Intelの「Core Ultra 200S Plus」シリーズはゲーム向き? 特徴やおすすめゲーミングPCを解説!

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3月26日にIntelの新CPU「Core Ultra 200S Plus」シリーズが発売されました。

Intelが新たに推す“ゲーミング向け・デスクトップ向けCPU”ということもあり、PCユーザーやゲーミング業界から大きな注目を集めています。

ここでは、実際のところどれほどのゲーミング性能があるのかを、特徴やおすすめPCとともに紹介していきます。「Core Ultra 200S Plus」シリーズを搭載したPCの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてみてください。

この記事の監修者・執筆者

【監修者】ゲームPCラボ管理人

KUL

経歴・想い

当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。

社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

【執筆者】ゲームPCラボ ライター

ベル塚ベル

経歴・想い

ゲーム関連の雑誌・書籍、そしてWebサイトを中心に執筆活動を行うフリーライター。生粋のゲーマーであり、仕事もプライベートもゲーム三昧。

Steamで頻繁にゲームをプレイすることから、ゲーミングPCにも精通しています。その知識と経験を活かし、読者の皆さんがより快適にPCゲームを楽しめるような情報をお届けします。

「Core Ultra 200S Plus」シリーズとは?

「Core Ultra 200S Plus」は、従来モデル「Core Ultra 200S」シリーズの改良版です。

ラインナップは「Core Ultra 7 270K Plus」「Core Ultra 5 250K Plus」「Core Ultra 5 250KF Plus」の3種類。

ベル塚ベル
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末尾のKは“オーバークロック対応で内蔵GPUあり”、KFは“オーバークロック対応で内蔵GPUなし”という意味。詳しくは下記の記事を参照してみてください。

「Core Ultra 200S Plus」シリーズは、同価格帯の従来モデルと比べ、Pコア(高性能な処理を担当する部分)やEコア(負荷の軽い処理を担当する部分)の数が増え、L2・L3キャッシュ(CPUの命令・データを一時的に保管する領域)の容量も拡大しており、着実な性能向上と言えます。

加えて、本シリーズには、ソフトウェアを最適化しゲームやアプリケーションをより効率的に実行させる機能「Intel Binary Optimization Tool」が導入されています。

CPUの性能向上と新機能により、従来モデルを超えたゲーミング性能を発揮、Intelは本製品を「ゲーミング向け・デスクトップ向けCPU」と銘打っており、かなりの自信がうかがえます。

ベル塚ベル
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「Intel Binary Optimization Tool」は、いまのところ「Core Ultra 200S Plus」シリーズの限定機能です。今後のモデルでの対応については検討中とのこと。

Core Ultra 200S Plusの性能、実際どうなの?

「X3D」の牙城を崩すほどの尖ったゲーミング性能はない

「Core Ultra 200S Plus」のゲーミング性能をひと言で表すと、「Intelの従来モデルを上回る性能は発揮するものの、AMD製のゲーミング特化CPU「Ryzen X3D」シリーズには劣る」です。

発売前後に一斉に公開された各メディアによる「Core Ultra 7 270K Plus」のベンチマークテストでは、「Core Ultra 7 265K」に数%勝るものの、「Ryzen 7 9800X3D」には及ばず、タイトル次第では10%以上差をつけられるケースも多く見られました。

また、「Core Ultra 7 265K」に勝るといっても数%程度の差にとどまり、ゲーミング性能としては微増の域を出ず、劇的な進化とまでは言いがたい、というのが正直な印象です。

ベル塚ベル
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ゲーミングにおいては圧倒的な安定感と強さを誇る「X3D」シリーズ。そのすごさを改めて思い知らされました。

クリエイター向けソフトではしっかりと存在感を発揮

ゲーミング面ではやや魅力の薄かった「Core Ultra 200S Plus」シリーズですが、得意な分野もしっかり持っています。

それが、3Dモデリングや動画のエンコード、デジタルカメラで撮影したRAWファイル(未加工写真)の現像といった、クリエイター向けの作業です。

前述のベンチマークテストでは、さまざまなソフトウェアにおいて最高クラスのパフォーマンスを発揮。従来モデルや「X3D」シリーズに力の差を見せつける結果が多く見られました。

元々「Core Ultra」シリーズはクリエイティブな作業に強い傾向がありましたが、「Core Ultra 200S Plus」ではその強みがさらに磨かれた印象です。

ベル塚ベル
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「Core Ultra」シリーズが持つ特徴については下記の記事を参考にしてみてください。

大型空冷でも冷やせる省電力性は変わらず健在

「Core Ultra」シリーズといえば、省電力性も特徴のひとつです。それは改良版である本シリーズでも健在。

Core Ultraの前身にあたる第13世代・第14世代CPUは、発熱量が高く、ものによっては”爆熱”と揶揄されることもありました。

しかし、Core Ultraではその弱点を克服。「Core Ultra 200S Plus」シリーズも例に漏れず省電力設計となっており、大型の空冷式CPUクーラーでも十分に冷却できるレベルです。水冷式に比べ、空冷式は価格が安くメンテナンスも手軽なため、カスタマイズ時の選択肢が広がるのはうれしいポイントでしょう。

ベル塚ベル
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そもそも「空冷と水冷って何?」という方は下記の記事がおすすめです!

従来モデルを意識した価格設定

価格面の優位性も本シリーズの魅力です。とくに高性能で需要の高い「Core Ultra 7 270K Plus」の推奨小売価格は299ドルで、従来モデル「Core Ultra 7 265K」の発売時と同価格に設定されています。

性能が向上しているにもかかわらず、従来モデルを意識した価格設定ということで、コストパフォーマンスはかなりのものです。

ただし、あくまでこれは”推奨小売価格”。販売者が自由に価格を調整できるため、必ずしもこの価格で購入できるとは限りません。

【まとめ】既存の「Core Ultra」を順当に強化した良コスパCPU

「Core Ultra 200S Plus」シリーズの特徴をまとめると、従来の「Core Ultra 200S」シリーズと比べ、ゲーミング性能は微増クリエイティブ性能は大幅に向上発熱性は同等推奨小売価格も同等といったところです。

ゲーミング性能の伸びが物足りない点はやや残念ですが、改良版にふさわしい性能に仕上がっており、コストパフォーマンスに優れているのも大きなポイントです。ゲーミングとクリエイティブ、両方の用途でPCを使うのであれば、十分に魅力的なCPUと言えるでしょう。

ベル塚ベル
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このあとのおすすめゲーミングPCを見ていただくと分かるのですが、「Core Ultra 200S Plus」シリーズ搭載モデルはかなり高額です。予算的に厳しい場合は、「X3D」シリーズや「Core Ultra 200S」シリーズを搭載したモデルを選ぶのが賢明でしょう。

おすすめのゲーミングPC 3選

ここからは、「Core Ultra 200S Plus」シリーズを搭載したおすすめのゲーミングPCを3つ紹介していきます。

おすすめゲーミングPCまとめ

製品名購入リンク参考価格(税込)CPUグラフィックメモリストレージCPUクーラーカスタマイズ
FRXAB860W/250KF1公式サイト374,800円Core Ultra 5
250KF Plus
RTX 5070  12GB16GB1TB SSD水冷
GALLERIA
XDC7A-R57T-GD
公式サイト519,979円Core Ultra 7
270K Plus
RTX 5070 Ti 16GB32GB1TB SSD水冷
FRMFGZ890/270K公式サイト779,800円Core Ultra 7
270K Plus
RX 9060 XT 16GB16GB1TB SSD水冷
※参考価格は公式サイトを参照しています(2026年3月現在の価格)

FRXAB860W/250KF1(374,800円)

ベル塚ベル
ベル塚ベル

コンパクトなボディに高性能を凝縮したモデル

CPUCore Ultra 5 250KF Plus
グラフィックRTX 5070 12GB
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD
参考価格
(マウス公式サイト)
374,800円
FRXAB860W/250KF1の性能

FRONTIER公式サイトで見る

最初におすすめするのは、FRONTIERのブランド「FREX∀R(フレクサー)」のゲーミングPC「FRXAB860W/250KF1」です。

本機は、CPU「Core Ultra 5 250KF Plus」とGPU「RTX 5070 12GB」を搭載したミドルクラスのゲーミングPC。「Apex Legends」のような軽量級のタイトルから、重量級の「モンスターハンターワイルズ」まで、幅広いゲームを快適にプレイできます。

映像を高解像度で描写するためのビデオメモリが12GB搭載されているため、WQHDや4KといったフルHDを超える解像度でもゲームを楽しめます。

さらに、水冷CPUクーラー、850W ATX電源 80PLUS PLATINUM、32GBの物理メモリ、1TBのSSDなど、30万円台のPCにふさわしいパーツが標準装備。それらをコンパクトなボディに収めているのも大きなポイントです。

どれぐらいコンパクトかというと、下記のような感じ。 

FRXAB860W/250KF1(本モデル)➡ 幅:約235mm×高さ:約366mm×奥行:約467mm

FRMFGZ890/270K(比較モデル)➡ 幅:約231mm×高さ:約497mm×奥行:約474mm

とくに高さが抑えられており、机の下といったスペースにも収めやすく、置き場所の自由度が非常に高いです。

省スペースで高性能なゲーミングPCを求めている方にピッタリのモデルです。

GALLERIA XDC7A-R57T-GD(519,979円)

ベル塚ベル
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シックなフォルムが印象的なミドルハイクラスの一台

CPUCore Ultra 7 270K Plus
グラフィックRTX 5070 Ti 16GB
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD
参考価格
(公式サイト)
519,979円
分割払いの目安
(48回分割)
約10,900円 / 月
分割払いについて
GALLERIA XDC7A-R57T-GDの性能

ドスパラ公式サイトで見る

次に紹介するのは、ドスパラのゲーミングPC「GALLERIA XDC7A-R57T-GD」。

CPU「Core Ultra 7 270K Plus」とGPU「RTX 5070 Ti 16GB」を搭載したミドルハイクラスのモデルです。

最大の特徴は、GPUに内蔵された16GBのビデオメモリ。先ほど紹介した「FRXAB860W/250KF1」よりも大容量で、より幅広いタイトルをWQHDや4Kの高解像度で楽しめます。「重量級ゲームを高解像度でガッツリ遊びたい」という方にうってつけのモデルと言えるでしょう。

PCケースはガンメタルとダークグレーを組み合わせたカラーリングで、高級感のある落ち着いた雰囲気が特徴。見た目だけでなく機能面にもこだわっており、内部には効率よく空気を通す“エアインテーク設計”を採用しています。これにより、空気流入面積は約2.5倍、吸気量は約3倍に向上し、内部を効果的に冷却できます。また、手で簡単に取り外せるフィルターを搭載しているため、清掃やメンテナンスが手軽に行えるのも大きな魅力です。

高いゲーミング性能と使い勝手のよいPCケースの両方を求める方に、本モデルはおすすめです。

FRMFGZ890/270K(779,800円)

ベル塚ベル
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ゲームも作業も妥協したくない方向けのハイエンドモデル

CPUCore Ultra 7 270KF Plus
グラフィックRTX 5090 32GB
メモリ32GB
ストレージ1TB SSD
参考価格
(マウス公式サイト)
789,800円
FRMFGZ890/270Kの性能

FRONTIER公式サイトで見る

最後はFRONTIERのゲーミングPC「FRMFGZ890/270K」です。

CPU「Core Ultra 7 270K Plus」とGPU「RTX 5090 32GB」、そして最大級となる1500W ATX電源などを搭載したハイエンドマシン。古今東西あらゆるゲームを4K解像度で快適にプレイできるほどのパワーを有しています。これだけのスペックがあれば、今後発売されるゲームの推奨スペックに一喜一憂することはなくなるでしょう。

ゲームだけでなく、クリエイティブ性能も圧倒的。3Dモデリングや高解像度の動画編集もなんでもござれ。AIに強いCPUと大容量ビデオメモリによって、AIによる学習や画像生成でも驚異的なパフォーマンスを発揮します。

70万円と非常に高価なモデルですが、ゲームもクリエイティブも全力で楽しみたいというプロ志向の方に最適な一台と言えるでしょう。

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