レンタルゲーミングPCのサービスはどこがおすすめ?大サブスク時代の各サービスの特徴や購入との違いを紹介

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「高価なゲーミングPCが安価で使える」と、人々のあいだで大きな話題となっている「レンタルゲーミングPC」。

本記事では、おすすめのサービスをはじめ、レンタルと購入のどちらに向いているか、さらにはレンタルゲーミングPCの注意点についても紹介します。ゲーミングPCの購入・レンタルで迷っている方は、ぜひ参考にしてください。

ゲーミングPCの高騰に伴って各BTOメーカーの受注停止・価格改定・構成変更等が相次いでいます。最終的な情報は必ず公式サイトをご確認ください。なお、まだ買えるゲーミングPCをお急ぎで探している方は、こちらのページが最新の情報でおすすめです。

この記事の監修者・執筆者

【監修者】ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

【執筆者】ゲームPCラボ ライター

ベル塚ベル

経歴・想い

ゲーム関連の雑誌・書籍、そしてWebサイトを中心に執筆活動を行うフリーライター。生粋のゲーマーであり、仕事もプライベートもゲーム三昧。

Steamで頻繁にゲームをプレイすることから、ゲーミングPCにも精通しています。その知識と経験を活かし、読者の皆さんがより快適にPCゲームを楽しめるような情報をお届けします。

おすすめゲーミングPCレンタルサービス5選

Rentio(レンティオ)

引用元:Rentio
ベル塚ベル
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モデルが豊富な大手レンタルサービス。周辺機器の充実も魅力的

2015年からサービスを展開している、レンタルサービスの最大手です。カメラや家電、ガジェット機器など、多岐にわたる製品を全品往復送料無料で提供しています。

「レンティオ」の魅力は、何と言ってもゲーミングPCのラインナップが非常に豊富な点です。サイト上にはFRONTIER、マウスコンピューター、ブルックテックなど、人気の大手ゲーミングPCメーカーによるモデルが約90台掲載されています。

エントリーモデルの「GeForce RTX 5060」搭載機から、ハイエンドの「GeForce RTX 5090」搭載機まで、スペックの幅も多彩です。なかには、CPU「Ryzen 9 9950X」、GPU「GeForce RTX 5090」、メモリ64GB、SSD 2TBを備えた、購入すれば90万円以上もするクリエイター向けのハイスペックマシンも用意されており、用途に合わせて最適なスペックのPCを選ぶことができます。

利用料金は製品ごとに細かく設定されており、月額制(3ヶ月未満の利用は解約金が発生)と14泊15日から利用できるプラン(16日目以降は日ごとの加算)の2つから選択可能です。予算や利用期間に応じて柔軟に選べる点も大きな魅力と言えるでしょう。

また、周辺機器のレンタルも充実しています。キーボード、液晶ディスプレイ、マウス、プリンター、ルーター、デスクライト、果てはGPUなど、さまざまな機器がラインナップされています。周辺機器が手元にない人はPC本体と一緒に借りるといいでしょう。なお、これらは単体で借りることもできるため、気になる機器をお試しで利用してみるのもおすすめです。

Rentio公式サイトで見る

モノカリ!

引用元:モノカリ
ベル塚ベル
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コンビニ返却にも対応しているレンタルサービス

送料無料、即日発送、当日レンタルがモットーのレンタルサービス「モノカリ」。家電やガジェット機器に加え、寝具、洋服、キャンプ用品、天体望遠鏡、ヘビー用品まで、業界最大級のラインナップを揃えているのが大きな特徴です。

モノカリは新宿に店舗を構えており、事前に予約しておけば店舗で直接受け取ることもできるため、都内在住の方なら配達を待たずに済むのも魅力です。また、セブンイレブンやファミリーマートでの返却にも対応している点も大きなポイントと言えます。

ゲーミングPCのラインナップは、デスクトップとノートの2種類がありますが、ノートパソコンの品揃えのほうが充実しています。PCの最大スペックはGPU「RTX4070」です。「レンティオ」と比べると、ややスペックは低めですが、「フォートナイト」「Apex Legends」「モンスターハンターワイルズ」などの人気タイトルを快適にプレイするには十分な性能を有しています。

レンタル期間や料金は製品によって大きく異なります。例えば、マウスコンピューターの「G-Tune DG-A7G70」(Ryzen 7 5700X/RTX4070)は3日間のレンタルで24,900円(3日目以降は追加料金)、ドスパラの「GALLERIA XA7C-R47」(Core i7 13700F/RTX4070)は30日間のレンタルで49,980円(30日目以降は追加料金)となっています。なお、液晶ディスプレイやキーボード、マウスなどの周辺機器は用意されていないため、別途レンタルするか、自分で用意する必要があります。

モノカリ公式サイトで見る

BREAJON(ブリージョン)

引用元:BREAJON
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話題のゲーミングPCを月額数千円からサブスクできるのが魅力

「BREAJON」は、ゲーミングPCの販売サイトのひとつです。ここでは自社製のゲーミングPCを、月額レンタル(送料無料・解約金無料)で貸し出しており、購入前に実際のPCを試すことができます。もちろん、レンタルのみの利用も可能です。

プランは全部で4種類あります。

  • ESプラン(月額5,940円/Core i3-13100F・GTX 1650)
  • LSプラン(月額9,900円/Core i5-13400F・GTX 3060)
  • STプラン(月額12,100円/Core i7-13700F・GTX 4060 Ti)
  • HGプラン(月額18,700円/Core i7-13700F・GTX 4070 Ti)

このように、プレイしたいゲームやPCの利用スタイルに合わせて最適なプランを選べます。

各PCはセットアップ済みの状態で発送されるため、面倒な初期設定は不要。HDMIケーブルとDisplayPortケーブルの両方が同梱されているので、自宅にある液晶ディスプレイとテレビのいずれかお好みの方を使ってPCゲームを楽しめるのもうれしいポイントです。

さらに、月額6,820円でゲーミング仕様の液晶ディスプレイ(144Hz)、キーボード、マウス、マウスパッドがまとめてレンタルできるサービスも用意されています。PC本体のプランとセットで申し込めば、ゲームに必要な環境がすべて揃うのも大きな魅力です。

BREAJON公式サイトで見る

APEX RENTALS(エイペックスレンタル)

引用元:APEX RENTALS
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1泊2日から利用可。性能はエントリークラスが多め

「APEX RENTALS」は、個人・法人を問わずカメラやレンズのレンタルができるサービス。カメラと交換レンズは、業界随一の在庫数を誇ります。

カメラレンタル専門のサービスですが、PCのレンタルも展開しており、ゲーミングモデルもいくつか用意されています。

ゲーミングPCのレンタルページを覗いてみると、デスクトップとノート型がほぼ半々の割合でラインナップされています。スペックはエントリークラスの「RTX 4060」や「RTX 5060 Ti 」搭載モデルが中心ですが、一部には「RTX 4070」や「RTX 3080」搭載モデルもあり、高い要求スペックのゲームにもある程度対応できます。

価格は機種によって大きく異なりますが、1泊2日から利用できるため、気軽に試遊感覚で使える点も魅力です。接続ケーブルに加え、マウスとキーボードも同梱されているので、こちらで用意するのは液晶ディスプレイのみ。持っていない場合は、PCをレンタルする際に、オプションでゲーミング仕様のディスプレイ(別途レンタル料発生)も一緒に借りることができます。

なお、「APEX RENTALS」は、東京中央、渋谷、大阪、名古屋に店舗があり、ノートパソコンの場合は注文後に店舗で商品を直接受け取ることも可能。もちろん、全国への配送にも対応しているため、地方在住の方でも安心して利用できます。

APEX RENTALS公式サイトで見る

スグゲー

引用元:スグゲー
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大手PCメーカーだからこそできる、質の高いサービスが魅力

グローバルPCメーカーとしておなじみのレノボが展開するゲーミングPCレンタルサービス「スグゲー」。本サービス最大の魅力は、PC本体に加え、標準で周辺機器、“Xbox Game Pass Ultimate”、24時間365日のサポートがセットになっている点です。

周辺機器は、ゲーミング仕様のキーボード、液晶ディスプレイ、マウス、ヘッドセットが同梱されており、ゲームに必要なものがすべて揃っています。

“Xbox Game Pass Ultimate”というのは、100本を超える人気タイトルが遊び放題となる、Microsoftが提供するサブスクです。スグゲーではこの利用料金もプランに含まれているため、PCが届いてすぐに多彩なゲームをプレイできちゃいます。

極めつけは、充実のサポート体制です。ゲーミングに精通した技術者によるサポートが受けられ、ゲームの遊び方や周辺機器の設定方法などさまざまな疑問に対応してくれます。24時間365日対応なので、初めてPCゲームをプレイする方でも安心です。

料金も他のレンタルサービスとそこまで変わりません。ゲーミングデスクトップPCの場合、エントリープラン(月額12,700円:Core i5-14400F/RTX 4060)、スタンダードプラン(月額18,200円:Core i7-14700KF/RTX 4070 SUPER)、プレミアムプラン(月額23,100円:Core i9-14900KF/RTX 4080 SUPER)から選べます。

唯一の欠点は、性能やサービス内容が充実している分、利用者が多く、返却待ちが発生しやすい点です。

スグゲー公式サイトで見る

レンタルゲーミングPCとは

レンタルゲーミングPCとは、その名の通り、定額でゲーミングPCを借りられるサービスのこと。 今風に言えば、デバイスの”サブスクリプション”(サブスク)です。

これまでPCは”購入”するのが当たり前でしたが、昨今では月額料金を支払い、必要な期間だけ利用するスタイルが徐々に広まっています。

ベル塚ベル
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個人的にサブスクといえば動画配信サービスのイメージが強かったのですが、調べてみるとその種類の多さに驚かされました。世はまさに“大サブスク時代”に突入したと言っても過言ではないでしょう。

ぶっちゃけ「レンタル」と「購入」はどっちがおすすめ?

ゲーミングPCは「レンタル」と「購入」のどちらがおすすめか、その理由と併せてご紹介します。

手頃な価格でサクッと使いたいなら「レンタル」がおすすめ

ゲーミングPCの購入には、少なくとも10万円以上の予算が必要です。「そこまでの金額はちょっと出せない・・・・・・」という方には、購入ではなく“レンタル”もおすすめです。

PCは、スペックが高くなるほど価格も跳ね上がり、財布への負担が大きくなりがちです。さらに、最適なスペックを選ばなければならないという、悩ましい問題もあります。

これは、家庭用ゲーム機であるプレイステーションやNintendo Switchとは異なります。家庭用ゲーム機は、本体が1台あれば対応するすべてのゲームを快適に楽しめます。一方PCゲームの場合、タイトルごとに推奨動作スペックが決められており、その基準を満たしていないと快適にプレイできません。そのため、さまざまなジャンルのゲームを楽しみたい場合、どうしても高価なゲーミングPCが必要になります。

しかし、レンタルゲーミングPCなら、高価なモデルを一定の料金で借りられるため、出費を抑えてPCゲームを楽しむことができます。また、レンタルはゲーミングPCの購入を検討している方にもおすすめできるサービスです。

前述の通り、PCゲームでは本体がゲームの動作要求スペックを満たしているかどうかが重要なポイントになります。安価なPCを購入した結果、「モンスターハンターワイルズが快適にプレイできない……」なんて事態も起こり得ます。こうした大きな買い物で失敗しないためにも、購入を検討しているPCと同じスペックの機種をレンタルし、実際にゲームをプレイして快適に楽しめるかを確認する、いわゆる試遊目的で利用するのもおすすめです。

ベル塚ベル
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ゲームをインストールする際に必要な容量も事前に把握できるため、SSDの増設や外付けSSDの購入を検討するうえでも役立ちます。このように、購入前にレンタルを利用するのは何かと便利です。

スペックへのこだわりが強いなら「購入」がおすすめ

「CPUはRyzen 7 7800X3Dがいい」「GPUのビデオメモリは16GB以上がマスト!」といったように、性能にとことんこだわりたい方には、レンタルよりも断然“購入”がおすすめです。

購入のメリットは何と言っても、豊富なラインナップから自分に合ったベースモデルを選べること。さらに、多くの製品は注文時のカスタマイズに対応しており、構成を自由に変更できる点も見逃せません。

たとえば、保存容量を重視してSSDを増設する、冷却効率と静音性を求めて高性能クーラーに変更する、あるいは部屋の雰囲気に合わせてケースデザインを選ぶなど、選択肢は多岐にわたります。妥協のない自分だけの一台を手に入れることで、長期間にわたる快適性と深い満足感を得られるはずです。

また、配信者やプロゲーミングチームとのコラボモデルの存在も魅力のひとつです。推しの特別仕様モデルを手に入れることで、“推し活”としての充実感や所有欲を満たせる点も、購入だからこそ味わえる醍醐味と言えるでしょう。

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多少の知識は必要ですが、自分の手でSSDやメモリを増設できるのも、大きなメリットです。

レンタルゲーミングPCの注意点

ここからは、レンタルゲーミングPCならではの注意点を紹介します。これらの要素が気になる方は、レンタルではなく、購入を検討したほうがいいかもしれません。

注意点① 返却待ちや配送の手間がある

さっと注文して手軽に借りられるのはレンタルの魅力ですが、裏を返せば、自分が利用したいタイミングですでに他の人に借りられてしまっている可能性もあるということです。たとえば、「RTX4070」搭載モデルを借りたくてもすべて貸出中であれば、返却されるまで待たなければならず、PC購入時の受注生産と同じような状況になることもあります。

また、レンタル品を返却する際にも手間がかかります。接続ケーブルをまとめたり、大きくて重いゲーミングPCを箱詰めしたり、周辺機器もレンタルしている場合はそれらも一緒に梱包しなければなりません。さらに、紛失物がないか確認する作業も必要となるため、返却のたびに煩わしさを感じることになります。

ベル塚ベル
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各社ともレンタル品の衛生面には十分に配慮していますが、どれだけ綺麗にクリーニングされていても“誰かが使ったもの”であること自体に変わりはありません。そういったものに抵抗がある方にもおすすめできません。

注意点② 周辺機器は必ずしも同梱されていない

“おすすめゲーミングPCレンタルサービス5選”を見ていただくと分かりますが、多くのレンタルサービスでは、液晶ディスプレイやマウス、キーボードなどを別途レンタルするか、自分で用意する必要があります

お得に見えても、周辺機器の追加レンタルで予想以上に費用がかかったり、PCが手元にないのに自前の周辺機器だけが場所を取ってしまったりと、思ったほど快適に利用できない場合があります。

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とくにPCがないのに周辺機器だけが手元に残るのは、何ともすっきりしない気分になりますね。

注意点③ 長期間利用は案外割高

初期費用を抑えてお得に始められるイメージのレンタルですが、じつはコスト面で思わぬ落とし穴があります。それは、利用期間が長くなるほど割高になる可能性があるという点です。

多くのレンタルサービスでは、PCのスペックに応じて月額5,000~20,000円程度の利用料がかかります。短期間なら安く済みますが、これを年単位で継続すると、支払い総額が20万円を超えてしまうケースも珍しくありません。最終的に自分のものにならないにもかかわらず、購入額と同等の費用がかかってしまっては、レンタルのメリットは薄れてしまいます。

長期的な利用を考えるなら、手数料無料の分割払いを利用して購入する方が、結果的にお得になることも多いのです。 とくに大手メーカーでは、最大36~48回まで金利手数料が無料になるキャンペーンを行っていることがあり、これらを活用すれば月々数千円の負担で高性能なゲーミングPCを自分のものにできます。

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ゲーミングPCのレンタルサービスは、数ヶ月程度の短期利用や購入前のお試しなど、”あくまで一時的に利用するためのもの”として割り切るのが賢い使い方といえるでしょう。

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