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今回紹介するのは、マウスコンピューターのゲーミングブランド「NEXTGEAR」シリーズのエントリーモデル「NEXTGEAR JG-A7A60」です。
20万円を切る価格帯ながら、フルHD対応でのゲームプレイに必要な性能を兼ね備えた、非常にバランスの良い構成が魅力の1台となっています。
はじめてのゲーミングPCを探している方や、コスパを重視するユーザーにもぴったりのモデルです。
本記事では、「NEXTGEAR JG-A7A60」の特徴や魅力、さらにおすすめのカスタマイズについて解説していきます。

【監修者】ゲームPCラボ管理人
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。

【執筆者】ゲームPCラボ ライター
ABYSS爺
駆け出しのフリーライターとして、ゲーム関連の記事を中心に執筆しております。
ゲームはジャンル問わず幅広く遊んでいますが、特にFPS・SRPG・ARPGが好きです。
最近はGALLERIAのゲーミングノートPCを愛用しています。
よろしくお願いいたします。
【NEXTGEAR JG-A7A60】のスペック・評価

CPU | (3.5/5.0) |
GPU | (3.0/5.0) |
メモリ | (4.0/5.0) |
コスパ | (4.0/5.0) |
⇩公式サイトはこちら⇩
CPU | AMD Ryzen 7 5700X (3.4GHz-4.6GHz/8コア/16スレッド) |
GPU | AMD Radeon RX 7600 (8GB GDDR6) |
メモリ | 16GB (8GBx2, DDR4-3200) |
ストレージ | 1TB SSD (NVMe Gen4) |
チップセット | AMD B550 チップセット |
電源 | 550W (80PLUS BRONZE) |
CPUクーラー | 水冷式 240mmラジエーター |
本体サイズ (幅/奥行/高さ) | 約220mm×411mm×390mm |
本体重量 | 約9.1kg |
本体価格 (税込) | 174,980円 |
- この価格帯では珍しい水冷式クーラーを標準装備
- 標準で1TB SSD搭載、容量にゆとりあり
- サイドパネルがPCの中が見える強化ガラス仕様
- 最新ゲームを高設定・高解像度で楽しむにはやや物足りない
- ゲーム・マルチタスクすべてに余裕を求める人にはパワー不足を感じる場合も
- 水冷式クーラーは、定期的な点検や交換を考慮する必要あり
ゲームPCラボライターの評価

エントリークラスながら、必要な性能をしっかり押さえつつ価格を抑えた堅実なモデルです!
コスパ重視でゲーミングPCを探している方や、ゲームと普段使いの両方で快適に動くPCを探している方にとって「NEXTGEAR JG-A7A60」は安心して選べるモデルとなっています。
「Ryzen 7 5700X」と「Radeon RX 7600」の組み合わせは、フルHDで多くの人気ゲームを安定して動かせるバランスの良い構成です。「Apex Legends」や「VALORANT」等の軽めのFPSから「Street Fighter 6」等の対戦ゲームでは高フレームレートを維持して遊べます。
「モンスターハンターワイルズ」のような重めのゲームも、設定を調整すれば十分にプレイできる性能があり、幅広いゲームジャンルに対応できる汎用性の高さが魅力です。高解像度やレイトレ重視のシーンには向きませんが、価格とのバランスを考えると非常に魅力的な構成となっています。
特徴としては20万円以下のモデルでは珍しい水冷式クーラーが付いている点も挙げられます。水冷式は冷却性や静音性、見た目のメリットがある一方で、寿命や将来的な交換の手間がかかるというデメリットもありますが、パーツにこだわるユーザーにはおすすめポイントとなります。
また、1TB SSDを標準搭載しており、ストレージをカスタマイズでアップグレードする必要がないのも良心的なポイントです。多くのゲーミングPCが標準で500GB搭載となっており、カスタマイズが必要となるところ、本モデルは最初から1TB設計となっており、コスパと長く使える構成がしっかりと考えられたモデルであることが伝わります。

初めてのゲーミングPCとしても安心して選べるモデルです!
「NEXTGEAR JG-A7A60」の構成の中から特徴的なものをピックアップして紹介します。
【GPU】AMD Radeon RX 7600

エントリークラスながら、RTX4060相当の実力を持つコスパ優秀なGPU。
「Radeon RX 7600」は、エントリークラスの価格帯ながらも、実際のゲームパフォーマンスではRTX4060と肩を並べる性能を持ち、フルHDゲーミングにおいては非常に優秀なコストパフォーマンスを発揮するGPUです。
「Apex Legends」や「フォートナイト」、「VALORANT」などのFPSはもちろん、重量級タイトルでも画質設定を少し調整すれば快適なプレイが可能です。多くのタイトルで100fps超えも狙え、ゲーミング体験において不足を感じることはまずありません。
NVIDIAにあるDLSSのような機能は使えませんが、その分、価格がしっかりと抑えられています。NVIDIAのグラボより安価でありながら、実用面でのバランスに優れている点はRadeonならではの強みです。グラフィックの鮮明さやゲーム体験を重視しつつも、コスパを優先したい人には非常に理にかなった選択肢といえるでしょう。
【CPUクーラー】水冷式240mmラジエーター

この価格帯でめずらしい水冷式クーラー標準搭載モデル
「NEXTGEAR JG-A7A60」では、CPUクーラーに240mmサイズの簡易水冷クーラーが採用されています。水冷式というと高価なイメージがありますが、本モデルの価格帯では非常に珍しく、冷却性能や静音性、デザイン性という点ではかなり強力なパーツです。
高負荷時でも熱がこもりにくく、動作が不安定になったりクロックが落ちたりといった「サーマルスロットリング(熱による性能低下)」のリスクを抑えてくれるのは水冷式の大きな利点です。また、静音性にも優れているため、ファンの音が気になる人にとっても嬉しいポイントです。
一方で、今回のようなエントリー帯の構成であれば、空冷でも十分な冷却が見込めるケースも多く、水冷でなければいけないというほどではありません。さらに簡易水冷はポンプなど可動部が多く、使用環境によっては短期間で寿命を迎えることもあるため、長期運用を考える場合はメンテナンスの必要性も念頭に置いておかなければなりません。
性能面では非常に優秀な装備ですが、デザイン性や静音性、冷却重視派にとってはうれしいポイントである一方、運用やメンテナンス面では空冷より若干手間がかかる側面もあります。冷却重視かコスパ重視か、ユーザーのスタイル次第で評価が分かれる部分と言えるでしょう。
【ストレージ】1TB(NVMe Gen4)

この価格帯で1TB標準搭載はかなり良心的!ただし2TBへのカスタマイズも視野に
「NEXTGEAR JG-A7A60」は、標準構成で1TBのNVMe SSDを搭載しています。この価格帯のゲーミングPCだと500GBがベースになっていることも少なくないため、最初から1TBあるのは地味ながら大きなメリットです。
実際、最近のゲームタイトルは1本あたりの容量が50〜100GBを超えるものも少なくなく、500GBだと数本入れただけでストレージがパンク寸前になるようなことも。OSやアップデートファイルの占有も無視できないため、500GBではかなり神経質な運用が必要になります。
その点、1TBあればゲームに加えて、スクリーンショットや録画データなどもまとめて保存できる余裕があります。とくに「あとからストレージを追加するのが面倒」「初心者だから最初から安心構成がいい」という人には嬉しいポイントです。
もちろん、将来的に増設も可能ですが、最初から気にせず使える容量があるというのは非常に嬉しいポイントです。予算に余裕があるなら2TBへのアップグレード(+25,300円)もおすすめです。ゲーミングPCは長く使えるので、2TBあればゲーム・普段使いでストレージに悩まされる場面はしばらくないと思います。
「NEXTGEAR JG-A7A60」をより使いやすくするためのカスタマイズを紹介します。
マウスコンピューターは、購入ページでパーツの換装や増設をはじめとする「カスタマイズ」が行えます。自分でPCケースを開けてパーツをいじる必要などもなく、すべて搭載・調整された状態で手元に届くので、初心者の方でも安心して利用することができます。
必須級ではないものの快適に使い続けるなら検討したい
おすすめは、メモリ・ケース・ストレージのカスタマイズです。
①メモリ | ②ケース | ①ストレージ | |
---|---|---|---|
カスタマイズ前 | 16GB (8GBx2) (DDR4-3200) | ブラックミニタワーケース 強化ガラスサイドパネル | 1TB SSD (NVMe Gen4) |
カスタマイズ後 | 32GB (16GBx2) (DDR4-3200) | ブラックミニタワーケース 強化ガラスサイドパネル 赤色LEDケースファン | 2TB SSD (NVMe Gen4) |
カスタマイズ おすすめ度 |
NEXTGEAR JG-A7A60をより快適に、そして満足度の高い1台として仕上げるためにおすすめしたいのが、メモリの32GB化(+14,300円)とLED付きケース(+5,500円)、2TBへのストレージの増設()カスタマイズです。標準でも十分な構成ではありますが、長く使うことを考えたときに、この2点のアップグレードは特に効果的といえるでしょう。
メモリについては、フルHD環境での一般的なゲームプレイであれば16GBでも対応可能ですが、録画や複数アプリを並行して使うマルチタスク環境では32GBあると余裕が違ってきます。近年では推奨スペックに32GBと明記されるタイトルも出てきており、今後を見据えた安定性という意味でも検討する価値は十分です。
また、ケースファンのカスタマイズも見逃せません。LEDライティング対応ファンを搭載することで、ゲーミングPCらしいビジュアルも実現できます。外観の満足度は毎日目にするものだからこそ大切なポイント。カラー変更なども含め、自分好みにカスタマイズしておくと、所有感や満足感がグッと高まります。

標準で1TBのストレージが搭載されていますが、たくさんゲームをダウンロードしたい方は2TBへのカスタマイズもおすすめです。
【メモリ】16GB(8GBx2)→32GB(16GBx2)

メモリは、標準で16GB(8GB×2)構成となっていますが、複数のアプリを開いたままゲームをしたり録画したりとマルチタスクを行う場合、余裕を持って32GBにアップグレード(+14,300円)しておくと安心です。
フルHDであれば16GBで十分ですが、重量級のタイトルでは推奨スペックが32GBのものもありますので。遊びたいゲームが32GB推奨なら増設しておいた方が安心感があるでしょう。

ただ、20万円を切るコスパの良いモデルなので、予算との相談で、無理にカスタマイズする必要はないと思います。
【ケース】LEDなし→ 赤色LEDケースファン

PCケースの左側面が強化ガラスパネルとなっており、カスタマイズによりRGBライティング対応ファンを搭載(+5,500円)することでLEDライティング対応となる点もおすすめポイントです。
またケースカラー自体をブラックからホワイトに変更することも可能です(+9,900円)。ケースをカスタマイズすることで、ゲーミングPCらしく華やかな見た目に。デザイン性を追及する方にもおすすめカスタマイズです。

ゲーミングPCは長く使うものなので、デザイン選びも大切です。
【ストレージ】1TB(NVMe Gen4)→2TB(NVMe Gen4)

標準で1TBの高速NVMe SSDを搭載している本モデルですが、予算に余裕があれば2TBへのアップグレード(+25,300円)もおすすめです。最近のゲームは1タイトルで100GB前後の容量を消費することもあり、たくさんのゲームをプレイする場合や録画データを保存する場合はすぐに埋まってしまうことも少なくありません。
普段使いにも申し分ない性能のモデルなので、ゲームだけでなく作業ファイルをたくさん保存する用途がある方は、最初から2TBを選んでおくと後々のストレージ不足の心配も少なく、快適に使い続けられます。

後から増設もできますが、最初から大容量構成にしておけばデータ整理の手間も減って快適です。
その他のカスタマイズはお好みで
今回のモデルに関しては必須級のカスタマイズはありませんが、もしこだわりがあればその他にもカスタマイズを追加してOK。
他のパーツのカスタマイズについては下記記事でも解説しているので、もっと知りたい方はぜひご覧ください。
今回はマウスコンピューターのゲーミングPC「NEXTGEAR JG-A7A60」についてご紹介しました。
価格を抑えながらも、Ryzen 7 5700XとRadeon RX 7600を搭載したバランスの良い構成で、はじめてのゲーミングPCにもぴったりの1台です。ゲームプレイに必要な性能をしっかり備えつつ、ストレージや冷却性能にも配慮されており、長く使える実用性の高いモデルといえるでしょう。
コストを抑えつつゲームも幅広く楽しみたいというユーザーの期待にしっかり応えてくれる、コスパ重視型ゲーミングPCの有力候補です。
気になった方は、カスタマイズも含めてチェックしてみてください。
ゲームPCラボではこの他にもゲーミングPCのレビューを定期的に行っています。ぜひ今後のゲーミングPC選びの参考にしてみてください。
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