点で2TBを確保しておくのがおすすめです。
【ヘビー】動作の重いゲーム、3D配信
動作の重いゲームを遊びたい方や3D配信を行いたい方はこの「ヘビー」タイプになります。
配信中のカクつきやスペック不足をなるべく感じたくないという方にもおすすめです。
CPU | Core i7-14700K Core i9-13900K Core Ultra 7 265K Ryzen 9 7900X |
GPU | GeForce RTX4070Ti GeForce RTX4080 RTX5070Ti Radeon RX 7900 XT |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB SSD以上 |
価格の目安 | 30万円~ |
おすすめPC | 「ヘビー」タイプ向けはこちら |
動作の重いゲームとはたとえば「Cyberpunk 2077」や「モンスターハンターワイルズ」のような重量級タイトルを指します。こういった重量級タイトルや3D配信は通常のLive2Dモデルだけでの配信よりもさらに大きな負荷がかかるため、配信用PCとしても相応のスペックのものを用意する必要があります。
CPUは「Core i7-14700F」、GPUは「GeForce RTX4070Ti SUPER」以上のものにしておきたいところです。さらに余裕をもっておきたい場合は「Core i9-13900K」「RTX4080」以上もおすすめ。
最近発売された「RTX5080」もゲーム配信用としてアリな選択肢です。直近でRTX5080搭載モデルでモンハンワイルズを実況しているVTuberの方もいたので、見え方が気になる方はぜひ見てみてください。

とはいえ、ハイエンドPCは性能が上がれば上がるほどコスパが悪くなっていくのも事実。場合によっては配信用とゲーム用でPC2台を使って配信する方がコスパが良くなることもあります。
メモリに関しては余裕があれば64GBまで増設しておくと安心感は増します。
ただ、いくら増設コストが低めのメモリであっても、さすがに34GB→64GBへの増設はそれなりのコストがかかります。ひとまず32GBのまま運用してみて、足りなくなったタイミングで増設するのが無難かもという印象です。

ちなみにメモリの増設は所定の場所にパチッとはめる1ステップだけで終わるので、PC初心者の方でも比較的簡単にできちゃう作業です。
NEXTGEAR JG-A7A60(179,980円)

ゲーム中心の配信でなければこれくらいでも十分!

CPU | Ryzen 7 5700X |
グラフィック | Radeon RX 7600 8GB |
メモリ | 16GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 179,800円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約5,000円 / 月 (分割手数料無料) |
なるべく予算をかけずに配信用PCを狙うならマウスのこのモデルはおすすめ。
CPUの「Ryzen 7 5700X」、GPUの「Radeon RX 7600」ともに、配信用PCとしては十分なパフォーマンスを発揮できる性能のパーツです。
またこの価格帯としては珍しく水冷式のCPUクーラーを採用。水冷式は空冷式よりも冷却性能に優れているため、長時間の配信でPC内にこもった熱も効率よく排熱することが可能です。また、一般的に空冷式よりも静音性が高いため、配信上に冷却ファンの騒音が乗りにくいというメリットもあります。

とはいえ決して「無音」ではないので過信は禁物…。PCの騒音対策は基本的にはPC側ではなく環境音が入りにくいマイク選びの方が重要だったりします。
ただ、メモリは標準搭載で16GBしかないので注意が必要です。ちょっとしたゲーム配信も検討している場合は、念のため32GBへ増設(+14,300円)しておくと安心感は得られると思います。
基本的には雑談や歌が中心だけどたまにゲーム配信もしたいという方には非常にコスパが良く、おすすめのモデルです。
FRGHLB760/SG1(234,800円)

冷却性能◎!負荷のかかるVTuber配信でも、熱暴走の起こる可能性を軽減してくれます!

CPU | Core i5-14400F |
グラフィック | GeForce RTX 4060 Ti |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 234,800円 |
「ライト」の配信スタイルならFRONTIERのこのモデルもおすすめ。
CPUに「Core i5-14400F」、GPUに「RTX4060 Ti」を搭載し、配信用PCとしては申し分のないパーツ構成となっています。メモリやストレージもしっかりと必要な分が備わっており、追加カスタマイズが不要なのも良い点。
このモデルの一番の特徴は、排熱効率を高めるエアフロー設計がしっかりとなされているところ。PCケース内のファンは標準で6基(水冷CPUクーラーのファン2基、LRDケースファンが前面3基、背面1基)が搭載。各パーツから発生した熱は、前面から吸気された新鮮な空気によって背面へとそのまま通り抜ける構造となっており、PCケース内に熱が滞留しにくい構造となっています。
CPUやGPUなどのPCパーツは、排熱や冷却がうまく行かないと、故障を防ぐために自らの性能を落として発熱を防ぐ「サーマルスロットリング」という機能を備えています。特にPCに負荷がかかりやすい動画配信はこのサーマルスロットリングを起こさないように排熱効率や冷却効率を確保することが非常に重要になります。
そういった面でも排熱効率の高いこのモデルは配信者向けのPCとしても非常におすすめできるモデルです。
G-GEAR GE7A-F245/B(245,800円)

ゲーム配信もできる!ライトの中でも比較的ハイスペックな性能!

CPU | Ryzen 7 9700X |
グラフィック | RTX 4060 Ti 8GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 245,800円 |
CPU・GPUともにゲーミングPCとしては十分な性能が備わっているモデルです。
雑談や歌枠中心だと少し性能を持て余してしまうところもある、どちらかというと「ミドル」寄りの性能でもあります。
おすすめなのは、たまにリスナーと一緒にゲームを遊ぶような配信スタイルの方。がっつり「ゲーム実況者寄り」の活動スタイルであればもう少し性能の高いモデルがおすすめですが、あくまでも雑談や歌枠が中心であればこれくらいの性能があれば十分。
がっつり配信者として活動していくというより、どちらかというと比較的カジュアルなスタイルで配信していく方に向いたモデルとも言えるかもしれません。
GALLERIA XA7C-78XT(279,980円)

スペックとコストのバランスを取るならこのモデル!

CPU | Core i7-14700F |
グラフィック | Radeon RX 7800 XT 16GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 279,980円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約7,800円 / 月 (分割手数料無料) |
「ミドル」タイプの配信者、特にゲーム系VTuberをはじめるにはもってこいの性能のモデルです。
搭載している「Radeon RX 7800 XT」は、フルHD解像度より上のWQHD解像度でもPCゲームが遊べるくらいの高性能GPU。一般的なフルHDでのゲーム配信であればアバターを表示させる余力も十分にあり、しっかりとした配信環境を整えられる性能を備えています。
2025年に入ってからRTX4070系のGPUを搭載したモデルが軒並み終売・売切となっていますが、いまそれに匹敵するGPUとして、このモデルに搭載されている「Radeon RX 7800 XT」や「Radeon RX 7900 XT」が大きな注目を集めています。
昔からコスパが良いと言われているAMD製だけあって、価格に対して得られる性能は高め。配信向けに限らず、普通のゲーミングPCとしてもシンプルにおすすめできるモデルです。
なお、次に紹介するモデルと金額が似ていますが、こちらはどちらかというと動画編集などにも向いているモデルです。動画も自分で作る場合はこちら、「ゲーム」により力を入れていきたい方は次のモデルがおすすめです。
G-GEAR GE7J-G250/BH(299,800円)

「RTX5070搭載モデル」の中ならこれが一番おすすめ!

CPU | Core i7-14700KF |
グラフィック | RTX 5070 12GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 299,800円 |
2025年3月に発売されたばかりの新世代GPU「RTX5070」を搭載したモデルです。
「RTX5070」は終売となった「RTX4070 SUPER」、「RTX4070Ti」と同程度の性能を持っており、配信はもちろん、ゲーム性能も十分に備えています。
RTX5070の利点は「DLSS4」というPCゲームのパフォーマンスを大きく伸ばす技術が使用できるということ。RTX4000番台以前のGPUよりも、比較的少ない負荷でゲームを動かすことができるため、動作が重いゲームにも対応しやすくなります。最新作も含め、配信で幅広いゲームを遊んでいきたいという方に非常におすすめです。
GALLERIA XA7C-R57(304,980円)

すぐに配信用PCが欲しい方はこちらもおすすめ!

CPU | Core i7-14700F |
グラフィック | RTX 5070 12GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 304,980円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約8,500円 / 月 (分割手数料無料) |
こちらも同じく「RTX5070」を搭載したモデルですが、こちらはドスパラのガレリアシリーズのモデルです。
少し価格は高めですが、先ほど紹介した「G-GEAR GE7J-G250/BH」と性能は大きく変わらず、むしろCPUは少し性能が下がるくらいといったところ…。ただ、このモデルの良いところは何よりも他のメーカーよりも発送が早いという点です。
最新GPU搭載モデルにも関わらず、「3日で出荷」(3月24日時点)とかなり早めに発送がなされるため、すぐに手元に配信用PCが欲しい方には非常におすすめです。
モンハン需要の高まった2月頃から、多くのメーカーでパソコンの発送ペースが遅くなっていましたが、ドスパラだけはペース平時に近い水準まで戻しています。他メーカーはおおむね2週間〜1ヶ月近い待ちが発生しているので、コスパは少し下がってしまうものの、お急ぎの方の選択肢としては結構アリです。
GALLERIA XA7R-R57(329,980円)

すぐに配信用PCが欲しい方はこちらもおすすめ!

CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィック | RTX 5070 12GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 329,980円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約9,200円 / 月 (分割手数料無料) |
同じくドスパラのガレリアシリーズからもう一台紹介。こちらはどちらかというとゲーム配信もするし、プライベートでもがっつりゲームを遊びたいという方におすすめのPCです。
CPUにはゲーミング性能に特化した「Ryzen 7 9800X3D」を採用しています。このCPUは「3D V-Cache」というテクノロジーによって、ゲーム中のデータ処理の効率を大幅に向上させたモデルです。性能の高いGPUに対して高いパフォーマンスを発揮するため、ゲーム中のフレームレート維持・向上にもしっかりと貢献します。
また、このツクモのプレミアムミドルタワーはエアフローに力を入れているのも特徴的。PC前面の全体が大きな給気口となっているため、外部からPC内部へ大量の空気を取り込むことが可能、ケース内にこもった熱を効率よく冷やしていきます。
一方で、大量に空気を取り込むと言われて「ホコリも大量に吸い込んでしまわないか心配…」という方もいらっしゃるかもしれませんが、そのあたりの対策も「2重の防塵フィルター」でしっかり行われています。
ただ、「Ryzen 7 9800X3D」はどちらかというと配信ではなくゲーム寄りの性能なので、プライベートではあまりゲームをしないという方は、先に紹介した3台のどれかにしておくのが無難です。
GK-147F57Ti(399,800円)

配信向きのビジュアルとスペックを両立したモデル!

3D配信も考えている「ヘビー」タイプの配信を検討している方はストームのこちらのモデルもおすすめ。
最新GPUの「RTX5070 Ti」を搭載しており、重めのゲーム配信はもちろん、3D配信にも対応しうるスペックとなっています。冷却効率も考えてCPUクーラーはもちろん水冷式を搭載、長時間のゲームプレイや耐久配信でもパーツの排熱をしっかりと促してくれます。なお、「水冷はちょっと不安…」という方は空冷式クーラーへカスタマイズ(-5,500円)することも可能です。
PC内部が見えるピラーレス構造のPCケースを採用しているのも特徴的。将来的にデスク周りの環境や配信用PCも配信のネタにしたいと考えている方にもおすすめです。
G TUNE FG-A7A7X(449,900円)

AMDの最新GPU「Radeon RX 9070 XT」搭載!つよつよ配信用PC!

CPU | Ryzen 7 9800X3D |
グラフィック | Radeon RX 9070 XT 16GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 2TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 449,900円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約12,500円 / 月 (分割手数料無料) |
AMDから2025年3月7日に発売されたGPU「Radeon RX 9070 XT」を搭載したモデルです。
品薄や在庫切れに伴う価格の高騰が続くNVIDIA製のGPUと比べ、AMD製はコスパの良さが魅力。RTX4080に匹敵する非常に高い性能を持ちながら、RTX4080よりも安い価格で市場に出されています。本モデルはさらにCPUに「Ryzen 7 9800X3D」を採用することで、ゲーミング寄りに性能を寄せたモデルとなっています。
動作の重いゲームにも強いため、ゲーム実況に力を入れている方におすすめのモデルです。
GALLERIA ZA9C-R58(479,980円)

「ヘビー」タイプの配信にふさわしいCPU・GPUともにハイスペックなモデル!

CPU | Core i9-14900KF |
グラフィック | RTX 5080 16GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 479,980円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約13,330円 / 月 (分割手数料無料) |
こちらはさらに高性能な「RTX5080」を搭載したモデルです。
前世代最強クラスの「RTX4090」には及ばないもののそれに準ずる性能を持ったGPUで、動作の重いゲーム配信や3D配信などもこなせる、まさにハイエンドPCというスペックに仕上がっています。CPUも「Core i9-14900KF」とこれもまた文句なしにスペックの高いパーツで、動画編集を自分で行う方、あるいは3Dモデルを自分で調整しているクリエイター寄りのVTuberの方にも非常におすすめです。
ドスパラには珍しい水冷式クーラーを採用しているのも特徴的です。さすがにこれくらいの性能になると発熱量も増えるため水冷式の搭載はほぼ必須のパーツ。しっかりと冷却性能にも力を入れたモデルとなっています。
VTuberとして配信するための配信用PCを選ぶ際に注意すべき点を紹介します。
ゲーミングPCで後悔しないためのアドバイスは色々あるのですが、今回はその中からいくつか抜粋しつつ、配信用ならではの注意点も追加で紹介します。まとめると下記の通りです。
- 中古・フリマ・オークションのPCを購入しない
- スペックはなるべく妥協しない
- ストレージは最低でも1TB(理想は2TB以上)を選ぶ
上から順番に重要な注意点となっています。それぞれ詳しく解説していきます。
【絶対】中古・フリマ・オークションのPCを購入しない

これだけは絶対に守った方がいいです!
新品のPCと比べると価格面で魅力のある中古PCですが、基本的に初心者のうちは避けるべきです。特にそれを配信用のPCにするのはなおさら避けるべきです。
以前、ヤフオクやメリカリの中古PCについて注意喚起の記事を書いたので、そちらから中古PCのデメリットを抜粋します。
- パーツ構成が読み解けないと損をすることがある
- パーツの性能が落ちていることがある
- 保証期間が付いていないと泣き寝入りになることがある
簡単にまとめると、初心者をカモにした出品物や品質の悪い出品物があるので止めた方が良いということになります。

「コスト」と「リスク」のバランスを冷静に判断することが重要です! 中古は失敗するともう1台別のPCを買うことになり、最終的なコストは新品1台よりも高くなります。一方、新品は保証期間内なら故障しても無償で修理してくれることが多いです。
スペックはなるべく妥協しない

決して安い買い物ではないため難しい話かも知れませんが、PCのスペックはなるべく妥協しないことも重要です。
特にはじめに紹介した3タイプの分類に合ったものを選ぶことが大切です。
たとえば、最新のゲームでゲーム配信をしたいにも関わらず【ミドル】ではなく【ライト】を選んでしまうと、配信画面のカクつきや音声の遅延などが起こり、リスナーにとって快適な視聴環境を提供できなくなる可能性があります。
もしどうしても予算が足りずに性能の妥協をしなければならないような状況であれば、場合によっては今は買うのを我慢して、予算を確保してから再度チャレンジするという決断も大事です。
ストレージは最低でも1TB(理想は2TB以上)を選ぶ

通常のゲームだけの用途でも1TBはすぐに埋まります!可能なら2TB以上は確保したいところ
配信用のPCの場合、画像、アバターモデル、投稿用の動画データ、3D配信をする場合はそのためのモデルデータも加わり、配信歴が長くなればなるほど配信素材がストレージを占める割合は大きくなっていきます。
ひとまず1TBは最低ラインとして、500GBのものは選ぶことのないようにすることが重要です。可能であれば2TB以上が理想。
予算に余裕のない方は、ひとまずSSDではなくHDDを選んでもOK。HDDはSSDよりもデータ転送速度は遅いですが、安い費用で大容量のものが手に入るので、ちょっとしたファイルをがんがん入れていくにはちょうど良いストレージです。

配信用途ならなるべくデスクトップPCにすることをおすすめします!
ノートPCはデスクトップと比べて省スペースで配信できるのが魅力的ですが、特にVTuberとして配信するのであれば下記の理由でノートPCよりもデスクトップPCにした方が良いと思っています。
- デスクトップPCの方が3~5万円程度安い
- 同じ型番のパーツでもデスクトップ向けの方が性能が良い
- モニターが大きいので配信画面やコメントが確認しやすい
それぞれもう少し詳しく見ていきましょう。
デスクトップの方がノートよりも3~5万円程度安い
デスクトップPCをおすすめする一番大きな理由は、ノートPCよりも金額が安いという点です。
デスクトップPCと同程度のノートPCを購入しようとすると、おおむね平均3~5万円ほど高いものになるケースが多いです。

簡単に言うと、ノートPCは「小型化」に追加費用がかかっているというイメージ。デスクトップPCは過剰に小型化する必要がないでその分の費用が浮いています。
配信スペースが取れないなどのやむを得ない事情があるのなら別ですが、そうでないのなら、その3~5万円でもう1ランク上のPCを選んだり、配信用の機材を揃えたりした方がより良い配信環境を整えられるかと思います。
同じ型番のパーツでもデスクトップ向けの方が性能が良い
たとえば一見同じ「RTX4080」のグラボを搭載しているように見えても、実はノートPC向けとデスクトップPC向けでは性能が大きく異なります。
ソフマップの性能比較によると、ノートPC向けとデスクトップPC向けで性能の数値はこれくらい違うようです。

同じ「RTX4080」でもノートPC向けの「RTX4080 Laptop」は、なんとデスクトップ向けの「RTX4080」の7割弱の性能しか発揮できていないようです。それどころか、むしろデスクトップ向けの「RTX4070」に近い性能となっています。
この性能差はパーツの性能が低いと小さいのですが、性能が高くなるほど大きくなっていきます。先ほど説明した平均3~5万円の金額の差も、突き詰めるとこのあたりの性能差に原因があります。
モニターが大きいので配信画面やコメントが確認しやすい
ゲーミングノートPCの画面は、大体14インチ~16インチくらいが平均的なサイズです。
その一方で、一般的なフルHDモニターのサイズは24インチ程度と、ノートPCの画面と比べたらかなり大きめ。画面が大きければ、その分モニター上での作業スぺースも増えるので、同じ1つの画面でも出来ることは大きく変わってきます。

特に配信において重要なのが自分の配信画面や配信中のコメントの確認です。画面が小さいと見にくくないですか…?
配信という形式を取る以上、ずっとゲーム画面だけを見ているわけではなく配信中にリスナーと交流することも考えていると思います。なるべく交流しやすい形を取るのであれば、大きなモニターがあった方が良いと思います。
ただ、ノートPCに外付けのモニターをつけるような運用であればこの点はOKです。でも「それなら最初からデスクトップにしたほうが良いのでは…?」という気も…。
ここからはVTuberの配信用PCを選ぶ際によくある質問について回答します。
- 少しでも安く買う方法はある?
- ノートPCを配信用PCにするのはアリ?
- ストレージはSSDじゃなくてHDDでも大丈夫?
- 配信用PCで動画も作りたい!動画編集もできる?
- MacでおすすめのPCはないの?
- 有名配信者と同じスペックのPCを買えば同じような配信できる?
少しでも安く買う方法はある?

あります!ひとまずセールのタイミングを狙いましょう!
ドスパラ・マウスコンピューター・ツクモなどの大手サイトは定期的にセールを行っています。そのタイミングで割引されている商品、あるいは配布されるクーポンを使って購入するのが一番お得です。
基本的に金額が高い商品ほど割引率も高くなるので配信用PCを購入する方は特に割引の恩恵を受けやすいのでおすすめです。
ゲームPCラボでも大手3社のセール情報をまとめているのでよかったらぜひ定期的にのぞいて見てください!
ノートPCを配信用PCにするのはアリ?

詳しくはここでも記載していますが、オススメしません。
主な理由は下記の通りです。
- デスクトップPCよりも割高
- 同じパーツでもデスクトップPCよりも性能が低い
- 冷却性能が低めなので負荷のかかる動画配信には不向き
- モニターが小さいので配信画面やコメントが見にくい
詳しくはこちらで説明していますのでぜひご覧ください。
ストレージはSSDじゃなくてHDDでも大丈夫?

メインのストレージとしてはSSDが理想ですが、サブであればHDDもアリです。
特にゲーム配信や動画編集を考えている方はメインはSSDの方が理想です。ストレージへの書き込み・読み込み速度が配信の配信の見やすさ(ロードの速さなど)や編集効率に直結するのでSSDにした方が良いと思います。
一方で、配信素材や動画データを詰め込んでおくサブのストレージとして使うのであればHDDでも問題ありません。特に配信歴が長くなるにつれてストレージはどんどん埋まっていくので、なんでも気軽に突っ込める大容量のストレージがあると重宝します。
お金に余裕ができたタイミングでHDDからSSDに換装するという形でも良いと思います。
配信用PCで動画も作りたい!動画編集もできる?

基本的に配信が出来るようなスペックのPCであれば動画編集も難なく可能です。
一般的に3Dゲームが遊べるようなPCであれば動画編集も問題なく行うことができます。
特に今回紹介しているPCの中でも「ミドル」以上のものであれば、3Dゲームだけでなく動画配信も同時に可能なモデルとなっているので、なおさら問題なしです。
MacでおすすめPCはないの?

VTuberとして配信をするならWindowsの方が圧倒的におすすめなのでMac製品は紹介していません。
配信だけであればMacでも問題ないのですが、世の中のPCゲームの多くはMacに対応していないという点を踏まえると、配信用PCはWindowsにした方が良いと考えています。VTuberはその特性上、コラボ配信などでいつかPCゲームに触れる機会が出てくることが想定されます。その際にMacだと「コラボで遊ぶ予定だったゲームが遊べない」など、将来的な配信や活動の幅が狭まる原因にもなりかねません。
Macを選んでOSはWindowsをインストールするという方法もあるにはあります。ただ、新しく買うPCにそこまで手を加えるくらいなら、最初からWindowsを買ったほうが良いのではとも思います…。
有名配信者と同じスペックのPCを買えば同じような配信できる?

同じスペックのPCを買っても同じ配信ができるとは限りません!ここは注意です!
現役で活躍しているストリーマーやVTuberのPCのスペックを参考にする場合には注意が必要です。
その人がPC1台で配信していれば同じ環境を再現できるかもしれませんが、もしかすると配信用とゲーム用でPCを分けて2台で配信している可能性があります。その場合、PCにかかる負荷は2台に分散されていることになるため、同じスペックのPCを1台買ったとしても同じ配信環境にはなりません。
たとえば、Minecraft配信などで画面上にPCスペックが表示されることがありますが、それはあくまでもゲームを起動しているPCのスペックのため、実際にOBSを使用して配信しているサブPCが他にもあるかもしれません。
言うまでもなく、「ゲームだけを動かす」のと「ゲームを動かしながら配信をする」のとではPCにかかる負荷も大きく変わってきます。
ネット上にある配信者のPCスペックを参考にする場合は、そのPC単体で配信しているのか、サブPCはないのかという点にも注意するようにしましょう。
今回はVTuberにおすすめの配信用ゲーミングPCを紹介しました。
VTuberはモデルを制作してもらったり、配信機材を購入する必要もあったりと、デビューするにも何かとお金がかかってしまうもの。できればPCだけでもなるべくコスパの良いものを買ってもらいらいと思います。
良いPCが見つかってあなたのVTuberライフがより良いものになることを願っています!
CPUにはハイクラスモデルにも搭載される「Core i7-14700F」、グラフィックボードにはWQHDでも満足に遊べる「Radeon RX 7800 XT 16GB」を搭載したモデル。モンハンワイルズをしっかりと楽しみ切りたい方におすすめです。

CPUには「Ryzen 7 5700X」、グラフィックスにはベーシックな「Radeon RX 7600 8GB」を搭載したモデル。
ゲーマーにはうれしい1TB SSD搭載で、色々なPCゲームを遊ぶ方でも安心!価格も約18万円と、はじめてのゲーミングPCにおすすめの一台です。
ゲームに必要な周辺機器計7点がセットになったモデル。周辺機器を揃えるとなると安くてもPC本体の他に2~3万円程度が追加でかかりますが、それらが全部いっぺんに揃います!
CPUには「Core i5-14400F」、グラフィックスには「GeForce RTX 4060 Ti」を搭載。最新の3Dゲームも十分に遊べるスペックです。