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電源ユニットについてしっかりと考えてみたことはありますか?
必要な消費電力もよく分からないし、GOLDとかBRONZEとか言われてもよく分からない…
そんな方のために、今回は電源ユニットについて解説していきます。
80PLUS認証のランクの違いをはじめ、コスパの良いランクなども紹介しますのでぜひ最後までご覧ください!
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元・MMORPG GM担当
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。
電源ユニットは、交流電源を直流電源に変換してPC全体に電力を供給する役割を担っています。
各家庭に届けられる電力は基本的に「交流電源(AC)」と呼ばれる方式で供給されています。しかし、この交流電源はPCで使うには適した形ではないため、「直流電源(DC)」と呼ばれる方式に変換して使う必要があります。この「電力の流れ方を変換する役割」を電源ユニットは担っています。
電力の供給量が必要量を下回ると、動作が不安定になったり、故障の原因になったりすることがあります。特に近年はCPUやグラフィックボードの性能向上に伴ってゲーミングPCの消費電力も大きくなってきているため、電源ユニット選びもPCにおいて非常に重要な要素となってきています。
80PLUS認証は「電源ユニットの変換効率を表すランク」のこと
「80PLUS認証」とは、電源ユニットの変換効率を評価する認証制度です。
交流電源から直流電源への変換効率が80%以上の電源ユニットがこの認証を受けることができ、その中でもさらに効率変換の高いものに対して「BRONZE」から「TITANIUM」までの5段階(無印を含むと6段階)でランク付けがされています
変換効率が高いほど電力を効率よく供給できるようになるため、発熱が抑えられたり、電気代が節約できたりなど様々なメリットが得られます。
80PLUS認証のランクとそれぞれの性能
それぞれのランクごとの変換効率は下の表のとおりです。
横軸の「負荷」は電源ユニットの能力(ワット数)に対してどれくらいの電力変換が行われている状態かを示しています。たとえば700Wの電源ユニットの負荷50%の状態は350Wといったイメージです。
ランク | 負荷20% | 負荷50% | 負荷100% |
---|---|---|---|
無印(スタンダード) | 80% | 80% | 80% |
BRONZE | 82% | 85% | 82% |
SILVER | 85% | 88% | 85% |
GOLD | 87% | 90% | 87% |
PLATINUM | 90% | 92% | 89% |
TITANIUM | 92% | 94% | 90% |
基本的には50%の状態が一番変換効率が高く、性能が良いものになると低負荷の状態の変換効率も高くなることがわかります。
ちなみに変換できなかった残りの10〜20%はどこに消えたのかというと、ほとんどが熱になって消えています。変換効率が高くなると発熱が抑えられるというのはこういった理由からでもあります。
ゲーミングPCにはどのランクのものを選ぶべきか
結論としては、ゲーミングPCならGOLDがおすすめです!
変換効率も負荷50%の状態で90%を超えており、金額もBRONZEと比べてそれほど高くないため、コストパフォーマンスも良好です。特に、スペックの高いゲーミングPCの場合はGOLD以上のものを選ぶことで発熱と電気代のデメリットを多少軽減することができるのも良いところ。
もし標準搭載の電源ユニットがBRONZEだった場合は、カスタマイズでGOLDへ変更するのもアリ!
一方で、BRONZEも決して悪い性能ではないためそのままにしておくという手もあります。カスタマイズのボリュームによっては80PLUS認証のランクよりもワット数を上げる必要が出てくることもあるので、費用を抑えたい方は後回しでもOK。
PLATINUMやTITANIUMを選ぶのはアリ?
よほどスペックの高いゲーミングPCであれば「PLATINUM」も選択肢に入ります。
おおむね30万円台後半以上のゲーミングPCのパーツ構成であれば、比較的「PLATINUM」にする恩恵も得やすいのではないかと思います。ただ、「TITANIUM」にまでする必要はありません。
たとえば電力消費が多く常に稼働させておく必要のある「サーバー」などであれば、数%の変換効率のアップが電気代の節約に大きく貢献することも考えられます。ただ、ゲーミングPCの場合は節約できる電気代よりも「TITANIUM」の電源ユニットを選ぶことによるコストアップの方が大きくなる可能性があります。
「発熱を少しでも抑えたい」などの明確な理由があるなら良いのですが、「なんとなく良さそう」という程度であれば、他のカスタマイズにお金をかけた方が最終的に得られる満足度も高いと思います。
電源ユニットの消費電力は、必ずPCのワット数を上回るものを選ぶ必要があります。
他のパーツはスペックが足りないと動作が重くなりますが、電源はスペックが足りないと動かなくなる可能性があるので気を付けましょう。
自分のPCに必要なワット数の調べ方
購入予定のPCにどれくらいのワット数の電源が必要になるのかは、下記のサイトで簡単に調べることが可能です。
https://jp.msi.com/power-supply-calculator
「パーツを選択」から購入予定のPCのパーツを選ぶと推奨ワット数が表示されるため、それに合った電源を選びましょう。
私の持っているPCのスペックをもとに必要事項を埋めて計算していったところ、
646Wが推奨のワット数となりました。
私のPCは標準で750Wの電源を積んでいるので問題はなさそうですね。
基本的に標準装備の電源でも問題ないように組まれているはずですが、標準のものから大きなカスタマイズを加えた場合は事情が変わってきます。状況に応じて、電源のワット数が問題ないかも購入前に必ずチェックするようにしましょう。
このサイトはそのあたりも考慮した余裕のあるワット数を提案してくれます。表示された推奨ワット数を超えている電源ユニットを選べばひとまずはOK。
電源ユニットは、ゲーミングPCを安定して動かす上で非常に重要なパーツです。
80PLUS認証のランクは、GOLDを選んでおくのが無難です。こだわりたい方は最終的にコストと性能のバランスを見つつ、PLATINUMを選択するのもアリです。
また、使用するPCパーツの消費電力に応じて適切なワット数の電源ユニットを選ぶことも重要です。
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