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自分が遊びたいゲームに必要なスペックをあらかじめ調べておくことはとても重要です。
調べるにあたって重要なものが「動作環境」というキーワード。
この記事では、ゲーミングPC初心者が知っておくべき動作環境についての知識や調べ方、購入予定のPCが環境を満たしているかの判断方法などを説明します！
せっかく買ったゲーミングPCなのに動作が重くて遊べないなんてことがないように、一緒に学んでいきましょう！
CPUには高価格帯モデルにも搭載される「Core i7-14700F」、GPUには最新の3Dゲームも十二分に遊べる「RTX 4060 Ti 8GB」を搭載。20万円を切るモデルながらメモリ32GB、1TB SSDもしっかり搭載した高コスパモデルです。
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元・MMORPG GM担当
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。
動作環境には大きく分けて「必要動作環境」と「推奨動作環境」の２種類があります。それぞれの意味は下記の通りです。
必要動作環境（最低スペック）とは
必要動作環境とは、そのゲームを動かすために最低限必要とされる性能の基準のことで、「最低動作環境」と呼ばれることもあります。
あくまでも動作することを主軸に置いており、「ゲームを高画質でプレイすること」は保証していません。
ウイルス対策ソフトをはじめとする他の常駐プログラムも考慮されていないことも多いので、少し不安定な環境とも言えます。
画質をはじめとする各種設定を限界まで下げてギリギリ動作する環境というイメージですね。そこまで下げても動かないことも多いですが……。
推奨動作環境（推奨スペック）とは
推奨動作環境とは、そのゲームを快適に動かすために推奨される性能の基準のことです。
こちらは必要動作環境とは異なり、快適に遊ぶことを主軸においている基準で、この基準を超えていればある程度高画質でのプレイが可能とされています。
推奨動作環境は、必要動作環境と違って、下回っていてもゲームプレイ自体は十分に可能です。
ただ、こちらの基準も他の常駐プログラムの存在は考慮されていないため、推奨動作環境で示されているスペックと同等のPCで遊ぶ場合にはカクつきが見られることもあります。
必要動作環境と推奨動作環境、結局目指すのはどっち？
絶対に「推奨動作環境」を目指すようにしましょう！
必要動作環境はあくまでも最低ライン、ゲームデベロッパーが確認したPCと少しでも環境が異なると再現できない可能性があります。「ひとまず最低画質でも動かせればいいや」と必要動作環境に合わせてしまうと、重くてまともにプレイできない、後悔だらけの買い物になってしまう可能性が非常に高いです。
必ず、推奨動作環境を上回るスペックのPCを用意するようにしましょう。
正直、「必要動作環境」は見なくてもいいくらいです……
では、ここから実際に動作環境の調べ方を紹介いたします。
今回はFF14を例に取って進めていきます。
公式サイトで動作環境を調べる
PCゲームであれば公式サイトに動作環境ページが用意されています。
ただ、サイトによっては目立つ場所にリンクを置いていないこともあるため、「ゲームタイトル + 動作環境」で検索し、公式サイトに入るのがわかりやすいかも知れません。また、Steamなどのインディーゲームの場合はWEBサイトがないこともあるため、Steamのストアページで推奨スペックを確認するようにしましょう。
公式サイト以外にも、そのゲームの攻略サイトや攻略wikiに動作環境が掲載されていることがあります、ゲームによっては更新が間に合っておらず公式サイトとは情報が異なっていることもあります。。攻略サイトはユーザー目線の情報もあるため便利ではありますが、原則として、動作環境は公式サイトを確認するようにしましょう。
今回の例で進めていくFF14公式サイトには、「必要動作環境」と「推奨動作環境」が提示されていました。
それぞれの性能を調べる（軽めのゲームの場合）
動作環境のページで確認すべき個所は大きく３つ。
下図の赤枠内にあるCPU、メインメモリ、グラフィックボードです。
新しくゲーミングPCを購入しても、この３つの性能が足りていないと「せっかく買ったのに動かない」「カクついて満足にプレイできない」というような失敗に繋がってしまいます。
プレイしたいPCゲームがある場合は、必ず事前にチェックするようにしましょう。
それでは、今回はこの図の右側にある「推奨動作環境」の情報をチェックしきます。
- CPU：Intel® Core™i7 3GHz 以上
- グラフィックカード：NVIDIA® Geforce® GTX970 以上 AMD Radeon™ RX 480 以上
- メインメモリ：8GB以上
各パーツの性能をチェックする限り、FF14に関してはさほど高いスペックは要求されていないようです（2024年夏に実装予定の「黄金のレガシー」以降は要求スペック増）。
CPUもグラフィックボードも基本的に数字が大きければ性能が高いと考えてOKです！
今回確認したFF14をはじめ、通常のゲームはそこまでハイスペックなゲーミングPCを求められることはほとんどありません。
画質に強いこだわりがなければ10万円台前半のゲーミングPCでも十分に遊べます！
ただ、「せっかくなら画質にこだわって綺麗な映像で遊びたい！」というような方もいるかと思います。
では、次は超高画質設定のある負荷の高いゲームも見ていきましょう。
それぞれの性能を調べる（重めのゲームの場合）
ゲームによっては「ウルトラモード」や「最高画質モード」などの名称で、美麗なグラフィックで遊ぶことのできる設定が備わっていることがあります。
今回は一例として「サイバーパンク2077」のRTオーバードライブモードの推奨動作環境を取り上げます。
「サイバーパンク2077」も、表の一番左にある低画質設定で遊ぶ場合にはそこまで要求スペックは高くありませんが、良い画質を求めて表の右側に進めば進むほど、高いスペックが必要になることがわかります。
下記は、上の表の一番右の情報を一部切り出したものです。
- CPU：Core i9-12900 Ryzen 9 7900X
- グラフィックカード：Geforce RTX 4080
- VRAM：16GB
- RAM：24GB
先ほどのFF14とは異なり、CPUの型番が指定されています。
グラフィックボードもRTX4080と現行の最新のモデルに近いものが指定されており、VRAM（グラフィックボードのメモリ）の容量も16GBと細かく設定されていますね。
このような場合は、欲しいPCに搭載されているパーツが推奨動作環境を上回っているか、調べる必要があります！
私が実際に性能を簡単に調べるときに使用しているサイトが下記です。
どちらのサイトも、型番ごとの性能が数値やグラフでまとめられたサイトです。
このサイトで自分が欲しいPCに搭載されているCPU・グラフィックボードの型番を探してみましょう。推奨動作環境の型番よりも上にいるか下にいるかを比較することで、基準を超えているかどうかが分かります。
ただ、繰り返しとなりますが、推奨動作環境はなるべく余裕を持って上回っておくことが理想です。
特にグラフィックボードは、推奨よりも１つ上のランクを選んでおくくらいが無難ですね。
また、先ほどのサイトは、欲しいPCがまだ特に決まっていない場合でも活用することが可能です。
その場合は、推奨動作環境にあるものより性能の高いパーツに目星だけを付けておき、そのパーツが搭載されているものを中心にPCを選ぶようにしましょう。
もし候補がたくさんありすぎて判断に困るといった場合は、当サイトでも価格帯別におすすめのゲーミングPCを紹介しているのでぜひ参考にしてみてください。
今回は必要動作環境と推奨動作環境の違いについて解説しました。
現在流行っているPCゲームは普通に遊ぶのであれば、そこまでハイスペックなゲーミングPCが必要になることはあまりありません。推奨動作環境を少し上回っている程度のものを選べば、おそらく問題なくプレイはできるでしょう。ただし、画質を追い求める場合にはそれなりのスペックが必要になってきます。推奨動作環境で求められる水準も自然と高くなり、安定性を求めるのであれば、さらに高いスペックも必要になります。
自分がゲームプレイにどれくらいのクオリティを求めるのか、自分のプレイスタイルに応じて、推奨動作環境をヒントにPCを検討するようにしましょう。
もしほしいスペックのものがはっきりしている場合には、ぜひ当サイトのおすすめPCランキングも参考にしてみてください。
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