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今回はツクモのゲーミングPC「G-GEAR GA5J-C230B3/CP6」を紹介します!
予算30万円なら余裕、予算20万円の方でも少し手を伸ばせば購入できる金額ながら、GPUにはRTX4070、物理メモリも32GB搭載しているのが特徴的なモデルです。
こちらは管理人も実際に所有しているPCなので、搭載パーツの詳細はもちろん、実際の外観の写真やベンチマークのスコアなども紹介していきます!
元・MMORPG GM担当
KUL
当時ハマっていたMMOが好きすぎてそのまま運営会社に就職、その後ゲーム内イベントの企画やデバッグ・GMなどを担当していました。今は業界から離れてしまったもののゲーム好きなのはずっと変わらず。
社会人になりたての頃に何もわからないまま購入したゲーミングPCで失敗…。最近周囲でゲーミングPCを検討する人が増えてきたこともあり、自分と同じ失敗をしてほしくないという思いからこの「ゲームPCラボ」を立ち上げました。
まず「G-GEAR GA5J-C230B3/CP6」のスペックや性能の数値を簡単にご紹介します。
パーツ構成・スペックの抜粋
CPU | Core i5-13400F |
グラフィック | GeForce RTX4070 12GB |
チップセット | インテル B660 |
メモリ | 【標準搭載】 32GB (16GBx2枚、DDR4-3200) 【スロット/最大容量】 4スロット、最大128GB |
ストレージ | 【標準搭載】 1TB(M.2規格 NVMe Gen4) 【総スロット】 M.2 (PCIe 4.0 x4 接続対応) ×2 M.2 (PCIe 3.0 x2 接続対応) ×1 シリアルATA6.0Gb/s ×4 |
光学ドライブ | DVDスーパーマルチドライブ |
CPUクーラー | ID-COOLING ヒートパイプ式CPUクーラー (SE-224-XTS / 静音FAN) 【120mm PWM Fan】 |
前面インターフェース | USB3.0ポート×2 マイク入力×1 ヘッドフォン出力×1 |
背面インターフェース | 【映像】 HDMI ×1 DisplayPort 1.4 ×1 【その他】 PS/2(マウス/キーボード)ポート ×1 USB 3.2(Gen 1) ポート ×4 USB 2.0ポート ×2 アナログオーディオ入出力 LAN(RJ45) ポート ×1 |
参考価格 (ツクモ公式サイト) | 209,980円 |
ベンチマークスコア
性能を示す数値としてベンチマークソフトも試してみました。
3DMARKの「Steel Nomad」で計測した結果、スコアは3925となっています。
参考までに、FF14などその他のよく使われるベンチマークソフト8種も過去にテストしています。
その他の結果は下記の記事で各ソフトごとにまとめていますのでぜひご覧ください。
さて、一通りスペックを紹介しましたが、結局のところこのモデルにはどのような強みがあるのでしょうか。
搭載パーツから分かる「G-GEAR GA5J-C230B3/CP6」の強みとしては下記の3点が挙げられます。
それぞれ簡単に解説していきます。
RTX4070搭載のため映像処理能力は高め
RTX4070は2023年4月13日に発売されたグラフィックボードです。
低価格帯の主流のグラフィックボードであるRTX4060と比べて30%程度性能が高いモデルで、VRAMも12GB搭載されているため、ゲームはもちろん動画編集やVRコンテンツ、動画配信などにも向いています。
ゲーミングPCとしてはハイクラス寄りのミドルレンジ価格帯のPCに搭載されることが多い印象です。
RTX4000シリーズとしてはこの上に4080も4090もあり、さらにはRTX5000シリーズの発表も待たれている状況ではありますが、RTX4070もまだまだ最前線で戦っていけるような性能があるグラフィックボードです。
物理メモリが標準で32GB搭載
通常のゲームプレイや配信程度なら物理メモリは32GBあれば十分とされています。
このモデルは20万円という価格帯でありながら標準で32GBが搭載されているため、増設の必要がないというのはメリットです。
仮に16GBのメモリを別途購入する場合、モノにもよりますがおおむね5,000円~10,000程度かかるため、その分の余計な費用はかかりません。
光学ドライブ標準装備
ドスパラの主流のゲーミングPCをはじめ、最近のゲーミングPCは光学ドライブが追加オプションとなっていることもありますが、こちらは標準搭載されています。
最近はネット配信が主流になっていて円盤メディアの出番も少しずつ減ってきているようですが、付いていると何かと便利です。
ただブルーレイには対応していないので、そこだけは少しネック…
一方で「G-GEAR GA5J-C230B3/CP6」の弱みとしては下記が挙げられます。
- GPUに対してCPUの性能が控えめ
GPUに対してCPUの性能が控えめ
CPUの「i5-13400F」がGPUの「RTX4070」に対して少し性能が足りていません。
GPUの性能を生かしきれない「ボトルネック」が発生しているため、その点は明確な弱みです。
数値的にはワンランク下の「RTX4060Ti(8GB・16GB)」よりも少し勝る程度の性能しか発揮できていない可能性があります。
ただ、RTX4070はVRAMが12GBあるため、よく流通しているRTX4060Tiの8GBと比べた際には明確な強みはあります。
ここからは実際のPCの外観・内観写真を紹介します。
私の実際の接続例も併せて撮影しましたのでぜひ参考までにご覧ください。
PC本体前面の外観写真
前面は非常にシンプルな作りです。
上部には光学ドライブ、こちらはDVDのみ対応でブルーレイは対応していません。
中部には青色のUSB3.0に対応したポートが2箇所、中央の2穴はマイク入力とヘッドホン出力の端子です。
VRコンテンツを有線で遊ぶ場合、背面のポートを使うとケーブルの取り回しが悪くなるため、前面にUSB3.0があると非常に助かります。
その両サイドのある小さな正方形は、再起動ボタン(左側)と電源ボタンです(右側)。
最近は本体の側面や上面に電源ボタンを配置しているゲーミングPCも見かけますが、こちらはベーシックな配置。
私は下の写真のような感じで使っています。
左側のポートにはBlootoothのレシーバー、右側にはゲーム用のコントローラーを有線で繋いでいます。
レシーバーがあるので無線でも接続できるのですが、コントローラーの調子が悪いので有線にしています…
PC本体側面の外観写真
側面は一般的なデスクトップPCの外観。
側面からも排熱が出来るように排熱孔が開いていますが、あまりここからは排熱されていないような印象です。
クリアケースではないため中身は少ししか見えません。
7色にピカピカ光るようなゲーミングPCが欲しい方はちょっと物足りないかも?
PC本体側面の内観写真
ケースの中はこのようになっています。
元々はケーブルが綺麗にまとまっていたのですが、ストレージを増設する際に邪魔になってほどいてしまったので少し乱雑に…。
グラフィックボードは左下に収まっています。
少し横幅に余裕があるのが分かるかと思いますが、ここは横幅30cm程度までのグラボであれば入るようです。
たとえばRTX4080などは幅が30cmを超えてしまうためこのPCに換装するのは難しいです
PC本体上面の外観写真
上面もシンプルな作りですが、手前側に滑り止めのゴムが付いています。
ちょっとした物を上に乗せても滑り落ちにくいので意外と便利。
ご覧の通り、物を置きすぎて少し汚れてしまうくらい私は活用しています。
PC本体背面の外観写真
背面も一般的なデスクトップPCといった印象。
USBポートは、2.0が2か所、青く見える3.2が4か所の計6か所。
映像出力は下部、ディスプレイポートとHDMIが使用でき、ディスプレイは最大2枚まで接続可能です。
私はこんな感じで使っています。
USBポートにはキーボートとマウス、上に乗っているオーディオインターフェース、あとは画面外にあるペンタブも繋いでいて、計4か所を常に使用しています。
一番下のUSB3.2が2カ所余っていて、前面のポートが埋まってしまったときにここへ繋いでいます。
ケーブルもごちゃついているのでそのうち綺麗にまとめたいですね…
ここからはこのモデルを実際に所有している管理人がこれまで使っていて感じた良い点・イマイチな点を紹介します。
実際に使っていて「買って良かった!」と思ったことや「これは意外と便利かも」と思った点は下記の3点です。
では、それぞれ詳しく説明していきます!
フルHDで遊ぶ分にはほとんどのゲームが「最高設定」でプレイ可能
購入してから様々なゲームをプレイしましたが今のところフルHDであればすべて最高設定でプレイできています。
実際に動かしたことのあるゲームの一例としては、下記のようなものがあります。
この他にも先ほどから少し言及しているVRChatなども普段から遊んでいます。
VRChatは以前のPCではスペックが足りずに買い替え直前は不満だらけだったのですが、今はよほど重い環境でない限りほぼ問題なくスムーズに遊べています。
誤操作が発生しにくい「電源ボタン」
前述した通り、電源ボタンが前面に配置されているのですが、実際に使っていると「前面にある」ということが意外と重要であることを実感しています。
以前使っていたPCは本体の角にあったのですが、ゲームに夢中になるときや離席するときに下の写真のようにケーブルが引っかかってしまい、たびたび強制終了が起こっていました。
あまりにも何度も引っかかるので最終的には横からガムテープで塞いでいました…
また、ガレリアのゲーミングPCのように天板付近に電源ボタンがあるタイプも使っていたこともあるのですが、足癖の悪い私は足をボタンにぶつけて電源ボタンを押してしまうことがあり、これも何度も強制終了したことがあります。
今回解説している「G-GEAR GA5J-C230B3/CP6」のように前面に電源ボタンがあるタイプはそれほど珍しい仕様でもないですが、側面や天面に設置されてる場合と比べて煩わしさを感じることが全くないため、ここは使ってみて初めて気が付いた良い点でした。
想像以上に便利な「天板の滑り止め」
先ほども紹介した天板の滑り止めのゴムですが、これも想像以上に便利です。
私はPCを床置きしているので、ちょうどいい高さにあるPCの上には何でもかんでも置いてしまう癖があるのですが、この滑り止めのおかげでちょっとコントローラーを置いたり、ペットボトルを置いたりしても滑り落ちることがなく非常に便利です。
一方で、実際に使っていて「ここ微妙だな…」と思ったことや「イマイチかな…」と思った点は下記の2点です。
前面のUSBポートは2つだと少し不便
前面のUSBポートは3つ以上あると良かったなと感じています。
私は前面のポートにBluetoothのレシーバーを挿しているのですが、そのせいで前面で自由に使えるポートが実質1か所のみとなっています。
左側のレシーバーは固定なので、右側のポートだけで普段使いの他のデバイスを抜き差ししています
本当はレシーバーも背面に挿せれば良いのですが、VR機器の反応が悪くなってしまう関係でそれもなかなか難しく、右側の抜き差しだけが非常に多くなっています。
以前使っていたPCも前面にUSBポートが3か所あったのですが、そのうちの1か所だけがUSB3.0のポートだったため、そのポートばかりを酷使していた結果、接続が悪くなって使えなくなってしまったことがありました。
前面のポートは何かと抜き差しが多いので、ここは数の少なさが不便であると同時に、故障の不安も感じている点です。
横にも排熱孔は空いているがほぼ背面がメイン
結構排熱できそうな孔が開いていますが、ケース内のエアフローの関係もあって、負荷のかかるゲームでフル稼働させていてもここから排熱されることはほとんどない印象です。
気が付けばPCの背面と壁の間に熱が溜まっていて、夏場なんかは足元も結構暑くなってきます。
排熱の問題はこのPCに限らずゲーミングPC全般の宿命ではありますが、PCの置き場所を工夫したり、サーキューレータを併用したりなどはした方が、より快適に使えると思います。
今回は管理人の使用しているPC「G-GEAR GA5J-C230B3/CP6」の紹介レビューをしてみました。
良い点と一緒にイマイチな点もいくつか挙げましたが、実際のところ使っていて大きな不満があるというわけではなく、総合的にはかなり満足のいく買い物だったと感じています。
ゲームをプレイする上で困ったことや性能が足りないと感じた場面も今のところなく、当サイトで紹介しているゲーミングPCの中でも非常におすすめのできるモデルです。
もし気になった方はぜひ下記のリンクからチェックしてみてください!
(※完売しました)
こちらのモデルは完売しましたが、ほぼ同様の性能の商品が販売されているので気になる方はこちらがおすすめです。
CPU | Ryzen 7 5700X |
グラフィック | GeForce RTX4070 12GB |
メモリ | 32GB |
参考価格 (公式サイト) | 207,980円 |
この記事を読んだあなたが良いゲーミングPCに出会えることを願っています!
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