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東京ゲームショウ2025に出展され、大きな話題を呼んだ新作オープンワールドRPG「NTE: Neverness to Everness」(以下、「NTE」)。
本作は、主人公である異能者をはじめとする個性豊かなキャラクターたちが、さまざまな異常現象(アノマリー)に立ち向かう作品です。
ここでは、そんな本作を遊ぶのに必要なPCの推奨スペックや、おすすめのゲーミングPCを紹介していきます。これから「NTE」をPCで遊ぼうとしている方やこれを機にPCを買い換えようとしている方はぜひ参考にしてみてください。
AMD製の良コスパGPU「Radeon RX 9060XT 16GB」を採用した、いまイチ押しのおすすめモデル! 水冷CPUクーラー装備で、排熱効率にも気を使ったPC。
CPUには「Ryzen 7 5700」を採用し、フルHDならほとんどのゲームを遊び切れる十分な性能。ゲーミングPC初心者にもおすすめの一台です!
現代都市“ヘテロシティ”を舞台に、常識を覆すような異象事件をアクションや謎解きで解決していく新時代のオープンワールドRPGです。
アニメ調の3DCGグラフィックは、『原神』や『鳴潮』を彷彿とさせますが、本作ならではの特徴はストーリーにあります。1話完結型で日常コメディ要素が強く、ドタバタアニメを観ているような感覚で物語を楽しみながらプレイできるのが魅力です。こうしたジャンルのアニメや漫画が好きな人には、とくに刺さる作品といえるでしょう。
バトルにもこだわりが感じられ、通常攻撃や回避(ジャスト回避)、パリィ、必殺技など多彩なアクションが用意されており、同ジャンルの他作品とは一線を画すおもしろさがあります。

「グランド・セフト・オートV」のように自動車やバイクで広大な都市を自由に移動できる点も魅力です。白熱のレース要素もあります。
ここからは「Neverness to Everness」の推奨スペックについて紹介します。
ゲームPCラボでは各ゲームの推奨スペックについて「公式サイト推奨スペック」と「ゲームPCラボ推奨スペック」の2つを紹介しています。
なぜ2つの推奨スペックがあるのか気になった方がいるかもしれません。
実はこれは推奨スペックがそれぞれのPCの常駐プログラム(ウイルス対策ソフトなど)まで想定していないことがあるためで、実際に不自由なく快適に遊べる「本当の推奨スペック」は公式の推奨スペックよりももう少し上であることがしばしばあります。

ゲームのレビューで「スペックを満たしてるのに重い」というような意見を見たことはありませんか?それはおそらくこの「本当の推奨スペック」でないことが要因です。
そういったことも踏まえて、当サイトでは独自の「ゲームPCラボ推奨スペック」を設定して公式サイトの指標とは異なるものも紹介することにしています。
これを超えていないと問題があるというわけではありませんが、特に新しくPCの購入を考えている方はこのスペックを超えたものを買ったほうが無難かと思います。
ちなみに、必要スペック(必要動作環境)と推奨スペック(推奨動作環境)の違いについてはご存じでしょうか。
ちょっと不安かも、という方はぜひ下記の記事もご覧ください!
公式サイト推奨スペック
公式サイトによると推奨スペックは下記の通りです。
OS | Windows® 10, 64bit版以上 |
CPU | Intel® Core i7-12700 以上 |
GPU | NVIDIA GeForce 3060(VRAM 8GB) または同等以上以上 |
物理メモリ | 32 GB RAM |
ストレージ | 空き容量60GB以上 SSDの利用を推奨 |
上記のスペックは、2025年7月3日~7月17日に実施されたクローズドβテストのものになります。
本作は、「グランド・セフト・オートV」や「Marvel’s Spider-Man」のように、広大な都市を舞台としたオープンワールドRPGです。都市内には多数のNPCが生活し、自動車や電車も走っており、現実さながらの世界が再現されています。建物の作り込みも細かく、路地裏にはラクガキや汚れなどのディテールが施され、都市を散歩するだけでも楽しめる仕上がりになっています。
こうした理由から、本作の推奨スペックは比較的高めです。数年前のPCでは、一部スペック不足となる可能性があります。

AAAタイトルを彷彿とさせるスペック。しかもこのクオリティで基本プレイ無料! 時代の進化を感じます。
ゲームPCラボ推奨スペック
公式情報を踏まえた上で、これからゲーミングPCを購入する方に向けたおすすめの推奨スペックが下記の通りです。
OS | Windows® 10, Windows® 11, 64bit |
CPU | Core i9-12900 Ryzen 7 7700 |
GPU | GeForce RTX 5060 Radeon RX9060 XT |
物理メモリ | 32 GB RAM |
ストレージ | 100GB以上の空き容量のあるSSD |
こちらがゲームPCラボが推奨するスペックです。本作の推奨スペックは高めですが、近年のモデルであれば特別珍しいものではありません。
実際、CPUやGPUの条件を満たすPCは、10万円台後半から入手可能です。価格を抑えたい場合は、最小限の出費でスペックを揃えることもできるでしょう。

本作は、NVIDIAの超解像技術「NVIDIA DLSS 4」に対応しています。高精細なグラフィックを楽しみたいなら、GeForce製GPUの搭載モデルがおすすめです。
ただし注意したいのが、物理メモリの容量です。最安ラインの多くは16GBが標準となっており、推奨を満たしていません。購入後に自分で増設する選択肢もありますが、初心者にとってはやや手間がかかります。
そのため、購入時は物理メモリが32GB搭載されているかをしっかり確認しましょう。16GBの場合は、追加料金を払って32GBにアップグレードしておくことを忘れずに!
なお、本ページで紹介するおすすめPCはすべて標準で32GB搭載のため、追加のアップグレードは不要です。

価格が安いモデルはストレージ容量が500GBの場合が多いです。このままだと容量不足になりやすいため、メモリ同様、アップグレードをおすすめします。
ここからは推奨スペックを踏まえて、ランキング形式でおすすめのゲーミングPCを紹介していきます。
基本的には予算10万円台後半~20万円台半ばくらいのゲーミングPCを選ぶといいでしょう。
順位 | 製品名 | 購入リンク | 参考価格(税込) | CPU | グラフィック | メモリ | ストレージ | CPUクーラー | カスタマイズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | FK-96XB96XT | 公式サイト | 184,000円 | Ryzen5 9600X | RX9060XT 16GB | 32GB | 1TB SSD | 空冷 | 可 |
![]() | FRGHLB760/SG1 | 公式サイト | 215,800円 | Core i7-14700F | RTX 5060 Ti 8GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
![]() | FRGHLB860/SG4 | 公式サイト | 219,800円 | Core Ultra 5 225F | RX9060XT 8GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
![]() | NEXTGEAR HD-A7G70 | 公式サイト | 264,980円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 12GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
![]() | GALLERIA XDR7A-R57-GD | 公式サイト | 304,980円 | Ryzen 7 7800X3D | RTX 5070 12GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
順位 | 製品名 | 購入リンク | 参考価格(税込) | CPU | グラフィック | メモリ | ストレージ | CPUクーラー | カスタマイズ |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
![]() | FK-96XB96XT | 公式サイト | 184,000円 | Ryzen5 9600X | RX9060XT 16GB | 32GB | 1TB SSD | 空冷 | 可 |
![]() | FRGHLB760/SG1 | 公式サイト | 215,800円 | Core i7-14700F | RTX 5060 Ti 8GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
![]() | FRGHLB860/SG4 | 公式サイト | 219,800円 | Core Ultra 5 225F | RX9060XT 8GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
![]() | NEXTGEAR HD-A7G70 | 公式サイト | 264,980円 | Ryzen 7 9700X | RTX 5070 12GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |
![]() | GALLERIA XDR7A-R57-GD | 公式サイト | 304,980円 | Ryzen 7 7800X3D | RTX 5070 12GB | 32GB | 1TB SSD | 水冷 | 可 |

目当てのPCが終売・売切になっている場合は下記記事もご覧ください!おおむねこれくらいの価格帯のPCもおすすめです!
FK-96XB96XT(184,000円)

【FK-96XB96XT】の評価

CPU | |
GPU | |
メモリ | |
価格 | |
コスパ |

圧倒的なコストパフォーマンス! 安くてシンプルで性能◎な優等生
今回もっともおすすめしたいのが、STORMのゲーミングPC風域シリーズの「FK-96XB96XT」です。
CPUには「Ryzen5 9600X」、GPUには「Radeon RX 9060 XT 16GB」を搭載。いずれもミドルクラスで高い人気と実力を持ったパーツです。とくに「RX 9060 XT」は、ビデオメモリが8GBではなく16GB搭載されており、WQHD解像度でのゲームプレイでも余裕のあるパフォーマンスを発揮します。
非常に安定したゲーミング性能に加え、18万円台という価格にもかかわらず、メモリとストレージが大容量であることも大きな魅力です。このスペックであれば、後からアップグレードの必要はほとんどありません。
また、他の紹介PCと異なる点として、CPUクーラーには大型空冷タイプが採用されています。水冷よりコストを抑えられる反面、冷却能力はやや劣りますが、「Ryzen5 9600X」は発熱が少ないため、大型空冷クーラーでも十分対応可能です。空冷だからといって心配する必要はありません。
FRGHLB760/SG1(215,800円)

【FRGHLB760/SG1】の評価

CPU | |
GPU | |
メモリ | |
価格 | |
コスパ |
CPU | Core i7-14700F |
グラフィック | GeForce RTX 5060 Ti 8GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 215,800円 |

ゲーム以外にもマルチに活躍する万能ゲーミングPC
2位にランクインしたのは、FRONTIERのゲーミングPC「FRGHLB760/SG1」です。
2025年に発売された新世代GPU「RTX 5060 Ti 8GB」は、公式推奨の「RTX 3060」より2世代新しいモデルです。ゲームグラフィックをより美しく描写する「フルレイトレーシング」や、フレームレート(FPS)の向上と高画質化を実現する「NVIDIA DLSS 4」に対応している点が魅力です。
もうひとつの特徴はCPUです。「Core i7-14700F」は2024年1月発売の第14世代CPUで、最新ではないものの、Intel製CPUの中でも高いゲーミング性能を持ち、現在も根強い人気があります。また、動画編集や3Dモデリングなどの用途にも強く、クリエイティブ分野でも高いパフォーマンスを発揮します。
惜しいポイントは、GPUのビデオメモリが8GBである点です。「NTE」をフルHDでプレイするには十分な性能ですが、それ以上の高解像度環境では力不足となります。
FRGHLB860/SG4(219,800円)

【FRGHLB860/SG4】の評価

CPU | |
GPU | |
メモリ | |
価格 | |
コスパ |
CPU | Core Ultra 5 225F |
グラフィック | RX9060XT 8GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (マウス公式サイト) | 219,800円 |

AI用途も視野に入れるなら、こちらのモデルがおすすめ
3位にもFRONTIERのゲーミングPC「FRGHLB760/SG1」がランクインしました。
CPUに「Core Ultra 5 225F」、GPUに「RX 9060 XT 8GB」を搭載したモデルで、AI分野での活用に強みがある点が特徴です。
その理由は、「Core Ultra 5 225F」にあります。このCPUにはAIや機械学習の処理を高速化する専用プロセッサが備えられており、他のCPUと比べてAI関連の作業効率で高いパフォーマンスを発揮します。
ただし、ゲーミング性能は「Core i7-14700F」よりやや劣ります。AI関連の用途を想定している場合にこそ本モデルの強みが生きるといえるでしょう。
前述のとおり、ゲーミング性能はやや控えめですが、「NTE」を快適にプレイするには十分なスペックです。また、最大転送速度の速い「DDR5」メモリを採用するなど、細部の性能は2位の「FRGHLB760/SG1」よりも優れている点も見逃せません。
NEXTGEAR HD-A7G70(274,800円)

【NEXTGEAR HD-A7G70】の評価

CPU | |
GPU | |
メモリ | |
価格 | |
コスパ |
CPU | Ryzen 7 9700X |
グラフィック | RTX 5070 12GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 274,800円 |
分割払いの目安 (24回分割) | 約11,400円 / 月 (分割手数料無料) |

ワンランク上のゲーミング体験を楽しめるパワフルな一台
4位はmouseのゲーミングPC「NEXTGEAR HD-A7G70」です。
3位までのPCと比べて価格は大きく上がりますが、その分、性能も大幅に向上しています。とくに注目すべきは、GPUの「RTX 5070 12GB」です。
このモデルは「RTX 5060/5060 Ti」よりも上位に位置し、「NTE」をはじめとするさまざまなゲームを快適にプレイできる十分なパワーを備えています。PCゲームの中でも高い負荷がかかる「モンスターハンターワイルズ」も快適に動作するため、ゲーミング性能は申し分ありません。このクラスのスペックがあれば、今後しばらくはゲームの推奨スペックで悩むこともないでしょう。
また、PCケースには高い冷却性能を保つための優れたエアフロー構造と、美しく光るRGBケースファンを搭載。デザインと実用性を両立したこだわりのあるゲーミングPCとなっています。
GALLERIA XDR7A-R57-GD(304,980円)

【GALLERIA XDR7A-R57-GD】の評価

CPU | |
GPU | |
メモリ | |
価格 | |
コスパ |
CPU | Ryzen 7 7800X3D |
グラフィック | RTX 5070 12GB |
メモリ | 32GB |
ストレージ | 1TB SSD |
参考価格 (公式サイト) | 304,980円 |
分割払いの目安 (36回分割) | 約8,500円 / 月 (分割払いについて) |

重量級ゲームをWQHDで遊べるポテンシャルを備えた、つよつよゲーミングPC
5位は、ドスパラのゲーミングPC「GALLERIA XDR7A-R57-GD」です。
今回紹介するPCの中でもっとも高額なモデルとなります。4位の「NEXTGEAR HD-A7G70」と同様に、GPUには「RTX 5070 12GB」を搭載しており、「NTE」をはじめ、さまざまなゲームをフルHDやWQHD解像度で快適にプレイできます。
快適なゲーミング体験をさらに強固なものにしてくれるのが、CPUの「Ryzen 7 7800X3D」です。これは「Ryzen 7」シリーズのなかでもとくに人気の高い「X3D」モデルで、従来のCPUに比べてフレームレートが向上しやすい特徴を持っています。フレームレートが安定することで、より高い快適性と視認性を実現できるため、ゲームパフォーマンスを重視する方にはおすすめの一台です。
また、本モデルのPCケースは、上面、前面、側面に防塵フィルターを搭載し、いずれも簡単に取り外せます。メンテナンス性に優れており、日頃の手入れが苦手な方にも配慮された設計となっている点にも注目です。
BTOメーカー各社は定期的にセールを行っているので、そのタイミングで割引されている商品、あるいは配布されるクーポンを使って購入するのが一番お得です。
特にドスパラやマウスコンピューター、ツクモは常に何かしらのセールを行っているため、そのタイミングでお得なモデルの中から選んで購入するというのもアリ。
ゲームPCラボでは各社のセール情報を定期的にまとめているので、よかったらぜひ下記の記事を覗いて見てください!
おすすめのゲーミングPCをいくつか紹介しましたが、初心者の方がゲーミングPCを選ぶ際に注意した方が良い点がいくつかあるためこちらも紹介します。
専門的な話をすればパーツの組み合わせなど色々な点があるのですが、今はおおむねどの通販サイトでも最低限のラインは満たしたものが販売されています。
ここでは、ゲーミングPC初心者の方に向けてまず抑えておくべき注意点として下記3点を紹介します。
- できるだけノート型ではなくデスクトップ型にする
- 自分が必要としているスペックを把握する
- 何年後に買い替えるかを想定する
とにかく「その機能は必要なのか?」あるいはその逆で「その機能は本当になくても大丈夫なのか?」ということをよく検討するようにしましょう。
より詳しくは下記のページでも詳細を解説しています。よろしければぜひご覧ください。
ドスパラやマウスでは、購入直前にパーツの増設やアップグレードを行うカスタマイズが可能です。
もちろん本体購入後に自分で安いパーツをPCに組み込むことも可能ですが、慣れないうちは店舗側で組み込んでくれる事前カスタマイズを利用することをおすすめします。
特に物理メモリやストレージなどは後で不足すると困ってしまうので、事前によく検討するようにしましょう。
今回は「NTE」の推奨スペックとおすすめのゲーミングPCを併せて紹介しました。
圧倒的なグラフィックを持つ最新のフル3Dオープンワールドゲームということもあり、ある程度のスペックが必要ですが、19~25万円台のゲーミングPCでも、快適にプレイできます。高フレームレートや高解像度で遊びたい場合は、30万円台のハイエンドモデルもおすすめです。自身のプレイスタイルと予算を考慮しながら、最適なゲーミングPCを選びましょう。
ゲームPCラボではゲーム別の推奨スペックを定期的に発信していますので、興味のある方はぜひご覧になってみてくださいね!
CPUには「Ryzen 7 5700X」、グラフィックボードには2025年時点でコスパ最強クラスの「Radeon RX 9060 XT 16GB」を採用したモデル!
なるべく安く、でもちゃんとゲームが遊べるPCなら今はこれがイチ押しです!
CPUには「Ryzen 7 7700」、グラフィックスにはハイスペックなAMD製GPU「Radeon RX 7800 XT 16GB」を搭載したモデル。
WQHD解像度・高画質まで余裕でこなせる性能で、PCのスペックでしばらく悩みたくない方はこちらのモデルもおすすめ!
PC本体とゲームに必要な周辺機器を合わせた計5点セットのモデル。周辺機器を揃えるとなると安くてもPC本体の他に2~3万円程度が追加でかかりますが、それらが全部いっぺんに揃います!
CPUには「Core i5-14400F」、グラフィックスには新世代GPU「GeForce RTX 5060 Ti 16GB」を搭載。最新の3Dゲームも十分に遊べるおすすめの一台です。